子どもが小学生の今が貯めやすい!口座残高0円→年178万円貯まった人
2024/02/20
貯蓄0円からのスタート!費目予算を決めて予算内でやりくりする超キホンの家計管理を実践したら、年178万円貯蓄できるように。子ども費をセーブして小学生の貯めどきを逃さない、リアルな家計表を教えてもらいました。
<教えてくれた人>: ファイナンシャル・プランナー 畠中雅子
生活に根ざした家計管理、資産形成のアドバイスが人気。大学2年生のときに実行したバックパッカー旅行以来、旅行が...
- 自分に合った家計管理を探し続けて貯蓄率を上げました!
- Nさんの家計をなーんにも管理していなかった時代のリアルはこんな感じ
- 現在の1カ月の家計表とmy黄金比
- 中学生になると、公立・私立に関係なく支出が増加するので小学生の子ども費をなるべく抑えよう
<教えてくれた人>
Nさん(兵庫県 42歳)
夫(43歳)、長女(11歳)の3人家族。住まいは持ち家一戸建て。結婚14年目。週3日パート勤務。
◎Total money data◎
夫月収(手取り) 24万円
妻月収(手取り) 7万円
夫ボーナス(年間・手取り) 120万円
夫年収(手取り) 408万円
妻年収(手取り) 84万円
月貯蓄額 3万円
年貯蓄額 178万円
(先取り貯蓄36万円、夫の持ち株会16万円、ボーナス時78万円、ボーナスからつみたてNISA36万円、児童手当12万円)
総貯蓄額 520万円
(銀行預金170万円、つみたてNISA90万円、夫の持ち株会110万円、教育費用貯蓄150万円)
自分に合った家計管理を探し続けて貯蓄率を上げました!
結婚当初から物欲が強く、家計簿はつけているのにいまいち貯められなかったNさん。貯蓄が0円になって初めて、真剣に家計を見直しました。
「幼稚園代も塾代もかからない、子どもが小学生の今が貯めやすいと気づきました。近所の先輩ママも『中学生になったら塾代や何やらでお金がかかって大変』とよく話しています」。それから、費目予算を決めて予算内でやりくりをする家計管理の基本を実践。さらに袋分けでお金の減り方を一目瞭然にしたら、順調に貯蓄できるようになりました!
Nさんの家計をなーんにも管理していなかった時代のリアルはこんな感じ
ビンテージのブランド皿にゾッコンになり散財
北欧の食器、ファブリック、雑貨、お気に入りのブランドの服やインテリア、蚤の市で発掘したアクセサリーなど物欲が止まりませんでした。
乳児1人なのに食費はMAX月8万円
食べたい物を買っていたら、1カ月の食費が8万円超になったことも。「今思うと、買う量が多くて食品ロスもあったと思います(汗)」。
赤字の家計簿をつけて管理しているつもりに!
給料日前に支出を集計しても「こんなに使っちゃったんだ~」と思うだけ。家計簿はただの“記録”で、つけっぱなしで終わっていました。
そんなNさんがキホンの家計管理を始めたら……
現在の1カ月の家計表とmy黄金比
■夫月収(手取り) 24万円/妻月収(手取り) 7万円
100%
■先取貯蓄 3万円
10%
■特別出費用積み立て 2万円
6%
■住居費 8万円
25%
■水道・光熱費 1万9000円
6%
■通信費(スマホ3台、Wi-Fi代) 2万円
6%
■保険料 1万8600円
6%
■習い事代(通信教育) 6200円
2%
■NHK代 1200円
0.5%
〈やりくり費〉
■食費 5万円
16%
■外食費 5000円
2%
■日用品費 8000円
3%
■レジャー費 2000円
1%
■交際費 5000円
2%
■交通費 8000円
3%
■被服費 4000円
1%
■医療費 4000円
1%
■夫小遣い 2万5000円
8%
■妻小遣い 3000円
1%
■子ども小遣い 1000円
0.5%
畠中さん'sイイネ!
貯蓄額は、目標比率を達成している!
特別出費用積み立て
〈税金の支払いをボーナス頼みにしない。余剰分は好きに使ってOK!〉
固定資産税と自動車税用に月2万円を積み立て。支払いが終わってお金が余ったら、旅行や買い物など好きに使ってOKのルール。
住居費
本当は7万7000円。3000円多めに引き落とし用口座に入れて、へそくりに。
水道・光熱費
〈基本料金0円の「Looopでんき」に乗り換え〉
電気代を抑えるために新電力を採用して、年間で約1万円減。「1日の使用量を毎日、アプリで確認できるので節電効果もあります」。
通信費
〈格安SIMに乗り換えたら、子ども用スマホを1台増やしても月6000円減!〉
ポケットWi-Fiの料金はもっと安かったけど、電波が弱くストレスに……。価格を追うだけでなく、使いやすさも考慮して選びます。
習い事代
〈習い事は子どもの意志を優先して、必要以上に通わせない〉
「親としてはいろいろ習わせたかったんですが、子どもが自分から習いたいと言った1つだけにしました」。その結果、子ども小遣いと合わせて3%内に。
畠中さん'sイイネ!
夫婦の小遣いは、目標比率に収まっている!
中学生になると、公立・私立に関係なく支出が増加するので小学生の子ども費をなるべく抑えよう
中学生になると塾代や習い事、部活費など、子ども費が増。小学生のときに、かけ過ぎないようにしているのは〇。今のうちに貯めないと、年々家計管理が厳しくなります。
<教えてくれた人>
ファイナンシャル・プランナー 畠中雅子さん
1女2男の母。『サンキュ!』創刊時から家計管理、やりくり特集の監修者として登場。生活に根ざしたアドバイスが人気。著書や監修書は70冊超え。
参照:『サンキュ!』2024年3月号「シン・家計黄金比」より。掲載している情報は2024年1月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/出下真紀 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部