食費8万円→5万円“シン袋分け管理”でお金が貯まる!
2024/02/23
現金を見て触って実感!キャッシュレスでポイ活しながら、袋分けで予算を管理しています。かつては貯蓄0円。家計管理のキホンに立ち返ったら、お金が貯まり出して、将来の不安が消え、毎日が楽しくなりました。
<教えてくれた人>
Nさん(兵庫県 42歳)
夫(43歳)、長女(11歳)の3人家族。住まいは持ち家一戸建て。結婚14年目。週3日パート勤務。
◎Total money data◎
夫月収(手取り) 24万円
妻月収(手取り) 7万円
夫ボーナス(年間・手取り) 120万円
夫年収(手取り) 408万円
妻年収(手取り) 84万円
月貯蓄額 3万円
年貯蓄額 178万円
(先取り貯蓄36万円、夫の持ち株会16万円、ボーナス時78万円、ボーナスからつみたてNISA36万円、児童手当12万円)
総貯蓄額 520万円
(銀行預金170万円、つみたてNISA90万円、夫の持ち株会110万円、教育費用貯蓄150万円)
キャッシュレス払いだけど、現金を見て触って支出を実感!年18万円削った【シン袋分け管理】
キャッシュレスでポイ活はしつつ、使った分の現金は手元で動かして予算を管理。このキホン的な方法が、やりくりに効果大!
【食費】8万円→5万円に下げた週別袋分け
専用ポーチに1週分を入れて持ち歩き、余ったら週別袋に戻します。途中で足りなくなったら翌週からの前借りもありですが、使い過ぎが即わかるので買い控え効果あり。
■9000円×5週分+5000円(調味料+米代)
超キホンだけど1週間分の献立を決めたら、余計な食材を買わなくなった
献立を決めて、必要な物を買います。「特売品でも献立に使わない食材は買わないので、余計な支出と食品ロスが抑えられます」。
献立アプリ「meek」を愛用。
メニューの履歴が残るから献立に迷わない!
値上げの今は買う店をどんどん変えて「どこが合うか」検討中
食費を抑えるために食材宅配サービスを休止。「業務スーパーを試してみるなど、値段、買い物の手間、おいしさを比較してベストな買い方を模索中です」。
MAX2品と決めたら自炊が続いた
作るのはメインと副菜の2品。「2品おかずなら献立を考えるのもラクだし、食材の数も少なくて済むから使い切りしやすいですね」。
メイン、副菜、ご飯、以上!みそ汁は、余力があったら作ります。
【食費以外のやりくり費】4万円分の1000円札で予算を死守する費目別袋分け
〈費目別に分けたファイルで予算を管理〉
費目にこだわらず全体で4万円に収まればOKのざっくりルール。1000円札を40枚用意し、予算を費目別ファイルに振り分け。週1回の精算時にファイルの残金を確認します。
【週末】見るだけで「あといくら使えるか」わかる
□ とっておいたレシートの額だけ、ファイルから現金をポーチに移動する
■10円単位は切り上げる
■ポイントで支払った分も、明細を見て現金払いとして移動する
【月末】毎週末見てきたから、ビクビクせず締められる
□ オリジナル家計表に集計額を書き込む
□ 袋分けのファイルの表紙に、翌月の予算額を書く。
■月により変動する「交際費」や「交通費」から予算を決めると、やりくり費の使い過ぎ防止に!
□ 4万円分の1000円札を各ファイルに振り分ける
Nさんの超キホンを大事にしたら起こったいいこと3
貯蓄が0円になったNさん。家計管理のキホンに立ち返ったら、お金が貯まり出して、将来の不安が消え、毎日が楽しくなりました。
1 家計が整ったら将来の算段がついた
年貯蓄のうち100万円は教育費に。残った分で老後資金を賄います。
教育費として年間100万円貯めて、高校卒業時までに目標額の800万円をクリアする計画。「老後資金の見通しもついて、将来に対する漠然としたお金の不安がなくなりました」。
2 好きな物に罪悪感なくお金を使えるようになった
そう簡単に物欲は収まりません(笑)。
余裕をもって予算立てしているので、余った分で趣味の物を買って物欲を満たします。「予算をキープしつつ、欲しい物も買えて大満足。やりくりを頑張る励みになります」。
3 100均通いが週3→月1になり自然と浪費が減った
私、行ったら何か買っちゃうので(ドヤ)。
日用品リストを作成して月1回まとめ買いに。「ちょこちょこ買いだと、つい余計な物まで買ってしまうので、買い物回数を減らした方が我慢なしで予算が守れます」。
中学、高校と支出は増えるから、やる気を継続させるのって大切!
自分のモチベーションは自分でアゲています!
家計管理は孤独な作業。誰も褒めてくれないなら、自分で自分の気持ちをアゲて楽しく続けます。
やる気があるとき、すぐに作業できる自分専用スペースをつくる
家計簿をつけるのはダイニングテーブルではなく専用デスク。「座れば必要な物が全部そろっているし、好きな雑貨に囲まれてテンションアップ」。
YouTubeのやりくりアカウントをつくって、自分を奮い立たせる
「自分がやっていることを参考にしてくれる人がいることが実感できてうれしい」。チャンネル登録者数5000人を目指して前進中。
参照:『サンキュ!』2024年3月号「シン・家計黄金比」より。掲載している情報は2024年1月現在のものです。撮影/林ひろし 構成/出下真紀 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部