子ども費の「思い込み」が老後破綻を招く!

2020/03/30

「子どものため」と思った出費が、まさかの赤字の原因に⁉ 青天井になりやすい子ども費は、思い込み一つで家計には大打撃。数多くの子育て家計を見てきたファンナンシャル・プランナーの畠中雅子先生が、相談の中でもとくに多い、思い込みで浪費している“ヤバイ子ども費”を紹介します!

子ども費の真実 1「習い事は一つで充分!」

「習い事は一つで充分! 家計に見合っていない『先取り消費』はヤバイ!」

親の務めとして大事なのは、将来の教育費を貯めること。習い事費は、教育費の「先取り消費」になり、使いすぎると必ず後で疲弊します。習い事は手取り年収の10%、共働きなら15%の貯蓄を維持できる範囲が鉄則!(畠中先生)

子ども費の真実 2「奨学金は“借金”」

「奨学金は“借金”。それを前提とした教育計画は今すぐ改めて」

学費は自力で用意するのが大前提。奨学金は、数百万円の借金を子どもに負わせるのと同じで、フルで借りれば20年以上、月約2万円の返済を抱えます。子どもが返せないと親が払うことになり、老後にツケが回りますよ。(畠中先生)

子ども費の真実 3「同級生ママに合わせすぎは浪費のもと」

「ライバル心がある同級生ママに合わせすぎるのは浪費のもと。上級生ママとも交流を」

子育ての経験値が同じ同級生のママ友は、いわばライバル。相談しても競争になり、お金のかけ方もエスカレートしがちです。情報は5、6学年上で、結果を知っている先輩ママから、冷静な意見をもらうのがベスト。(畠中先生)

子ども費の真実 4「子どもは親のお金づかいをまねします」

「子どもは親のお金づかいをまねします。金銭感覚を育てたいならあなた自身を見直して」

お小遣いのあげ方で、金銭感覚が決まるということはあまり根拠がありません。最も大きく影響するのは、親のお金に対する態度。お金がないと言いつつ好きなものを買う、すぐローンを組むなどすると、子どもも結局まねします。(畠中先生)

子ども費の浪費が増え続けると、老後破綻の原因にもなりかねます。思い当たるお金使いがあったら今すぐ見直して、子どももあなた自身も一生お金に困らない家計を目指しましょう!

参照:『サンキュ!』3月号「『当たり前』と思って払っている子ども費がヤバイ」より一部抜粋 監修/畠中雅子 構成/idee(『サンキュ!』編集部)

記事を書いたのは・・・

Idee(サンキュ!編集部員)

オールジャンルを担当し、全国を取材で駆け回る若手(弊社比)編集部員。診断、テスト、チャート式など、オリジナルの「楽しい仕掛け」をつくるのが得意


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