まだ投資の一歩が踏み出せない人必見!新NISAの何がそんなにスゴイか解説!
2024/08/19
新NISAがスタートして早7カ月。まだ投資の一歩が踏み出せない人や、NISA口座を開設したけどイマイチよく理解できていない人も、基礎知識を復習しながら、ばっちりマスターしちゃいましょ!
<教えてくれた人>: 家計再生コンサルタント ファイナンシャル・プランナー 横山光昭
これまでの相談件数は2万6000件超。自身も新NISAを活用して資産形成中。『はじめての人のための3000円...
- まだまだ熱い!新NISAの何がそんなにスゴイのか!?
- そもそも投資の前に
- 投資信託(ファンド)とは、プロが作った幕の内べんとうみたいなもの。1銘柄買うだけで、いろんな商品に投資したことになるんだ。
- 【インデックス・ファンド】とは
まだまだ熱い!新NISAの何がそんなにスゴイのか!?
通常、投資で殖えたお金(利益)からは約2割の税金が引かれるので、手元に残るのは約8割。預貯金の利息でさえ2割の税金が引かれますが、NISA口座に入金したお金で買った投資信託や株が殖えた場合は、利益から税金が引かれません。本来なら2割引きになる“儲け”を丸々受け取れるのは、すご~くお得なこと。しかも「つみたて投資枠」と「成長投資枠」を合わせて、非課税で保有できる投資元本はなんと1800万円。ぜひ、活用したい制度です!
Q 新NISAで投資してる?
サンキュ!読者の約4割が新NISAを活用中。今後投資してみたい人もたくさんいて、まだまだ熱い!
※サンキュ!読者アンケートより(24年4月実施、回答者数=212人)
そもそも投資の前に
1 手取り月収7.5カ月分の生活防衛費を確保しよう
病気やケガなどで収入が途絶えても、生活できるだけの預貯金があるかを確認。目安は月収7.5カ月分。投資信託や株が値下がりしているときにお金に困って、売却して損をしないためです。
2 口座開設は銀行よりネット証券がおすすめ
取り扱い商品が多いこと、成長投資枠でETFを買う場合、銀行のNISA口座では扱えないことを考えると証券会社が〇。さらにネット証券ならスマホで簡単に口座開設ができます。
投資信託(ファンド)とは、プロが作った幕の内べんとうみたいなもの。1銘柄買うだけで、いろんな商品に投資したことになるんだ。
投資信託とは、投資商品の詰め合わせセットのようなもの。セットの中身はそれぞれの投資信託によって異なるけど、運用は投資のプロにお任せ。例えば世界中の株式を詰め合わせた投資信託を買えば、その1銘柄だけで、世界を代表する多数の企業の株式を買ったのと同じ投資効果が期待できます。つまり投資信託なら少額でも分散投資ができ、リスクを抑えられるのです。
【インデックス・ファンド】とは
市場全体の動きを示す代表的な指数に連動し成長を目指す投資信託のこと。インデックスは指数、ファンドは投資信託のこと。代表的な指数には日経平均株価やS&P500などがある。
僕のおすすめインデックス・ファンドはこの2つ!
●アメリカに集中投資してリターンを狙いたい“攻める派”に
eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)米国株式(S&P500)
●アメリカ以外の国にも分散投資したい“保守派”に
eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)全世界株式(オール・カントリー)
この2つの投資信託を買うと、全米と全世界の株式を買ったのとほぼ同じことに。運用会社の三菱UFJアセットマネジメントが、一般投資家にわかりやすい情報を提示している点も高評価。
【おすすめの理由】
・1銘柄買うだけで、いろいろな企業や国に分散投資できる
・運用にかかるコストが安い
・運用できる資産(純資産総額)が大きい
・運用実績がある
※投資に元本保証はありません。損失のリスクも検討し、自己責任の上で行ってください。
※掲載された情報は、24年6月27日現在のものです。情報は変わることがあります。
<教えてくれた人>
ファイナンシャル・プランナー 横山光昭さん
家計再生コンサルタント。これまでの相談件数は2万6000件超。自身も新NISAを活用して資産形成中。『はじめての人のための3000円投資生活 新NISA対応版』(アスコム)など著作は累計400万部を超える。
参照:『サンキュ!』2024年9月号「初心者にもわかる!新NISA」より。掲載している情報は2024年7月現在のものです。監修/横山光昭 イラスト/今井杏 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部