住宅とお金

年間200件以上の相談を受けるFPが教える「住宅ローン、見直すべき」はズバリこんな人!

2025/09/05

一生のうちで一番大きな買い物といえば、やっぱり「住宅」。

家計に占める住宅費の割合はとても大きく、特に「住宅ローン」は長期にわたって支払い続けていくもの。
そのため、見直し次第では家計の大幅改善につながります!

ファイナンシャルプランナーとして年間200件以上のお金の相談を受けている筆者ですが、最近は金利が上がり始めた影響もあり、「住宅ローンの借り換え相談」が増えてきたなと感じています。

今回は、金利が上がってきた今だからこそ知りたい「住宅ローン、見直すべきはこんな人!」をお伝えします。
家計改善を目指す人、必見です!

サンキュ!STYLEライター。毎月赤字の浪費家銀行員を経てFPとして独立した後、5年で住宅ローンを完済。現在...

>>>しまおか美鈴の記事をもっと見る

そもそも借り換えのメリットって?

住宅について考える夫婦
出典:写真AC

住宅ローンの借り換えとは、別の金融機関で住宅ローンを借り、現在借りている住宅ローンを一括返済すること。

その際に金利や返済額など住宅ローンの条件を見直しすることで、今後のマネープランが立てやすくなったり、大幅な家計改善が見込める場合も少なくありません。

変動金利から固定金利に見直しするメリットとしては、ズバリ支出の見通しが立ちやすくなること!

固定金利は変動金利よりも金利が高いですが、ローンの支払い額が今後変わりません。
そのため、支出の見通しが立ちやすく、今後のマネープランを立てやすくなるため、将来に安心が持てるように。

住宅ローンの返済期間が老後まで長く続く方や、毎月余裕がなくなかなか貯蓄ができない…という方にはオススメの見直し方法です。

また、変動金利から変動金利に見直す場合、
より金利の低い銀行を選んだり、返済期間を見直しすることで、返済額を減らして家計が改善される…というメリットが見込めます。

変動金利はネット銀行をはじめ、まだまだ金利が安い金融機関がたくさんあります。
例えば、子育て期間中だけ返済額を抑えたい方や、貯蓄に余裕があり、今後更に金利が上がってきた時には繰り上げ返済ができる…という方にはオススメの見直し方法になります。

ただし、借り換えには、事務手数料や保証料など諸費用がかかることを忘れてはいけません。
また、ローンを組めるか再度審査も必要に!
費用や手間の面でも、今の暮らしに住宅ローンの見直しが必要かどうか、よく判断する必要がありますね。

では、どのような人が住宅ローンを見直すと効果的なのか、見ていきましょう。

1. 住宅ローン残高が1,000万円以上ある人

札束
出典:写真AC

「住宅ローンを見直すと効果が高い人」その1は、「住宅ローン残高が1,000万円以上ある」人です。

ローン残高が1,000万円以上の方は、諸費用も考慮しても見直しによるメリットが出ることが多いと言われています。

自分の場合はメリットが出る?出ない?
まずは、金融機関やローンの比較サイトで、借り換えシミュレーションを利用してみると良いかもしれませんね。

2.住宅ローンの期間が残り10年以上ある人

ゴールまでの期間
出典:写真AC

「住宅ローンを見直すと効果が高い人」その2は、「住宅ローン残高が10年以上ある人」です。

この場合も、諸費用も考慮しても見直しによるメリットが出ることが多いと言われています。

まずは借り換えシミュレーションなどを利用して、自分の場合は借り換えがオトクなのか、検討してみることがオススメです!

3.家族構成や働き方が変わるなどライフイベントが変化する人

家族
出典:写真AC

「住宅ローンを見直すと効果が高い人」その3は、「ライフイベントに変化がある人」です。

出産など家族構成が変わる方や、転職など働き方が変わる予定がある方は、住宅ローンを組んだ当初と状況が大きく変わる可能性があります。

住宅ローンと同時に申し込む「団体生命信用保険」。
住宅ローン契約者が万が一のことがあった場合、保険会社がローン残高を代わりに支払ってくれるというものです。

最近は死亡時だけではなく、ガンの場合や三大疾病の場合も対象になる団体信用生命保険も登場し、バリエーション豊かになっています。

ライフイベントの変化にあわせて、住宅ローンの条件以外に団体信用生命保険の内容も見直しをすることで、ぐっと安心なものになりますね!

一生付き合っていく住宅ローンだからこそ、自分に合ったものを!

【住宅ローン、見直すべきはこんな人!】いかがでしたか?

忙しい毎日の中で、住宅ローンを比較したり、見直ししたりは大変かもしれません。

ですが、住宅ローンは一生付き合っていくもの。
だからこそ将来後悔することがないように、時には見直すことも必要です。

「自分の理想の未来」を実現できるように、住宅ローンも自分に合ったものを選んでいきましょう!

■執筆/しまおか美鈴
毎月赤字の浪費家銀行員を経てFPとして独立した後、5年で住宅ローンを完済。現在はFPとキャリアコンサルタントの国家資格を保有し、女性のための「マネーと暮らしのスタイリスト」として活動している。Instagramは「@fpshima」。

編集/サンキュ!編集部

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND