貯めてる人たちに共通する5つの「ない」とは?
2019/09/13
お金を貯めている人には共通点がありますが、その一つに「これだけは絶対にやら“ない”こと」があること。やら“ない”ことが、どうしてお金が貯まることにつながるのか……全国の主婦を取材し、お金に関する記事を数多く手がける村越克子さんと考えてみました。
“お疲れ外食”をし「ない」
お金を貯めている人が、絶対に外食しないというわけではありません。貯めているも、外食することはあります。
ただし、それは家族の記念日、目標にしていたことが達成できたとき、ボーナスが出た……など、いいことがあったことを家族でお祝いするための外食。事前に予定を立て、行きたいお店と予算を決めて計画的に外食します。
「今日は疲れたから」「忙しかったから」「つくる気がしないから」という理由で、その場しのぎの“お疲れ外食”はしません。
ストレスをため「ない」
お金は貯めても、ストレスはためないのが、貯めている人の共通点。というのは、貯めている人は、ストレスがお金を貯めるうえで障害になることを知っているから。ストレスをためてしまうと、100円ショップで大して欲しくもないものを買ったり、コンビニスイーツをドカ買いしたりなど、ストレス発散のために衝動的にお金を使いがちだからです。
そこで、貯めている人はストレスをためないように、日ごろから小出しにストレス発散しています。たとえば、家計のやりくりの工夫をインスタやブログで公開する、やりくり仲間をつくる、自分専用のお気に入りの飲み物を用意する……など。ストレスをためないために、自分の機嫌の取り方を心得ているというわけです。
言い訳し「ない」
「夫が節約に協力してくれないから」「うちは自営業でボーナスがないから」「子どもがまだ小さくて、私がパートに出られないから」など、お金が貯められないことの言い訳を、貯めている人はしません。また、貯まらない理由を夫や子どものせいにもしません。
貯めている人は、言い訳するよりも今ある状況の中で自分ができることを考えます。たとえば、夫が節約に非協力的な場合は、文句を言うよりも、どうしたら夫が少しでも家計のことを考えるようになるか、その対策を考えるのです。
言い訳したり、文句を言っていても、お金は貯まりませんよ。
人と自分を比べ「ない」
貯めている人は「自分軸」を持っています。「〇〇さんが持っているから」「みんながしているから」ではなく、「自分は」「わが家では」という基準で物事を判断します。
自分やわが家にとって必要か、本当に欲しいかを考えて、YESならお金を出します。
人と比べたり、見栄を張ったり、人の目を気にしてお金を使うことは、幸せなお金の使い方ではないと思っています。
ケチら「ない」
貯めている人はなんでも我慢して、さぞかしケチケチな生活をしているように思われがちですが、まったく違います。貯めている人と貯まらない人とは、お金の使いどころが違っているのです。
貯まらないは、しまりの悪い水道の栓のようにちょろちょろ使う、いわば「お金の水漏れ」状態。それに対して貯めている人は、普段は栓をきちんとしめていますが、必要なものや本当に欲しいものに対しては栓を開けます。
お金を使うべきときには、ケチらずにしっかり使うのが、貯めている人のお金の使い方です。
まとめ
お金を貯めている人がやら「ない」ことを、あなたがもしやっていたら…。貯めている人の真似をすることで、お金が貯まり出すかもしれませんよ。
■教えてくれたのは・・・村越克子さん
『サンキュ!』を中心に雑誌・ムック・webなどで全国の主婦を取材し、家計のやりくりなどお金に関する記事を数多く手がける。『貯められない人の家計管理』(朝日新聞出版)の編集・執筆など。