「マイナポイント」がもっとお得&便利に!今すぐ知っておきたい6つのこと
2020/09/21
9月から始まったポイント還元制度「マイナポイント」。実は0歳の赤ちゃんも参加でき、赤ちゃん分のポイント還元(上限5,000円相当)もゲットできることを知っていますか?そんなマイナポイントの「知っておくとお得&便利なこと」を、節約アドバイザーの丸山晴美さんに教えてもらいました。
なお、今回ご紹介する情報はすべて2020年7月時点の取材情報を元にしています。
監修: 節約アドバイザー 丸山晴美
22歳の時に節約に目覚め、1年で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニ店長などを経て...
みなさまこんにちは。節約アドバイザーの丸山晴美です。
お金にはトレンドがあって、その情報をキャッチできるか否かで、得する人と損する人に分かれます。でも経済に関するお金の情報は、ちょっとむずかしいですよね。私はみなさまに“お金の旬の情報”を“わかりやすく”お届けしていきたいと思います。今回のテーマは「マイナポイントの知っ得情報 」!
マイナポイントは先着順で、上限人数に達したら締め切られる!?
マイナポイントは先着枠で、予算枠となる約4000万人に達した場合には、申し込みを締め切る可能性があるとされています(※1)。こう聞くと、「早くやらなきゃ!」「今からマイナンバーカードを申請するんじゃ間に合わないかも!?」と焦ってしまいますよね。
でも、7月12日時点でのマイナポイントの申込者数は約115万人(※2)。まだ予算枠4,000万人の3%にも達していません。
7月のマイナンバーカード申請数が1日あたり約6.7万件で、6月平均の2倍近くになっているとは言え、十分に余裕があると言えるでしょう。4,000万人枠はそう簡単には達しないと思われるので、これからマイナンバーカードを申請するかたも、諦めずにマイナポイントに参加することをおすすめします。
予約・申し込みは「マイナポイント手続きスポット」がラク!
マイナンバーカードは手元にあって、あとはマイナポイントの予約・申し込みをするだけというかたも多いでしょう。
予約・申し込みはパソコンやスマートフォンからできますが、パソコンには「ICカードリーダライタ」という電子情報を読むための機器が必要だったり、スマートフォンも機種によってできなかったりします。また、申し込み手順が利用するキャッシュレス決済サービスによって異なるなど、手続きがわかりにくいという声も少なくありません。
そこで私がおすすめするのが、「マイナポイント手続きスポット」の利用です。
マイナポイント手続きスポットは、全国の市区町村窓口・郵便局・コンビニ(マルチコピー機・ATM)・携帯ショップなど、約9万箇所(今後開設するスポットも含む)に設置されており、比較的パソコンやスマホより操作がラクです。市区町村窓口などでは、わからない場合は教えてくれるところもあります。
手続きにはマイナンバーカードの4桁の暗証番号が必要になりますので、忘れずに持って行きましょう。
0歳の赤ちゃんもマイナポイントに申し込める!
マイナンバーカードは0歳から作れます。マイナポイントは上限5,000円分のポイントが還元されますから、子どもの分も申し込み、家族全員分のポイント還元をゲットするとお得です。
15歳未満の場合、マイナンバーカードの申請およびマイナポイントの予約・申し込みは、保護者が代理人として行う必要がありますが、15歳以上になれば自分で行うことができます。
子どもと親が同じキャッシュレス決済サービスを使うのはNG
マイナポイントの申し込み(キャッシュレス決済サービスの選択)は、規約上、「本人名義のキャッシュレス決済サービスに本人が申し込む」必要がありますが、未成年者のマイナポイントについては、「保護者の名義のキャッシュレス決済に申し込む」ことができます。
ただし、同じキャッシュレス決済サービスに複数人のマイナポイントを合算して付与することはできないため、親がマイナポイントの申し込みをしたキャッシュレス決済サービス以外のサービスを選択する必要があります。
クレジットカードの場合、買い物など支払いをしないとマイナポイントが付与されません。大人の場合はそれで問題ありませんが、小さいお子さんにそれをさせるのは心配ですよね。そこで、お子さんには電子マネーなど「チャージ」するタイプのキャッシュレス決済サービスを申し込むのがおすすめです。
マイナポイントは「チャージ」するだけでもポイントが付与されますから、とりあえず2万円チャージすれば上限である5,000円分のポイントがもらえます。ポイントを先にもらっておき、使い方は後から相談して決めると安心でしょう。
マイナポイントが終わっても、もらったポイントは消えない
マイナポイントは2021年3月31日で終了となります。申し込みの際に選択したキャッシュレス決済サービスにチャージまたは決済するのは、それまでに済ませましょう。終了ギリギリで決済すると、キャッシュレス決済サービスによっては4月分と計算されてしまう可能性もあるので、数日の余裕を持って利用するよのがおすすめです。
ただし、一度付与されたポイントは、そのキャッシュレス決済サービスの扱いになるので、マイナポイントの終了期限とは関係ありません。いつまで利用できるかは、キャッシュレス決済サービスのホームページなどで確認して、利用しないままポイントが失効しないように気を付けましょう。
マイナンバーカードを失くしたら、獲得したポイントはどうなる?
マイナポイントを申し込んだ後に、紛失などによってマイナンバーカードの再交付を受けた場合でも、取得済みのマイナポイントは消えません。手続きなしで、そのまま継続して利用できるので安心ですね。
一方、紐づけした電子マネーやクレジットカードを盗難・紛失した際のポイントの取り扱いについては、その決済サービスのホームページやお問合せ窓口などで確認しておきましょう。
取材・文/かきの木のりみ