子ども4人で食費4万円キープしている人の「食」のすべて
2022/07/07
子どもの成長はうれしいけど、それにあわせて「食費」は膨れ上がっていく一方。しかし、食べ盛りの子どもがいても、買い物の仕方や献立に工夫をすれば食費を節約することはできるといいます。実際に、6人家族で食費を月4万円に抑えているというやりくりの達人にお話を聞きました。
<教えてくれた人>
フッカーさん〈仮名〉
夫(43歳)、長男(12歳)、二男(9歳)、長女(6歳)、二女(2歳)の6人家族。結婚13年目。住まいは2LDKの賃貸マンション。週5日給食センターでパート勤務(長期休みのときは収入減)。
‐MONEY DATA-
世帯月収(手取り) 30万~36万円
世帯年収(手取り) 約420万円
ボーナス 0円
月貯蓄額 7万~13万円
年貯蓄額 約138万円
総貯蓄額 約550万円
‐1カ月の家計簿‐
夫月収(手取り) 約28万円
妻月収(手取り) 2万~8万円
児童手当(4人分) 5万円
先取り貯蓄 7万~13万円
住居費 6万5000円
水道・光熱費 2万円
通信費 2万円
ガソリン代 3000円
保険料 3万円
子ども費 3万6000円
食費 4万円
日用品費・雑費 8000円
レジャー費 1万円
医療費 5000円
夫小遣い 2万8000円
妻小遣い 5000円
予備費 1万円
⇒月7万~13万円、年約138万円貯蓄
買い物のコツ
■ポイントを使って米代は月8000円に
1カ月で30㎏分の米をネットで購入。通信費の支払いでためたTポイントも使うので、現金支出は月8000円のみ。
■割引品に釣られない!
入り口付近にある目玉商品に釣られると予算オーバーに。まず肉・魚から見て回り、献立に必要なものだけ購入。「カゴ1つ分なら、自然と予算が守れます」
*入店後の回り方*
1. 肉・魚コーナー
2.野菜コーナー
3.豆腐・卵コーナー
4.その他
※カートは使わず、カゴ1つ分のみ
使い切りのコツ
■土曜は「冷蔵庫相談メニュー」
買い物前の土曜は、冷蔵庫の在庫一掃メニューの日。カレーやポトフー、鍋ものに入れてしまえば、中途半端に残った食材も無駄なく使い切れます。
おやつ代節約のコツ
■ご褒美スイーツは〝焼くだけ〞のホールケーキ
ちょっとリッチなものが食べたいときや、誕生日のときはケーキを手作り。「プリンとケーキの食感を一度に味わえるプリンケーキは、簡単なのに満足度が高いので子どもにも大人気です」
■おやつは定番食材ですぐ作れるもの
「おやつ代を渡すと、一気食いしたりして結局予算オーバーに」。さつまいもをスイートポテトや焼きいもにしたり、冷凍ご飯でおにぎりを作って対応しています。
外食の誘惑に負けないコツ
■ファストフードを食べたくなったら……
いつもある食パンにハンバーグ(作り置きして冷凍保存)、レタス、トマト、スライスチーズなどをはさむだけ。「ラッピングなどで工夫すれば、子どもたちも充分満足!外食の5分の1程度の出費ですみます」
■週末は……
ホットプレートでたこ焼き、お好み焼きなどを作って〝うちパ”を満喫。パパが率先して準備してくれるので、ママは家事を休めるし、外食よりも節約できてWでお得!
食費を抑える=食べる量を減らすということではありません。家族で楽しみながらムダをカットすれば、自然と食費を節約でき、貯まる家計になりますよ。
参照:『サンキュ!』12月号「無理なく年100万円貯めてる人の衣食住のすべて」より。掲載している情報は18年10月現在のものです。撮影/天野良子(TRON) 構成/宮原元美 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部
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