やりくり達人の家にある「貯めるスペース」ってなんだ!?
2018/12/01
今年も残り約1カ月。この1年の家計を振り返りながら、ため息をついている人もいるのではないでしょうか。来年こそ”貯められる人”になれるように、今から準備を始めませんか?
そこで、年100万以上貯めている”やりくり達人”たちの家を徹底調査。そこに共通してあるものは……「貯めるスペース」でした。
「貯めるスペース」って?
「お金を貯めよう」と思うのは簡単でも、行動にうつし、継続するのはむずかしいもの。貯蓄を成功させるには、やりくりが続く環境づくりが大切です。そのために欠かせないのが、「貯めるスペース」。家計簿や通帳など家計管理に必要なアイテムをまとめておくことで、作業にサッと取りかかれ、家計管理を習慣化しやすくなるのです。
「貯めるスペース」はこうつくる!
やりくり関連のアイテムをひとまとめにできれば、引き出し、ボックスなど何でもOK。
■目につく場所につくる
ふだんからやりくりを意識できるよう、目につきやすく、すぐに作業に取りかかれる場所に「貯めるスペース」をつくりましょう。
■貯める目的をビジュアル化する
旅行先やマイホームなど、お金が貯まったら欲しいもののイメージ写真を置きましょう。目的意識が明確になり、やる気を継続できます。
■月初めに「目標貯蓄額」を決める
貯蓄目標額を掲げておくのもおすすめ。いつもより少し高めの金額を設定し、ゲーム感覚でクリアーするなど、楽しく挑戦できる工夫を。
■お気に入りのグッズを使う
貯めるスペースに置くものや、お金をしまうお財布は自分好みのスペシャルなものを選んで。お金を大切にする意識を保てます。
「貯めるスペース」はこう使うと効果的!
貯めるスペースはつくるだけでなく、どう使うかも大切。家計管理のための時間を決めると、習慣化に効果的です。
■平日の朝はお金の整理に最適
朝は頭もスッキリし、予定を見ながら買い物の計画を考えるのに最適。計画的にお金を使えるサイクルに!
■週末の朝、出かける前に残金チェック
お出かけ前に家計を振り返れば、その日使えるお金を意識でき、衝動買いやレジャー先での無駄づかいを防げます。
<教えてくれた人>
市居愛さん(家計整理アドバイザー)
マザーミー代表。著書『お金を整える』(サンマーク出版)が大ヒット。国内外でセミナーを行うなど活躍するほか、お金と暮らしを整える家計整理アドバイザーも育成中。
貯めるスペースを持たないと、お金は家のなかでも頭のなかでも〝散らかった〞状態に。「わが家の家計はここを見れば全部わかる」という場所があることで、安心感が生まれ、お金を大切に使えるようになりますよ。
参照:『サンキュ!』12月号「無理なく年100万円貯めてる人の衣食住のすべて」より。掲載している情報は18年10月現在のものです。撮影/天野良子 編集/サンキュ!編集部
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