20代で1000万貯めた人のブレない家計のつくりかた
2019/04/27
お金を貯められるかどうかは「収入額」ではなく「お金持ち体質」かどうかが重要。しっかり貯金できている人ほど、自分や家族に必要なものを見極めてお金を使える人が多いんです。そこで今回は20代で1000万円貯めたI.Nさんに、何があっても貯蓄を崩さない「ブレない家計の管理法」を教えてもらいました。
<教えてくれた人>
I・Nさん(神奈川県 30歳)
夫(30歳)、長男(1歳)の3人家族。現在、育休2年目。住まいは1LDKの賃貸マンション。念願のマイホームを購入し、今春に引っ越す予定。
*money data*
夫月収(手取り) 26万~32万円
妻月収(手取り) 6万円 ※育休手当
夫ボーナス(年間・手取り) 約50万円
妻ボーナス なし
夫年収(手取り) 400万円
妻年収(手取り) 72万円
月貯蓄額 約8万~14万円
年貯蓄額 約120万円
総貯蓄額 300万円
※マイホーム購入前 1000万円
◎I・Nさんの1カ月の家計表◎
夫月収(手取り) 26万~32万円
妻月収(手取り) 6万円
先取り貯蓄 6万円
住居費 9万5000円
水道・光熱費 1万8000円
食費 4万円
日用品費 2万5000円
通信費 1万4000円
夫小遣い 3万円
妻小遣い 5000円
医療費 5000円
娯楽費 3000円
予備費 2000円
残し貯め 2万3000~8万3000円
日々の買い物はスマホの家計簿アプリで自動集計。月末にノートの家計簿に各費目の合計額だけ記入し、家計を見直します。保険料や冠婚葬祭費用などの特別支出は、計画を立ててボーナスから捻出し毎月の貯蓄額を死守。
I.Nさんの家計は何があってもくずれない、金持ち体質の家計。Iさんは下記の4つを繰り返して家計管理の勝ちパターンを確立。強い家計をつくりました。
1 振り返る
集計時には予算との差額を出し、黒字や赤字の理由も記入。「今月外食費が抑えられたのは、家の食材を出かける前に確認したから。来月も続けよう」など、振り返ります。
2 報告する
帰宅の遅い夫には、家計簿アプリの集計結果を月に1回LINEで送信。夫が都合のいいときに確認してもらいます。共有することで貯蓄目標に向かって一丸となれ、夫婦仲も良好に。
3 分析する
夫小遣いはただ「減らして」と言うのではなく、まず夫に内訳をヒアリング。理髪代が毎月かかっていたのでそれはやりくり費から出し、仕事中のおやつは家からおにぎりを持っていくことにしてマイナス5000円に成功!
4 俯瞰する
毎月の集計結果はパソコンに入力し、年末にグラフ化。年間を通してお金の流れを俯瞰することで、現実的な固定費の予算立てや特別出費の備えができるんです。
自分や家族が必要な物を見極めてお金を使うようにすると、家計も暮らしも安定。出産して生活費が増えたり、育休で収入が減ったりしても、ブレることなく貯められるようになりますよ。
参照:『サンキュ!』5月号「読むだけで身につく『お金持ち』体質」より。掲載している情報は19年3月現在のものです。撮影/キム・アルム 取材・文/平井裕子 編集/サンキュ!編集部
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