月10万赤字⇒月10万貯蓄に大変身!成功ポイントの1つ「無買おうち時間」とは?
2022/09/17
毎日の食事作りは大変なので、つい外食に頼ってしまいがち。しかし、その誘惑に負けるとどんどん出費が増え、赤字街道まっしぐらです。そうならないための方法を、毎月10万円以上貯めている「やりくりスター」に聞いてみました。
<教えてくれた人>
サンキュ!アンバサダー Mさん(山口県 29歳)
夫(30歳)、長男(4歳)、二男(1歳)の4人家族。専業主婦。16年から「10万円チャレンジ」コンテストに参加。ふだんの月貯蓄とは別に、4カ月で30万円貯めた経験もある、まさにやりくりスター!
※「10万円チャレンジ」は、なにかと物入りな9月から12月の4カ月間にギュギュッと集中して10万円貯めるという、『サンキュ!』の人気企画です
=Money data=
月収(手取り) 32万~ 42万円
年収(手取り) 約410万円
月貯蓄額 10万~20万円
年貯蓄額 約120万~140万円
総貯蓄額 約500万円
「以前は、暮らしの〝見映え〞や他人の目を意識しすぎてムダな支出が多く、赤字が月10万円にも。でも、他人と比べるのをやめて、身の丈に合った暮らしに変えたら貯蓄できるようになりました。そんな自分のやりくりの腕を試したくて、このコンテストに参加しました」
10万円成功のポイントは?
外出すると、つい気が大きくなって出費が増えがち。家でできることをふくらませて、〝何もない日〞をいかに楽しむか、工夫しました。
1:外に出たがる子どもには、ママと一緒のおうち時間でお楽しみを
長男にとっては、ママと一緒に何かできることが喜び。「1人でやったほうが早いけど、あえてお菓子作りや掃除を長男に手伝ってもらうことで、〝無買おうち時間〞を楽しみました」
2:〝ちょっといいレトルト〞があれば、外食欲がセーブできる
体調不良のときは、外食に頼りたくなるもの。「そんなときも、外出を控えれば家計は回ると思い、〝質のいいレトルト食品〞を活用。むりに手作りで頑張るのをやめたら、外食費を抑えられました」
3:おうちジムを導入して、夫のスポーツジム代をカット!
夫が月1回しか行かないスポーツジム。「12カ月分の金額を見せながら、『この分を貯金できるよ』と説得。その代わり、ランニングマシンを導入して、夫の意思を尊重しました」
ブレないマインドの秘訣「3つの心の断捨離®」
「捨ててすっきりするのは、物だけじゃない。やりくりを継続するために、この3つの断捨離を意識しています」
1:型から入るを捨てる
何か新しく始めるには、道具や用具をそろえないとと思いがち。「今ある物」でできることに目を向けて、お金より頭を使っていかに工夫するかを楽しむ。
2:褒められたいを捨てる
「褒められたい」と求めすぎると、認められないことがストレスになり、支出が乱れるもと。褒める側になれば、気持ちが楽になり、〝見栄出費〞も減少。
3:人と比べるを捨てる
「人が買っているから」と、他人を基準に行動しても、自分に合っていなければ、結局ムダ。まわりに流されず、自分と向き合うことで、心もお金も安定。
初挑戦で努力賞を受賞し、自信につながったそう。年100万円以上貯まる家計になった今でも、SNSなどで毎年チャレンジを続けています。「その年によって、体調不良があったり、家族が増えたりと、状況が変わります。だからこそ、年末の実感がない9月から財布のひもを引き締めることで、予想外の支出があっても慌てずにすむんです。また、チャレンジ中は、家族の協力なしでは達成できません。夫をいかに節約に巻き込むか、その作戦も年々進化している気がします」
参照:『サンキュ!』10月号別冊付録「年末までに10万円貯めたら“貯まる人生”に変わる!」より。掲載している情報は19年8月現在のものです。
撮影/キムアルム 構成・文/宮原元美 編集/サンキュ!編集部
『サンキュ!』最新号の詳細はこちら!