手取り月収20万円台でも服も旅行もがまんしないヒミツ

2019年の流行語にもノミネートされた「キャッシュレス／ポイント還元」。しかし、いくら「ポイントをためるため」とはいえ、やみくもにカードを使いまくるのは非効率。ポイントの使い道を決めておけば、同じ予算でも上手にポイントを稼げて、満足度の高い暮らしに！

＜教えてくれた人＞
ポムポムさん＜仮名＞（大阪府 36歳）
夫（34歳）、長女（3歳）の3人家族＋猫１匹。結婚7年目。住まいは2LDKの分譲マンション。飲食店で週2～3日パート中。趣味は、旅行と野球観戦。

◎MONEY DATA◎
世帯月収（手取り） 29万円
夫ボーナス（年間・手取り） 90万円
世帯年収（手取り） 438万円
月貯蓄額（投資除く） 3万3000円
年貯蓄額（投資除く）約60万円
総貯蓄額（株、投資、保険含む）約1400万円

目的別にカードを使う

カードその１:ANAカード

メインカードはコレ！「通常200円で1マイルのところ、100円で1マイル獲得できる有料プランに加入。効率的にためられます」

＜ためる＞
■毎月の固定費や、やりくり費などの支払い
固定費や食費・日用品費などの生活費のうち、約6万円の支払いに。「それだけで年7200マイルに。少額の出費でも、カード払いにしてコツコツためます」

■球場の年間シート代、USJの年間パス代など
京セラドームの年間シート代10万円、USJの年パス代4万円のレジャー費、ふるさと納税などの特別出費の支払いに。「キャンペーン時期を狙って、ボーナスマイルも獲得！」

以上で年間約150万円の支払いに。

＜使う＞
■2～3年に1回は、飛行機代0円で旅行へ！
1.5万マイルあれば、国内ならどこでも往復チケットに交換可能。「2～3年で4.5万マイルは確実にたまるので、家族3人分の飛行機代がタダに。旅行は現地で使うお金だけで済み、格安で楽しめます」

「今年の沖縄旅行は、写真コンテストの入賞賞品のホテル宿泊券があったので、宿泊費もタダ！ほとんどお金がかかりませんでした」

カードその２:リクルートカード

月額利用代金に対し、1.2％分のPontaポイントがたまる！「高い固定資産税をなんとかお得に活用したくて、このカードを利用しています」

＜ためる＞
■固定資産税の支払い
リクルートカードから電子マネーのnanacoにチャージして、固定資産税をセブン-イレブンで支払い。「チャージでPontaポイントがたまるので、現金で支払うよりお得！」
これで年間約11万円の支払い。

＜使う＞
■ローソンの“ポン活〞で、ご褒美おやつをGet！
Pontaポイントは、ローソンの「お試し引換券」に利用。「50ポイントで150円の商品が交換できるなど、お得度満点！ちょっとリッチなお菓子や飲料も罪悪感なく楽しめます」

カードその３:楽天カード

楽天グループのサービスを複数使うほど、楽天市場での還元率がアップ。「ポイントのため先や使い道も幅広いので、何かと重宝です」

＜ためる＞
■楽天市場での買い物、投信の購入費など
楽天証券でつみたてNISAを開始し、投資信託をカード決済で毎月購入。「購入費で1％のポイントがつき、楽天市場の買い物のポイント倍率もアップ」
これで年間約40万円の支払いに。

＜使う＞
■とっておきの服や靴を手出しゼロで購入！
「楽天ファッション」は、好きなお店がいっぱい！「実店舗で試着してから、ネットで購入すれば失敗なし。少し高めのブランド服も、ポイントを使えば気兼ねなく購入できます」