週1万円のあまやかし予算にしたら100%家計を守れるように!
2020/02/18
住居費、食費、教育費…何にいくらかければいいかわからず、目標も立てられない。そんなとき参考になるのが、貯蓄が続く家計の黄金比率。しかし、貯めている人は本当に黄金比率家計なのか!?という疑問を持った『サンキュ!』編集部。そこで、貯めている人の家計を調べたところ、Sさんの家計が、正に黄金比率家計であることが判明! 貯蓄を守るヒケツは、ゆるめの予算立てにあり!
<教えてくれた人>
Sさん(島根県38歳/サンキュ!アンバサダー)
夫(38歳)、長男(6歳)、長女(4歳)の4人家族。週5日のフルタイム派遣勤務。住まいは築5年の一戸建て。35年ローンを返済中。
◎money data◎
世帯月収(手取り) 36万円
世帯ボーナス(手取り) 100万円
月貯蓄額 5万8000円
年貯蓄額 130万円
黄金比率チェック!
【家計内内訳:金額/割合】
手取り(世帯):36万円/100%
住居費:9万円/25%
※太陽光ローン1万8000円含む
食費・日用品費:5万円/14%
水道・光熱費:1万3000円/4%
通信費:1万円/3%
※UQモバイル、ルーター代含む
生命保険料:2万5000円/7%
教育費:2万4000円/7%
※保育料、給食費、通信講座、実験教室
交通費:2万2000円/6%
※ガソリン代、駐車場代
小遣い:3万円/8%
予備費:1万円/3%
※医療費、被服費、交際費、娯楽費、嗜好品費など
その他:2万6000円/7%
※学童代、新聞代、コンタクトレンズ代など
預貯金:6万円/16%
あまやかし予算だと家計を守れる
やりくり費を週1万円(月5万円)と多めに予算取りしているから、余裕でやりくりできます。黒字の成功体験を積んでモチベーションをアップ!
1:週1万円のゆるく・わかりやすい予算
食費と日用品費込みで週1万円予算。「1週間ずつ区切ったほうが管理がラク。5週分けで日数が少ない週もあるので、ほぼ余ります(笑)」
2:残ったお金は自由に使える
残金はプールして自由に使えるお金に。「映画などのちょっとしたレジャーにも使えるし、保育園の写真代など急な出費にも慌てません」
★残ったらコインケースに並べてモチベーションアップ
予算が残ったら、いったんミニ財布に入れ、月末に硬貨を金種別に並べることができるコインケースへ。「やりくりを頑張った成果が一目でわかるし、1円までムダなく貯められている達成感があります」
家計の黄金比率を守るためにしていること
通信費:格安スマホに換えた
格安スマホに換えたら、1万2000円だった通信費が1万円に。夫婦で2000円ダウンしたことで、通信費を黄金比率の3%以内に収めることができました。
教育費:通信講座の費用は毎月積み立てて19%OFF
通信講座用に3000円ずつ毎月積み立てて、年払いにしています。年払いにすると2割近く割引があり、教育費の割合を黄金比率に少しでも近づけるようにしています。
家計以外でも発見!Sさんちの黄金比率
食費&日用品費のキャッシュレス決裁の割合
電子マネー(Kyash)にクレカでチャージするとクレカのポイントがたまり、キャッシュレス決済でポイント還元アリ。「現金払いだけのお店もあるので、2万円は現金でキープ」
特別出費はとことん書き出せば、 急な出費に慌てること0%
車検代、固定資産税、家族の誕生日などにかかるお金は、月ごとに書き出します。月々積み立てたり、ボーナスから予算を確保。事前の備えで特別出費もラク~にクリアー☆
週末の冷蔵庫の残量1割
買い物は週末まとめ買い。金曜日の夕飯は野菜たっぷりの焼きそばや煮込みラーメンで在庫を使い切り。
参照:『サンキュ!』2月号とじ込み付録「みんなの貯まる黄金比率BOOK」より。掲載している情報は19年12月現在のものです。撮影/天野良子(TRON)、キムアルム、木村文平、林ひろし 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部
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