年収300万円台でも貯めてる人の共通点!「家計防衛費」をつくればノーストレスで貯まる
2022/04/25
年収300万円台でも貯蓄をくずすことなくむしろ貯めている三賢者は、急な出費を防ぐ「家計防衛費」を貯めていた! 家計防衛費とは、貯蓄や予算を狂わせる急な出費に備えるためのお金のこと。一般的には特別出費と呼ばれています。3人が家計防衛費を貯めることにしたきっかけや具体的に備えている金額など、根掘り葉掘り聞きました。
<教えてくれた人>
■Oさん(北海道 37歳)以下、(O)
夫(38歳)、長男(9歳)、二男(7歳)、長女(5歳)の5人家族。好きな食べ物は焼き肉。
◎Money data◎
世帯年収 約350万円
世帯月収 約29万円
月貯蓄額 6万5000円
年貯蓄額 78万円
■Lさん(千葉県 48歳)以下、(L)
シングルマザーで長男(15歳)と2人家族。1000万円貯めた人としてたびたび『サンキュ!』に登場。好きな食べ物はケーキ。
◎Money data◎
世帯年収 約324万円
世帯月収 約27万円
月貯蓄額 11万2500円
年貯蓄額 135万円
■OTさん(島根県 35歳)以下、(OT)
夫(37歳)、長女(13歳)、二女(10歳)、長男(6歳)、二男(1歳)の6人家族。好きな食べ物はシュークリーム。
◎Money data◎
世帯年収 約360万円
世帯月収 約30万円
月貯蓄額 13万5000円
年貯蓄額 162万円
Q1 家計防衛費を備えると、どんないいことがあるんですか?
メリット 1 ●貯蓄がくずれない
メリット 2 ●気持ちよくお金を使える
メリット 3 ●ストレスがなくなる
Q2 家計防衛費を貯めようと思ったきっかけは?
●ストレスでよけいに散財して貯蓄の邪魔になったから。
せっかく貯めたお金も、車検や保険料など臨時出費があるとすっからかん……。すると、貯蓄できないストレスで半ばやけっぱちになり、よけいに散財する(汗)の悪循環から抜け出したかった(O)。
●あれ?残金がたりないから始まった
季節によってエアコンの電気代が倍になったり、クリスマスなどイベント代がかかったり……。月々の予算を守っているのに、臨時出費があるとお金がたりなくなることがあり、ゾッとした(OT)。
●お金の流れが見えなくて不安になった
何にいくら使ったかわからなかったときは、不安でお金を切り詰め、使うたびにモヤモヤ……。絶対に必要な費用として家計防衛費を貯め始めたら、お金をものすごく気持ちよく使えるようになった!(L)。
Q3 どんなことにいくら備えている?
OTさんの生活防衛費 月4万円→年間で48万円
★上記以外に子どもが成人したときの車代として月8000円も別途積み立て
冷蔵庫とテレビが同時に壊れても、30万円ポーンと出せた
3年分の生活防衛費の積み立てでテレビと冷蔵庫をGETしたOTさん。「以前は、金額が理由で欲しい家電が買えないこともあったけど、月8000円の家電用の生活防衛費を積み立てたおかげで、欲しかったスペックの冷蔵庫とテレビを買えました」。
ほかの人の家計防衛費について調べてみた!
備えていれば、不安はナシ! 積み立て方や金額は家庭によってまちまちですが、224人中62人の読者が家計防衛費を貯めていることが判明!
(サンキュ!モニターアンケートより 2021年1月実施)
Q どうやって生活防衛費を貯めている?
62人は計画的に貯めている。
Q 生活防衛費をいくら貯めている?
年収の約7%を貯めている!
年収300万円なら約21万円、年収400万円なら約28万円。年収800万円台の人でも貯めていた。
生活防衛費、こんな出費にも備えています!
●税金(固定資産税、車税など)
●保険料(年払いの生命保険料)
●冠婚葬祭費
●医療費(予防接種代なども)
● NHK受信料(年払い)
参照:『サンキュ!』2022年5月号「年収300万円台で貯めている人に聞いてきました!」より。掲載している情報は2022年3月現在のものです。取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部