気温に合わせたコーディネートを提案する気温コーデ。「最高気温23℃」「最低気温23℃」それぞれの日の最適コーディネートと、トップスで着回しがきくアイテムなどをファッションライターの桐生奈奈子さんに教えてもらいました。

執筆: ファッションライター桐生奈奈子
主婦からWEBライターに転身。小学生を育てる二児の母。近所で浮かない等身大のママコーデを発信します! ...
最高気温23℃の服装のポイントはアウターなしなら厚手素材を
最高気温23℃は東京では5月ごろから観測される気温です。暖かい日が続いた年の春は4月でも23℃を観測する日も多いですが、平均気温では5月と10月ごろ。ちょうど季節が変わり、服装が変わる時期にあたります。1日の温度差がある時期なので、アウターがあると安心です。
夏へ向かう季節、秋に向かう季節でそれぞれ季節感も出していきたいところ。日中出かけるなら、コットンニットなど厚手のトップス1枚でも十分すごすことができます。
【天気別】最高気温23℃の日のおすすめコーデ
5月の東京では平均気温18℃ですが、最高気温は23℃、最低気温だと15℃まで下がる日もあり、気温に幅があります。暖かな日中は、トップス1枚でお出かけできることもありますが、風や雨が心配な日は、ライトアウターがあると便利です。
晴れの日は透けニットでトレンドライクに
肌をほのかに露出しつつも、見えすぎないので着やすいのが透かし編みニット。肌の露出が気になるなら、アウターは羽織れる23℃くらいの気候から“おためし”で着てみるのもおすすめです。やや厚手のコットンニットは、23℃の気候1枚で着るのに最適です。
柔らかい印象の透かし編みニット
フレンチスリーブで二の腕を気にせず着られる透かし編みニット。抜け感のあるVラインで柔らかい印象です。春先に着るのにぴったりのニットですね。
曇りの日はピンク色のニットで華やかに
曇りの日は、気分が明るくなれる色をチョイス。ベビーピンク色のニットにカジュアルなサロペット、スニーカーでアクティブな雰囲気に。優し気な色の力を借りて、曇りの憂鬱な気分を吹き飛ばして見せましょう。
くすみカラーがおしゃれ!ピンクのニット
上品なくすみカラーのピンクのニット。デコルテが見えるので女性らしいシルエットです。袖にも自然なボリュームがあるので、カジュアルにもきれいめにも着ることができます。
雨の日はオールブラックでシックに
雨の日はオールブラックにして、雨のシミにも負けず、そしてシックに。インナーに着たトップスは透けレースの黒トップスにして、黒コーデに奥行きを添えました。カチッと見えるジャケットには、ラフなデニムパンツなどと合わせるとふだん使いしやすくなるはず。
スッキリ着られるコンパクトジャケット
サテン生地で上品な光沢感があるコンパックとジャケット。ノーカラージャケットなので、どんなインナーやボトムスとも合わせやすく、コーデの幅も広がるアイテムです。
最高気温23度の気候にオススメのアイテム
羽織ものを加えたり、アウターなしのコーディネートも両方楽しむことができるのは、この気候ならでは。ちょっぴり気分を持ち上げてくれるオススメのアイテムを紹介します。
デザイントップスを主役にマルチなシーンで活躍
トップスとボトム1枚でコーディネートが成り立つので、洋服のセットがラクに!…かと思えば、ちょっぴり手抜きに見えてしまったり、地味になってしまったり。
1つ着るだけで華やぎが加わる主役級のトップスを手に入れてみましょう。甘めのトップスにはパンツやスニーカーを入れるとバランスがとりやすくなります。注目のビッグカラーブラウスもパンツに合わせると素敵!
顔まわりが華奢に見える!ビッグカラー
着やすいカラーのビッグカラーのブラウス。パンツと合わせても、えりを見せて着るレイヤードスタイルなど、着こなしの幅があるアイテムです。存在感もあるビッグカラーは小顔効果もありますよ。
ワンピースはパンツを重ねるのに最適な気候
ワンピースは、パンツとレイヤードさせて着こなすのに絶好の気候。足元もスースーしすぎず、オシャレさもアピールできます。白のワントーンでまとめると、統一感が出せて◎。
白トーンのワンピース=清楚・かわいいという印象を持たれがちですが、太めのパンツとレイヤードさせれば、カジュアル派の人でも嫌味なく着こなせるはず。
デニムとの相性も抜群!ベストレイヤードニットワンピース
ニットベストとワンピースがセットになっているので、そのまま着るのはもちろん、デニムと合わせてもカジュアルに着こなすことができます。着回し力抜群のアイテムです。
パンツはトレンドのスリットパンツが使える
素足で履く機会が増えると、グッとコーディネートしやすくなるのが、スリットパンツです。靴下を履くと、スリットからのぞく脚とのバランスがむずかしく感じることもありますが、素足なら簡単!ヒールありのサンダルでも、フラットシューズでも相性抜群です。トレンドアイテムなので、ぜひ挑戦してみてください。
上品に着られるスリットセミワイドイージーパンツ
イージーパンツだから体のラインを拾わないスリットパンツ。センターにスリットが入っているので、足元にぬけ感があります。楽なのにきれいめコーデも叶う優秀なアイテムです。
スカートはカジュアルアイテムと合わせて
ドットスカートをロゴTシャツに合わせたカジュアルコーデです。スカートは、こまかいプリーツ素材とドット柄を取り入れたタイトスカートです。ウエストはゴム、おまけに、たたむときにシワがつきにくいので、旅行にも便利です。
もちろん洗える素材なので、気兼ねなくデイリー使いしやすくて◎。デニムシャツやハイカットスニーカーでカジュアルに寄せてみました。
カジュアルにも着られる!ドットフレアスカート
ボリューム感があるドット柄のフレアスカート。ふわっと広がるシルエットなので、下半身をカバーしてくれるのがうれしいポイント。バックがゴムになっているので履き心地も抜群!
靴は脚の露出が少ない夏シューズを
まだサンダルでは寒いかも?でも夏らしいシューズを身につけたい…というときは、脚の露出が少ないエスパドリーユが活躍できます!このほか、甲を覆ったミュールや素足で履くタイプのパンプスなども季節感が出せますね。トレンド上手な人は、シースルー素材のバレエシューズも“サンダル前”の期間に履きやすいシューズです。
バッグはかごバッグを身に着けて
キレイめなシーンにも、カジュアルにも。そしてアウターも選ばずどんなシーンでも身につけやすい初夏のマストアイテムといえば、かごバッグ! 少し肌寒くて夏ファッションを取り入れにくい日も簡単に季節感を添えることができます。
肌寒い日も取り入れやすい夏アイテムは「バッグ」
ちょっぴり肌寒いけれど、夏気分を感じた装いをしたいなら、かごバッグを味方に。季節の先取り気分を堪能できるはず。ナチュラル素材なので、合わせる服装を選はず、毎年トレンドの形やデザインはあれど、外れすぎない定番アイテムなので持っておいて損はなし!
最低気温23℃はいつ?サンダルメインで涼し気に
最低気温が23℃というのは、東京の8月にあたります。最高気温は31℃まで上がるので、半袖をメインに、風とおしのいいシャツやブラウス、そして足元はサンダルをメインにして涼し気な着こなしを楽しんでみましょう。
晴れの日は無地Tを着倒す!
汗ばむ晴れの日は、Tシャツをメインに。無地の白Tシャツは毎年特集が組まれるほど定番かつ、みんなが知りたいコーディネートのひとつですよね。加えて今年は、定番中の定番、モノトーンコーデに注目が集まっています。シンプルすぎないように柄バッグや変化のあるサンダルでまわりと差をつけてみましょう!
曇りの日は風とおしのいいデザインブラウスを
ジメジメする日は、風とおしのいいブラウスを。長さがあり、肩部分にデザインが入っているため華やぎが加わります。ストライプ柄なので甘すぎないのもポイント。ジョガーパンツと合わせて、クールで都会的な着こなしを意識しました。
雨の日はスポーツサンダル投入!
レジャーはもちろん、雨の日にも役立つのがスポーツサンダル。白系のスポーツサンダルも所持していますが、汚れる点を踏まえると、雨のシーンにはダークトーンのスポーツサンダルが優秀です。多少雨水にぬれても汚れが目立ちにくくなります。
最低気温23℃の気候にオススメのアイテム
最低気温23℃にオススメのアイテムを紹介します。暑さを感じる日にも、パパッと手に取りやすい着回しのきくアイテムを中心にピックアップしました。
トップスはあらゆるコーデに万能な“ボリュームスリーブ”を
バタバタする日に、何を合わせてもしっくりくるトップスがあると便利ですよね。まさにそれが叶うのが“ボリュームスリーブトップス”です。柄の入ったスカートも、シンプルなパンツにもボリュームスリーブならケンカしません。シンプルすぎないので、ワンツーコーデでも手抜き感はゼロに!
ワンピースは着回しできる黒ワンピースをひとつ!
活動しやすくいろいろなイベントが多い23℃のコーディネートには、万能な黒ワンピースこそ、こだわりを持って探してみましょう。スニーカーやサンダル、バッグなど合わせる小物で雰囲気を変えてオシャレを楽しめます。シーンで使い分けられる定番こそ、ちょっぴり投資するとまわりと差がつきます。
パンツは“寒色系”で涼し気に
パンツは、薄いグリーンやブルーなど、寒色系のスラックスを持っていると便利。華やかな主役級トップスの上品さを引き立ててくれます。寒色系のアイテムを身に着けると、暑さを感じる日も涼し気に見せてくれます。
あると便利なのは「洗えるカットソー」
過ごしやすい気候23℃は、汗ばむ日もあるので、洗えるカットソーが大活躍!暑い、暑くないけれどムシムシする…そんな悩みは、風とおしのいいオーバーサイズのカットソーが解決してくれます。アクティブなイベントにはデニム、きちんと見せたい日にはスラックスなど、さまざまなボトムに寄り添ってくれて◎。
まとめ
23℃の気温に最適なコーディネートを紹介しました。23℃は、すごしやすいシーズンなので、運動会や子どもイベントも頻繁です。シーンに合わせて服を買うよりも、シーンを問わず着回せる服を選び、コーディネートに幅を持たせてみるのがオススメです。湿気も控えめで暖かくすごしやすい気候なので、お気に入りのシャツやブラウス、カットソーをこの時期にたくさん着てみてくださいね!