とんじる(豚のモソスープ)

菌活で夏疲れをリセット!「菌活みそ汁を1日1杯」「塩麹としょうゆ麹を作ってみよう」

2023/09/26

どっとくる疲れを“菌活みそ汁”で解決しちゃいましょう。食べるだけで腸内細菌を整える、ムリなく続けられるみそ汁のレシピをご紹介。手軽に菌活できる定番調味料、塩麹やしょうゆ麹の作り方も必見です♪

順天堂大学医学部教授。自律神経研究の第一人者として、メディア出演多数。著書に『腸の名医が30年かけてたどり着...

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みそづくりから、菌の面白さに開眼。さまざまな発酵食品を手作り。著書に『発酵来福レシピ』(山と溪谷社)など。

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“菌活みそ汁”を1日1杯飲もう!

“菌活”は毎日続けることが大切ですが、みそ汁ならムリなく続けられます!今回は2つの菌食材と水溶性食物繊維を組み合わせた、“最強の菌活みそ汁”をご紹介。

<教えてくれた人>
医師 小林弘幸さん
順天堂大学医学部教授。便秘外来を開設した“腸のスペシャリスト”。著書、メディア出演多数。

みそ汁のレシピはココでチェック

『医者が教える 善玉菌が腸まで届くスープ』(新星出版社)

2つの「菌食材」+1つの「水溶性食物繊維」で最強!

★菌食材を2つ選ぼう
〈みそ〉

・酢
・かつお節
・チーズ
・キムチ
・コチュジャン

★水溶性食物繊維を1つ以上選ぼう
・大根(切り干し大根)
・キャベツ
・にんじん
・ほうれん草
・にら
・じゃがいも
・きのこ類
・海藻類
・豆類
・オクラ
・ごぼう
・ブロッコリー


にらとえのきのふわ卵みそ汁

かつお節をプラスして、こくをアップ!

材料(2人分)

【水】にら……1束
【水】えのきだけ……小1パック
卵……2個

[A]
だし汁……500ml
【菌】かつお節……1パック(4g)

【菌】みそ……大さじ2 1/2

作り方

(1)にらは長さ4cmに切る。えのきだけは根元を切り落とし、3等分に切る。卵は溶きほぐす。

(2)鍋に[A]、えのきだけを入れて中火にかけ、煮立ったらみそを溶き入れる。

(3)にらを加えてひと煮立ちしたら、溶き卵を回し入れ、ふわっと卵が浮いてきたら火を止める。

大根たっぷりの豚汁

菌食材のお酢をかくし味的に加えるだけ!

材料(2人分)

【水】大根……8cm(250g)
【水】板こんにゃく……1/2枚(100~150g)
長ねぎ……1/3本
豚バラ薄切り肉……100g
ごま油……小さじ2

[A]
水……600ml
【菌】酢……小さじ2

【菌】みそ……大さじ3

作り方

(1)大根は4cmの長さの短冊切りにする。こんにゃくはスプーンで一口大に切り、さっと洗って水けをきる。長ねぎは小口切りにする。豚肉は4cm幅に切る。

(2)鍋にごま油を中火で熱し、豚肉を炒め、肉の色が変わったら、大根、こんにゃくを加えて炒める。

(3)全体に油が回ったら[A]を加え、煮立ったらアクを除いてふたをして弱めの中火で4~5分煮る。みそを溶き入れて長ねぎを加え、ひと煮立ちしたら火を止める。

菌活調味料塩麹としょうゆ麹を作ってみよう!

定番の調味料となった塩麴やしょうゆ麴。実はとっても簡単に作れる菌食材なんです!うまみたっぷりなうえ、調味料として使うだけで、手軽に菌活ができちゃいます。

<監修>
麴料理研究家 おのみささん
みそづくりから、菌の面白さに開眼。さまざまな発酵食品を手作り。著書に『発酵来福レシピ』(山と溪谷社)など。

【塩麹】肉・魚の下味や漬けものに……万能すぎる発酵調味料

常温保存OK!
夏場は冷蔵室保存

材料

塩……60g
麴……200g
水……250ml

密閉できる容器(発酵すると炭酸ガスが出るので、容器は材料より容量が大きめの物を)

作り方

(1)麴はかたまりであれば、手でほぐしてボウルにあけ、塩を混ぜる。

(2)(1)を清潔な容器に入れ、水を注いで軽く混ぜて、ゆるくふたをする。

(3)常温で保存し、1~3日に1回の頻度で混ぜる。

(4)1~2週間して(夏は早く、冬は遅い)、見た目がしっとりとし、良い香りがしたら、1粒口に含み、麴のしんがほとんどなくなっていたら完成。半年くらいで使い切る。

【しょうゆ麹】初心者でも失敗なし!しょうゆの代わりに使おう

冷蔵室保存

材料

しょうゆ……150ml
麴……50g

密閉できる容器(容量が大きめの物)

作り方

(1)麴はかたまりであれば、手でほぐして清潔な容器に入れ、しょうゆを注ぐ。

(2)常温に置き、ときどき混ぜる。2~3日して麴のしんがほとんどなくなったら完成。冷蔵室で保存する。

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材料(作りやすい分量)

キャベツ……1/4個(300g)
塩……小さじ1(6g)

※キャベツの重量の2%

作り方

(1)キャベツはしんを取り除き、2~5mmのせん切りにし、ボウルに入れる。

(2)塩をふり、手でキャベツの水分を出すように押しながら混ぜる。

(3)キャベツがしっとりしたら、清潔なファスナーつき保存袋に入れ、空気を抜いて密閉し、常温に置く。

(4)キャベツの色が黄色っぽくなり、気泡が見えてきて、味見をして好みの酸っぱさになったら完成(約1週間)。完成したら冷蔵室に入れて保存する。保存中も空気にふれないように密封すること。

参照:『サンキュ!』2023年10月号「食べるだけ菌活」より。掲載している情報は2023年8月現在のものです。イラスト/澁谷玲子 構成/岡部さつき(風讃社) 編集/サンキュ!編集部

 
 

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