木のテーブルの上の瓶とハニカムのひしゃくから注ぐ蜂蜜

「夜はちみつダイエット」はなぜ人気?痩せると言われている真相に迫った

2024/01/10

「寝る前にはちみつを食べる」という、ダイエット法をご存知でしょうか。ダイエット法としては異端児とも言える「夜はちみつダイエット」がなぜ人気となっているのでしょうか。

今回は「夜はちみつダイエット」が痩せると言われている真相に迫りました。どうぞ最後までお付き合いください。

糖尿病に強みを持つ健康管理アプリを展開するシンクヘルス社のオウンドメディア。ダイエット、糖尿病の食事、マイン...

>>>シンクヘルスブログ編集部の記事をもっと見る

「夜はちみつダイエット」とは

夜はちみつダイエットとは「寝る前に大さじ1杯のはちみつを食べると痩せる」と言われている減量方法です。

夜はちみつダイエットを提唱している方の説明によると、はちみつを食べる目的は、栄養素に減量効果があるから食べるのではなく、睡眠の質を上げることにより成長ホルモンの分泌を促すためとしています。

そして寝る前にはちみつを食べることで、脳に十分なエネルギーが送られてて寝ている間に脂肪の燃焼を促す成長ホルモンが多く分泌され、ダイエットにつながるという理論のようです。

寝る前にはちみつを食べることが睡眠の質を上げる理由の科学的根拠は見つけられなかったものの、成長ホルモンは新陳代謝に関わるホルモンなので、もしはちみつが分泌を促すのであればダイエットに効果的といえるでしょう。

夜はちみつダイエットQ&A

夜はちみつダイエットには細かいルールはありません。
そのため疑問点の多いダイエット法と思われている面も。

●ダイエット中にはちみつを食べても太らないのか
はちみつを大さじ1杯摂る程度では太る原因にならないでしょう。
というのも、はちみつは大さじ1杯(21g)で69kcal程度だからです。
しかし毎晩食べ続けるのは考えもの。

約70kcalというカロリーは体重70kgの人が20分も歩かないと消費しきれない量、「塵も積もれば山となる」だからです。

また、はちみつには血糖値を急上昇させるタイプの糖が含まれています。大さじ1杯のはちみつには糖質が16g含まれており、この量はコンビニのおにぎり1/2個に相当します。
寝る前にこれほどの量の糖質を摂るのは、血糖コントロールの面から見ると心配です。

●メープルシロップで代用できる?
メープルシロップははちみつと比べるとカロリーや糖質量が異なるため、代用するのは難しいでしょう。

●ヨーグルトと一緒に食べてもいいのか
ヨーグルトを食べる量にもよりますが、寝る前にカロリーのあるものを摂取するのは避けたいところ。そのためもし夜はちみつダイエットをやるのなら、はちみつ以外からのカロリーは控えましょう。

【結論】夜はちみつダイエット成功の秘訣は睡眠

ハチミツのクローズアップのスプーンから水が滴っています。
Martin Barraud/gettyimages

夜はちみつダイエット成功の秘訣は、質の良い睡眠をとって成長ホルモンを分泌させることです。
なのではちみつを食べなくても質のよい睡眠が取れる方法があるのであれば、そちらから取り組んでみてもよいでしょう。
そこで念のため一般的に言われている睡眠を上げる方法を以下、簡単に紹介します。

・カフェイン摂取は夕方までにする
・寝る前の飲酒・喫煙は控える
・入浴は就寝90分前までに済ませる
・日中は太陽の光を浴びて、夜はできるだけ光を避ける

まとめ

以上、夜はちみつダイエットについてお伝えしました。

夜はちみつダイエットはまだ科学的根拠が多くあるわけでないものの、睡眠の質を高めて成長ホルモンの分泌を促す理論に基づいたダイエット法でしたね。

ただ、寝る前にはちみつを食べる以外にも、睡眠の質を高められる工夫はほかにもありそうですので、ご自身にあった食習慣を選択されることをオススメします。

それでは、当記事があなたの健康づくりに役立てば幸いです。

■教えてくれたのは・・・

シンクヘルスブログ編集部

糖尿病に強みを持つ健康管理アプリを展開するシンクヘルス社のオウンドメディア。ダイエット、糖尿病の食事、マインドフルネスなど幅広い健康情報について、管理栄養士や臨床心理士、運動指導士などの専門家陣が確かな根拠をもとに執筆している。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND