ダイエットに役立つ! ヨガ講師の冷蔵庫にある"作り置き"
2019/05/25
「毎日料理をする」これって決して簡単なことでも当たり前なことでもありませんよね。忙しいときや疲れているときには惣菜、レトルト食品に頼ったりすることだってあるでしょう。
しかし、“すぐに食べられるもの”は揚げものだったり、味がこってりしていたり、炭水化物だったり。口にしながら、「あ、今ダイエットから遠のいてしまった」と若干の後悔に襲われることもあるのでは?そこで役に立つのが、“つくり置き”です。
ヨガインストラクターやビューティーフードアドバイザー、ときにはモデルも務めている高木沙織さんに、体型の維持や美容にも役立つ、一石二鳥のつくり置きについて教えてもらいました。
執筆/監修: ヨガインストラクター 高木沙織
ヨガインストラクター/ライター。骨盤ヨガや産前産後ヨガ、筋膜リリースヨガ、体幹トレーニングに特化したクラスを...
つくり置きのメリットって?
つくり置きをするとなにがよいのでしょうか。最初にお伝えした、「忙しいときに料理の手間を省ける」だけでなく、「栄養バランスを整える・カロリーを意識できる」それが「ダイエットに役立つ」ことだと言えるでしょう。
自分でつくると使用する食材や調味料をしっかりと考えることになりますよね。栄養があってヘルシーな料理をサクッと食べられるというのは、ダイエット中に非常に助かるのです。
「簡単に済ませたい」と惣菜で食事をしていると、なるべくヘルシーなものを選んでいたつもりでも味付けが濃く、食欲が増してしまうので、体型の維持が難しくなります。つくり置きを取り入れると、食べ過ぎを抑制しやすくなるとか。
では、実際にどのようなものをつくり置きしているのか紹介していきましょう。
2~3日で食べきるなら生野菜のマリネ
生野菜は本当に重宝します。ビタミンやミネラル、食物繊維、食物酵素。特に、食物酵素は消化に必要な栄養成分で生の野菜に多く含まれ、代謝酵素の働きをサポートすることから新陳代謝を上げる効果が期待できると言われています。
そんな生野菜をつくり置きで保存するなら、マリネにしてみてはいかがでしょうか。マリネ液に使う酢は、酵素の働きを高めてくれるそう。きゅうり・パプリカ・にんじん・トマト・大根・もやしなど好みの野菜と、酢・塩・砂糖を合わせてシャキシャキとした食感も一緒に楽しみましょう。
■レシピ例
材料 :大根(150g)・赤パプリカ/黄パプリカ(各1個)
調味料:酢(大さじ2)・塩(ひとつまみ)・砂糖(小さじ1)
を目安に密閉容器に入れて、冷蔵庫で20分ほど冷やせば完成。
ただし、生野菜は時間の経過とともに鮮度、栄養が失われていくので、2~3日で食べきってください。
キノコは冷凍保存で旨味UP
サラダにスープにちょっとしたチョイ足しに万能なキノコですが、冷凍保存をしてから加熱調理をすることで細胞膜が破壊され、酵素の働きによって旨味がグンと増すとのこと。キノコは冷凍保存がオススメ。
ただし、水洗いをすると水分を吸って風味が落ちることがあるので、濡らしたキッチンペーパーで優しく拭いてから切り分け、ジッパー付きビニール袋に入れて保存。使用するときにそのまま鍋やフライパンに投入します。手軽に料理の美味しさ・栄養を底上げさせちゃいましょう。
また、なめこには喉や鼻の粘膜の保護に役立つ栄養、ぶなしめじには糖質・脂質の代謝を促すビタミンB1、B2、まいたけには腸内環境を整える水溶性食物繊維のβ-グルカンなどが含まれます。
今回紹介したのはつくり置きのほんの一部です。つくり置きは、煮物やスープでもOK。ポイントは、野菜をしっかりと摂る、味は薄めにする、何種類か作っておきバランスよく食べること。つくり置きだから日持ちするというわけではないので、数日中に食べきって!
ぜひ参考にしてみてくださいね。