子ども3人42歳「くびれ母ちゃん」伝授!ぺたんこおなか解消メソッド
2020/01/18
おなかの上にどっかり乗っかっている“輪っか肉”。何をしても取れないのは、下半身が硬くなっているから。そこで下半身をゆるめて、おなかをへこませる方法を、“くびれ母ちゃん”こと村田友美子さんに聞いてみました。
<教えてくれた人>
村田友美子さん
Yumi Core Body代表。姿勢改善トレーナーで、2男1女の母。解剖学、整体、体幹トレーニング、膣締めなどを組み合わせた独自のメソッドを確立。美しいくびれのある、しなやかな体づくりが人気。
アラフォーがなかなかやせられないのは、下半身の筋肉が硬くなっているせい、と言う村田さん。
「下半身が硬いと呼吸が浅くなって代謝が低下するので、食事制限をしたとしても、効果が出にくくなります。それに、体が硬いまま運動をすると体の外側の筋肉ばかりが鍛えられて、ガチガチに。肝心のインナーマッスルが鍛えられないから、内臓が下がっておなかが出て見えます。気になる輪っか肉を落として、おなかをへこませるには、下半身、特に腰まわりの筋肉をゆるめることが大事なんです」
下半身をゆるめると、体の奥のインナーマッスルが使われやすい縦に伸びた体に。内臓も正しい位置に戻ってぽっこりおなかも解消。
下半身をゆるめると、やせる理由
(1)深い呼吸で代謝アップ
腰まわりをゆるめると肋骨や横隔膜の動きもよくなるので、呼吸が深くできるようになって代謝が上がり、脂肪が燃えやすくなります。
(2)インナーマッスルが鍛えられる
体が硬いまま運動をすると外側の筋肉ばかり鍛えられますが、ゆるめるとインナーマッスルが働き、縦に伸びるくびれやすい体に。
(3)姿勢が正しくなる
体がゆるむと姿勢がよくなり下がっていた内臓が上がってぽっこりおなかが解消。骨の位置も整って体が縦に伸び、ぺたんこ腹に。
村田式ゆるめるメソッド
まずは腰まわりで最も硬くなりやすい腸腰筋をほぐし、続いてほぐした部分をストレッチで伸ばします。
STEP1:腸腰筋をほぐす
長時間の座り姿勢などで縮んで硬くなりやすいのが、前ももと腰をつなぐ腸腰筋。硬いと反り腰になるから、しっかりほぐします。
*ほぐし方…「体の深部の腸腰筋をほぐすには強めに圧をかける必要が。テニスボールなどのボールを腸腰筋に当て、自分の体重をボールにのせて圧をかけると効果的にほぐせます」
腸骨からボール1個分内側で、パンツの線より少し上の位置にボールをあて、うつぶせになり、左足を90度に曲げて横に出します。右足はひざを90度に曲げて立て、ボールを沈み込ませます。
STEP2:ほぐしたところを伸ばす
顎は上げずに上半身を起こし、ボール1点で体重を受け止めるイメージで、上半身を揺らして縮んだ腸腰筋をほぐします。これを90秒。反対側も同様に。
硬くなった腸腰筋をほぐしたあと、腰まわりや足のつけ根をストレッチで伸ばすと、姿勢が改善し、くびれやすくなります。
※テニスボールでも代用可能ですが、筋膜リリース用のボールを使うと◎。写真は、村田さんが開発した「Hoggsy」という専用のボール。
「おなかをへこませるには足のつけ根と、腰のストレッチが効果的。足のつけ根を伸ばすと反り腰や姿勢が改善し、腰を伸ばすと肋骨と骨盤の間が伸び、くびれやすく」
足のつけ根を伸ばす
足のつけ根をストレッチすると、腰まわりのお肉がすっきり。歩くときの歩幅が大きくなるので、全身の代謝も上がります。
(1)右ひざは床につき、左ひざを90度に曲げる
ひざ立ちになり、左ひざを前に出して90度に曲げます。腰や背中を反らさず、肛門を丸め込むイメージで行って。胸と腰は反っちゃダメ!
(2)前に出した左足を外に広げる
左足を足2つ分外側にスライドさせます。左のそけい部が伸びるのを感じましょう。
(3)右腕を上に持ち上げて体を左に倒す
右腕をグーッと上げて上体を左に倒していき、そけい部とわき腹、肋骨と骨盤の間を伸ばします。大きく呼吸しながら背中も伸ばしましょう。反対側も同様に。左右各90秒。
腰の後ろを伸ばす
ふだんから座りっ放しの人や腰痛持ちの人は、腰まわりのストレッチを重点的に。呼吸も深くなり、脂肪燃焼効果も期待できます。
(1)あぐらをかけ、左手をなるべく遠くに置く
あぐらをかき、右のお尻をしっかり床につけ、左腕を伸ばして、なるべく遠くのほうに置きます。
(2)右腕を伸ばして上体を左に倒す
背中を曲げずにキープし、右腕を伸ばして上体を左に倒します。右わき腹が伸びている感覚があればOK。
(3)伸ばした右腕を前に少しずつ倒していく
右腕を前に少しずつ倒していきます。大きく呼吸しながら右の腰の後ろが伸びるのを感じて。反対側も同様に。
Have a try!
□腸腰筋をほぐす
□ほぐしたところを伸ばす
□深く呼吸をするようにする
参照:『サンキュ!』1月号「あきらめていた老けと不調、“下半身”で解決できます!」より。掲載している情報は19年11月現在のものです。撮影/城健太(vale.) 取材・文/和田美穂 編集/サンキュ!編集部
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