チーズとガーリックのパンのトースト

【管理栄養士監修】気になる「チーズパン」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介

2022/10/25

この記事では「チーズパン」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。

なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを元にしています(一部、参考データを元に独自計算をしている場合もあります)。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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チーズパンを食べると太りやすい?

チーズパンは他のパンと比べると、一概に高カロリーとは言えないため、食べたからといって太るわけではありません。ただ、早食いをしたり夜食に取り入れるなど、食べ方によっては太る原因となる可能性があります。

では、どういった食べ方をすれば、健康を気遣う人がチーズパンをヘルシーに食べられるのでしょうか。今回は、チーズパンの具体的なカロリーや炭水化物量を紹介した上で、食べる際に押さえるべきポイントについて解説します。

チーズパン1食分のカロリー

チーズパンのカロリーは、1個(61g)あたり181kcalです。これは発酵させたパン生地を成形し、チーズを包んで焼き上げたレシピのカロリーとなっています。

なお、食パン6枚切り1枚(60g)が158kcalなので、高脂質なチーズを含む分、チーズパンの方が高カロリーであると言えます。

チーズパンは1個あたり重さやチーズ以外のトッピングが増えるほど、高カロリーになりやすい傾向にあります。

チーズパンの炭水化物量は?

チーズパンの炭水化物量は、1個(61g)あたり21.07gです。また、そのほかの三大栄養素は、タンパク質6.54g、脂質は7.06g含まれています。

タンパク質であるチーズを含んでいるチーズパンですが、炭水化物が最も多く占めていることが分かります。

チーズパンを食べるときのポイント

白い背景に置かれたチーズフランスパン
masa44/gettyimages

ここからは、チーズパンを食べるときに押さえるべきポイントについて解説します。チーズパンは高カロリーではありませんが、低カロリーのヘルシーな食べ物でもありません。食べ方によって健康的な食事にも太りやすい食事にもなりますので、ポイントを知っておきましょう。

チーズを減らしてつくる

チーズパンのカロリーは、チーズを減らすことでコントロールできるでしょう。

チーズパンに使われるプロセスチーズ10gのカロリーは、34kcalとなっています。プロセスチーズのカロリーは、強力粉25gあたり92kcalの次に高い材料です。チーズパンは手作りしてチーズの量を減らすことで、カロリーを抑えることができます。

強力粉を全粒粉に置き換えてつくる

チーズパンの生地に使われる強力粉を全粒粉に置き換えましょう。

チーズパン1個分に使われる強力粉25gのカロリーは、92kcalです。これを全粒粉25gに置き換えると82kcalとなります。そこまでカロリーに大きな差はありませんが、食べる個数が増えるとその差も広がるため、カロリーオフにつながるでしょう。

また、全粒粉は栄養価が高く、食物繊維のほかに鉄や亜鉛などのミネラルが含まれています。強力粉に比べると食物繊維は約4倍、鉄や亜鉛は約3倍も含有量を増やすことができます。いずれも不足しやすく、腸内環境を整えたり貧血の予防や正常な代謝に必要な栄養素となっています。健康的な食事を心がけたい方は、強力粉を全粒粉に置き換えてチーズパンをつくってみましょう。

ゆっくり噛んで食べる

チーズパンを食べるときは、ゆっくり噛んで食べることをおすすめします。

同じ量のものでも、食べ方次第で健康的な食事にも太りやすい食事にもなります。とくに早食いは、脳が満腹を感じるまでに食べすぎてしまうことから、肥満につながりやすいため注意しましょう。

ゆっくり噛んで食べると、少量でも満腹中枢が刺激されて食べすぎを抑えることができたり、脳内物質の働きで内臓脂肪の分解を促進したりする効果が期待できます。

サラダと一緒に食べる

チーズパンは、サラダと一緒に食べるようにして栄養の偏りを減らしましょう。

チーズパンはそのままでも味があるため、朝食や昼食などさまざまなシーンで食事に取り入れやすいです。ただし、チーズパンだけしか食べない場合は、栄養が偏りやすくなります。

そのため、食物繊維やビタミン、ミネラルを多く含んでいる野菜を一緒に食べるようにすることで、炭水化物をエネルギーに変えるなどのさまざまなメリットが得られ、栄養のバランスを調えることができるでしょう。サラダに限らず、炒め物やスープなどの加熱料理も、より多くの野菜がとりやすくなるのでおすすめです。

夜食として食べない

チーズパンは夜食としてではなく、朝食や昼食として食べるようにしましょう。

夜は日中に比べて、外に出歩いたり体を動かす時間が短く消費カロリーが少ないため、遅い時間帯に食事をとると体脂肪として蓄積されやすくなります。

チーズパンは、食パンと比べてカロリーが高いため、できるだけ活動量が多い日中に食べるのをおすすめします。

チーズパンのおすすめアレンジレシピ

ここからは、チーズパンを自宅で手作りする際におすすめのアレンジレシピをご紹介します。できるだけヘルシーで食事に合わせやすいレシピを厳選しましたので、チーズパンを作る際はぜひお試しください。

おすすめレシピ1:枝豆チーズパン

出典:E・レシピ

ヘルシーな食べ方をしたいなら、「枝豆チーズパン」がおすすめです。

生地の一部に全粒粉を使っており、食感のいい枝豆で食べごたえがアップします。噛む回数が増えるので、たくさん食べなくても満足感が得やすくなるでしょう。

おすすめレシピ2:トマトチーズパン

出典:E・レシピ

食事の満足度を高めたいなら、「トマトチーズパン」のレシピがおすすめです。

酸味のあるトマトとバジルの組み合わせは相性が良く、風味がたっぷりなため、一緒に食べるスープやサラダの味付けを薄めにしても満足しやすくなるでしょう。

おすすめレシピ3:ミネラルたっぷり!のりチーズパン!

出典:E・レシピ

和風の味付けがお好みなら、のりの佃煮を使った「のりチーズパン」のレシピがおすすめです。

のりとごまの入った親しみやすい味付けで、子供も大人も食べやすくなっています。のりの佃煮の塩気が効いているので、高カロリーなチーズが少なくても物足りなさを感じにくいでしょう。

のりのミネラルも含まれているため、栄養バランスを気遣う方は試してみてください。

チーズパンのカロリーや炭水化物量について知り、食べ方を工夫しよう!

チーズパンは高脂質なチーズを含むため、食パンよりも高カロリーですが、作り方や食べ方次第で健康的に食べることもできます。

チーズの量を減らしたり、強力粉を全粒粉に置き換えたりして作り方を工夫しましょう。また、野菜たっぷりのサラダと一緒によく噛んで食べ、できるだけ日中の食事にするなど食べ方の工夫もおすすめです。

今回紹介したチーズパンのカロリーや炭水化物量を元に、チーズパンをヘルシーに取り入れてみましょう。

■記事監修・・・

管理栄養士・ゆかりさん

管理栄養士、食生活アドバイザー。4歳女児のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとしても活動。


※参考にしたサイト

 
 

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