気になる「ベーコンエッグ」のカロリーや炭水化物量とは?食べる際に押さえるべきポイントを紹介
2022/03/02
この記事では「ベーコンエッグ」のカロリーについて解説していきます。また、ダイエット中などカロリーがとくに気になるときに取り入れたい食べ方などについてもご紹介します。
なお、文中のカロリー値は文末に載せた参考データを基にしています(一部、参考データを基に独自計算をしている場合もあります)。
ベーコンエッグを食べると太りやすい?
ベーコンエッグは、油を使って料理するからカロリーが高いのではないかと思うかたもいるのではないでしょうか。摂取カロリーや脂質が気になる場合は、調理方法を工夫することで、さらにヘルシーな食事にアレンジできます。
また、調味料や食材を置き換えたり、いっしょに食べるものを工夫したりすれば、ベーコンエッグだけでは不足しがちな栄養素をとりやすい食事にすることも可能です。
今回はベーコンエッグの食べ方の工夫についても詳しく解説するため、健康的な食事を心がけたいかたは参考にしてください。
ベーコンエッグ1食分のカロリー
ベーコンエッグ1食分(102.5g)のカロリーは、276kcalです。これは、卵1個を目玉焼きにして塩・こしょうをふりかけ、カリカリに焼いたベーコンを添えるレシピのカロリーになります。
カロリーの大部分を占めるのはベーコンです。36gを使うと146kcalになります。次に多いのは卵1個で91kcal、その次がサラダ油4gで37kcalです。カロリーを控えめにしたい場合は、卵のカロリーを変えるのはむずかしいため、ベーコンやサラダ油を工夫するとよいでしょう。
ベーコンエッグの炭水化物量は?
ベーコンエッグ1食分の炭水化物量は、0.63gです。1食分の三大栄養素を比べると、タンパク質は12.07g、脂質は24.29gとなっています。つまり、ベーコンエッグは炭水化物量よりも脂質の多い食べ物です。
脂質が多くなるのは、サラダ油やベーコンを使っているためと言えます。脂質が気になるかたは、主にこの2つの食材を工夫するとよいでしょう。
卵を食べるとコレステロール値が上がる?
ベーコンやサラダ油を工夫すると、ベーコンエッグのカロリーや脂質をコントロールできることがわかりましたが、卵を食べることで健康に影響はあるのでしょうか。卵を食べる際に気になるのがコレステロール値ですが、健康なかたが食べるには問題ありません。
コレステロールは控えるものと思われがちですが、細胞膜やホルモンのもとになるため、人間にとって必要不可欠なものです。仮に食事から多めにとっても、肝臓が一定量を保つように調整してくれます。
つまり、食事由来のコレステロールは体への影響が少ないため、健康な人が卵を食べても問題ないと言えるでしょう。ただし、医師や栄養士から栄養指導を受けているかたはそちらに従ってください。
ベーコンエッグを食べるときのポイント
ここからは、ベーコンエッグを食べるときに知っておきたいポイントを解説していきましょう。ベーコンやサラダ油の選び方やいっしょにとる食べ物を工夫すれば、ベーコンエッグのカロリーや脂質を減らせたり、ほかの栄養素をいっしょに摂取したりできます。
ダイエットや健康を気遣うかたはぜひ実践してみましょう。
サラダ油をオリーブオイルに置き換える
ベーコンエッグをつくる際、サラダ油をオリーブオイルに置き換えてみましょう。
サラダ油とオリーブオイルを同じ4gで比べると、どちらも37kcalでカロリーは変わりません。ただ、両者は成分がまったく異なるため、サラダ油をオリーブオイルに置き換えることでメリットがあります。
オリーブオイルにはオレイン酸が含まれているため、悪玉コレステロールを減らす効果が期待できます。さらに抗酸化作用のあるポリフェノールも含まれているところもポイントです。このように、材料のカロリーだけでなく、健康への効果を知ることも大切です。
乳製品といっしょに食べる
ベーコンエッグを乳製品といっしょにとり、骨を丈夫にしましょう。
乳製品に含まれるカルシウムは、骨をつくる上で必要な栄養素です。ただ、カルシウムが骨となるためには、タンパク質、ビタミン、鉄分、マグネシウムなどの栄養素が必要です。
ベーコンエッグに使われる卵には、これらの栄養素が含まれているため、カルシウムを含む牛乳やチーズ、ヨーグルトなどをいっしょにとると骨づくりの手助けをしてくれます。
緑黄色野菜といっしょに食べる
ビタミンをしっかりととるためには、ベーコンエッグと緑黄色野菜をいっしょに食べましょう。
緑黄色野菜には、にんじんやほうれん草、かぼちゃなどがあり、カロテン類やビタミンC、ビタミンK、葉酸、ミネラルが含まれています。
ビタミンKやカロテンなどは脂溶性ビタミンで、油に溶けやすいという特徴があります。つまり、緑黄色野菜を単体で食べるより、油分を含む卵といっしょに食べるほうが栄養を吸収しやすいと言えます。
ベーコンの種類を工夫する
ベーコンエッグをカロリーダウンしたいときは、ベーコンの種類を変えてみましょう。
ベーコンは使われる部位でカロリーが変わります。冒頭に紹介したベーコンエッグのカロリーは、豚バラ肉を使った36gのベーコンで146kcalです。これを同じ量のロースベーコンにすると76kcal、ショルダーベーコンにすると67kcalになります。
また、カロリーだけでなく脂質の量もそれぞれの重さが36g場合で比べてみましょう。豚バラ肉のベーコンは14.08gですが、ロースベーコンにすると5.26g、ショルダーベーコンにすると4.28gになります。
カロリーも脂質も大幅に減らせるため、ヘルシーなベーコンエッグにしたいかたはベーコンの種類を変えましょう。
卵は半熟にする
栄養の吸収率を上げるためには、ベーコンエッグの卵を半熟にしましょう。
卵は加熱時間によって栄養素の吸収効果が変わる食材です。生に近いほどビタミンBを吸収しやすくなります。
その中間である半熟卵は、消化によいため体に負担をかけずに卵の栄養素をバランスよく吸収できます。半熟卵は加熱時間によって仕上がりが異なりますが、吸収効率がよいと言われるのは温泉卵くらいの柔らかさです。
調味料は控えめにする
ベーコンエッグを食べるときは、醤油やソースなどの調味料を控えめにし、塩分の過剰摂取を避けましょう。
塩分は不足すると疲労感や血液濃縮、食欲不振などを引き起こしてしまうため、生きていくために塩分は必要なものです。ただし、過剰に摂取すると高血圧や動脈硬化、腎臓病、尿路結石などを引き起こす場合があります。
ほどよく塩分を摂取するためには、調味料の量を少し減らすなど常に意識しましょう。
ベーコンエッグのカロリーや炭水化物量について知り食べ方を工夫しよう!
ベーコンエッグの食べ方を工夫することでカロリーを抑え、栄養バランスのよい食事となります。
カロリーを控えめにしたいなら、まずベーコンの種類を変えましょう。また、ほかの栄養素をとりたい場合は、サラダ油をオリーブオイルに変え、乳製品や緑黄色野菜といっしょに食べることがポイントです。さらに調味料を減らしてシンプルに食べると、塩分控えめになります。
ベーコンエッグを健康的な食事にするためには、カロリーや炭水化物量について知るだけでなく、食べ方や調理方法も大切であるため、今回の内容を実践してみましょう。