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「片栗粉」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使い切ろう!

2022/08/06

この記事では、「片栗粉」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。

冷凍?冷蔵?常温?片栗粉の適切な保存方法や期間を紹介

片栗粉を1回で1袋使い切ることはほとんどないため、開封した状態で保存することも必要になるでしょう。開封前の片栗粉と開封後の片栗粉で、保存方法は異なります。

片栗粉は常温保存が可能ですが、開封後は冷蔵保存がおすすめとなっており、より保存期間を延ばしたいのであれば冷凍保存もおすすめです。

ここでは、冷凍・冷蔵・常温で片栗粉を保存する方法や保存可能期間について解説していきます。

常温保存

片栗粉は常温で保存できます。販売時も常温の棚に陳列されているように常温保存向きの商品で、未開封なら1年半程度の保存が可能です。未開封の賞味期限については商品に表記されているため、確認しておきましょう。

開封後も保存状態がよければ、常温でも未開封時に近い期間の保存ができますが、開封後はダニがついてしまったり、劣化による変色が起きたりするのを避けるため、密閉できる容器に移し替えて保存しましょう。

片栗粉につくダニは、ほんの少しの隙間から侵入してしまうため、輪ゴムやクリップで片栗粉の袋を閉じておくよりも、密閉容器の方がリスクを軽減できます。

片栗粉は湿気にも弱いため、未開封・開封後どちらの場合も、高温多湿を避けられる、風通しのよい場所に保管しておくことをおすすめします。

冷蔵保存

開封後の片栗粉も常温保存が可能ですが、ダニの発生を防ぐという観点では冷蔵保存がおすすめです。ダニは、低温では繁殖できないとされているため、開封後は冷蔵庫や野菜室での保存が適しています。

いったん冷蔵保存した片栗粉を常温の環境に長い時間おいておくと、温度差によって結露が起こりやすくなり、カビが発生してしまう可能性もあるため、注意が必要です。冷蔵庫で保存したら、使用後はすぐに冷蔵庫に戻すようにしましょう。

また、片栗粉は周囲の臭いを吸収しやすいという性質もあります。冷蔵庫内のさまざまな食品の臭いを吸収してしまわないよう、密閉できる容器に入れて保存しましょう。

冷蔵保存した場合も、保存期間は1年半程度を目安に、片栗粉の状態を確認してください。

冷凍保存

冷凍保存すれば、片栗粉の保存期間を延ばすことが可能です。冷凍の環境だと、冷蔵庫以上に低温となるため、ダニが繁殖するリスクが少なくなります。常温や冷蔵で保存するときよりも長期に渡って保存する場合は、冷凍保存が向いているでしょう。

ただし、冷凍保存では冷蔵保存以上に庫外との温度差があり、結露が発生する可能性が高くなります。空気に触れると劣化しやすくなるため、密閉できる容器に移して保存しましょう。

また、冷凍庫からの出し入れを減らすために、ジッパー付きの保存袋や小さめの容器に小分けにして保存する工夫が必要です。冷凍しても凍ることはないため、冷凍庫から取り出してもすぐに使えるでしょう。

片栗粉を使ったおすすめレシピ紹介

あんかけや揚げ物の衣などに使われることが多い片栗粉ですが、メインの食材としても活用できます。ここでは、片栗粉をメインに使ったレシピを3つご紹介します。

おやつが足りないときだけでなく、片栗粉を早めに消費したいときに、紹介しているレシピを試してみましょう。自分なりのアレンジを加えて、片栗粉レシピを増やしてみてはいかがでしょうか。

おすすめレシピ1:ポンデケージョ

出典:サンキュ!NEWS

ブラジルのチーズパン「ポンデケージョ」は、片栗粉で作ることができます。パン生地を片栗粉で作るため、片栗粉がたくさん必要です。使いかけの片栗粉を消費しようと考えている方は、分量が足りるかレシピを確認してから作り始めましょう。

通常のパンとは異なり、発酵の工程がないレシピとなっているため、手軽に作れます。片栗粉を多く消費したいときにおすすめのレシピです。

おすすめレシピ2:おもち風スイーツ

出典:サンキュ!NEWS

「おもち風スイーツ」は、豆乳を使ったミルク餅を作れるレシピです。片栗粉を使うことで、おもちのような食感を作り出せるでしょう。また、豆乳のかわりに水を使用することで、くずもち風になります。

シンプルな材料で簡単に作れるため、片栗粉があるときに一度作ってみてはいかがでしょうか。ちょっとお腹が空いたときでも、使いかけの片栗粉で手軽に作れます。

おすすめレシピ3:水無月

出典:サンキュ!NEWS

「水無月」は、6月に食べられる京都の和菓子です。氷に似たお菓子を食べて夏バテ予防を祈願する風習から生まれたお菓子といわれています。片栗粉や小麦粉などを使ってあずきを固める和菓子となっており、あずきなしで固めれば「ういろう」になります。

使う片栗粉の量は多くないため、使いかけの片栗粉でも十分でしょう。夏が近づいたら、夏バテ防止を祈願して作ってみましょう。

片栗粉の正しい保存方法を知っておいしく使い切ろう!

片栗粉は常温保存できますが、虫がついたり増殖したりすることを防ぐために、開封後は冷蔵保存、より保存期間を延ばしたいときは冷凍保存が向いています。

ただし、冷蔵保存や冷凍保存では、水分や保管場所の臭いを吸収してしまうこともあるため、密閉するよう注意しましょう。

片栗粉を正しい方法で保存しておくことで長期保存が可能ですが、片栗粉を使った料理のレパートリーを増やして、なるべく早く消費することをおすすめします。

 
 

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