疲れた時にやっちゃダメ!疲労回復のつもりが逆効果になるNG行動とは?

2022/01/30

毎日の仕事、家事、育児など、疲れを感じる場面は多くありますよね。疲れを感じた時、みなさんはどんな風に対処していますか?

疲れ対策として、やらない方がいいこととやるべきことについて、管理栄養士のゆかりさんに教えてもらいました。

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疲れた時に体で起こっていること

疲れを感じる時、体の中はどのような状態になっているのでしょうか?

日本疲労学会では、疲れとは「過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態である」と定義されています。

体や心に負担がかかりすぎている状態である“疲れ”を感じたまま放置してしまうと、次第に本能的に自分を守るために心身の機能が抑えられ、生活に支障をきたしてしまうことも……。肥満や生活習慣病、ガンなどの深刻な病気に繋がる可能性もはらんでいるといわれています。

疲れから回復するためにすべきこと

疲れを極限まで溜め込んでしまい、倒れてしまっては何もすることができなくなってしまいます。そうなる前に、適切な方法で疲れを解消しましょう!

疲れた時の対処法としてよく見聞きするものには、甘いものを食べる、お酒を飲む、栄養ドリンクを飲む、ひたすら寝る、カラオケに行く、体を動かす、ボーっと過ごす、などがあります。これ以外にも数えきれない方法がありますが、選び方を間違えてしまうと逆効果になるものも……。

それは、「甘いものを食べること」と「お酒を飲むこと」。

筆者も経験がありますが、たしかに甘いものを食べたりお酒を飲むと、一時的に疲れを忘れることができます。しかし、効果はあくまでも一時的。血糖値やアルコールが脳に作用して、疲れの感じ方を鈍くすることはできても、根本的な解決にはなりませんでした。

また、おすすめできない理由として、飲食する時間や量、内容によっては、消化に負担をかけてしまったり栄養の偏りを生んでしまうリスクがあること。それともう一つ、甘いものやアルコールは、糖質をエネルギーに換えるためにビタミンB1を消費してしまうことも問題なのです。疲労回復にもビタミンB1が必要なため、ビタミンB1不足になると疲れは溜めこまれる一方に……。

可能であれば、甘いものやアルコールに頼らず、他の方法で疲れをいやすのが賢い選択です。どうしても難しい場合には、必ず通常の食事でビタミンB1を多く含む食材を多く摂ることが大切。

ビタミンB1を多く含む食材には、豚肉(ハム、ベーコン含む)、うなぎ、たらこ、落花生などがありますよ。さらに、ビタミンB1の吸収や働きを高めてくれるアリシンという成分が含まれるネギ、にんにく、にらなども一緒に摂ると効果的です。

疲れを溜め込まない生活を送ろう!

体と心は密接につながり合っています。どちらの疲れの解消のためにも、エネルギー代謝を円滑にすることがポイント!ビタミンB1以外にも、ビタミンB2やナイアシンなどの栄養素も必要不可欠なのです。

また、これらのビタミンは体内にとどまる時間が短いため、一度にたくさん食べるよりも3度の食事でその都度、摂るようにした方が有効。そういったことから、一番大切なのは「普段の食事を正すこと」といえるかもしれませんね。

そうはいっても、食生活だけでは疲れを取り除くことはできません。ごく基本的な結論になってしまいますが、

・【主食】でんぷんなどの炭水化物、【主菜】タンパク質、【副菜】ミネラル、ビタミン、食物繊維+適度な脂質が揃った食事を食べる

・疲れを感じない程度に体を動かす(=血流を良くして代謝に好影響)

・睡眠環境を整えて十分に時間を確保する(=就寝中に回復機能がUP)

こういったことを含め、生活全般を見直してみてはいかがでしょうか。

健康維持の基本は、日々の生活習慣。
疲れを感じ続ける生活では、いずれ何らかの形で今の生活を維持できなくなってしまいます。ぜひ、「疲れくらい大したことない」と思わずに、軽い疲れのうちから生活を変えてみてくださいね。

■執筆/ゆかり…保育園調理、セミナー講師、出張料理、料理教室、食育サイトの記事執筆など幅広く活躍中の管理栄養士で食生活アドバイザー。1児の母。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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