白い背景の上の新鮮な緑の紫蘇の葉

【野菜のプロ監修】「大葉」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使い切ろう!

2022/06/30

この記事では、「大葉」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。

■記事監修

野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおい...

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冷凍?冷蔵?常温?大葉の適切な保存方法や期間を紹介

大葉は乾燥に弱いため、常温保存に向いていない野菜です。大葉を保存するなら、冷蔵保存か冷凍保存をおすすめします。また、大葉は乾燥させて保存することも可能です。

大葉は冷蔵で2~3週間、冷凍なら3カ月程度、乾燥させれば3~4週間の保存が可能です。いずれの場合も、大葉にとって正しい方法で保存したときの目安となっています。単純に買ってきたまま冷蔵庫や冷凍庫に入れるだけでは、おいしい状態は保てません。

ここでは、大葉を保存する場所や保存方法について解説します。長持ちする保存方法を覚えておきましょう。

冷蔵保存

大葉は乾燥が大敵なので、乾燥を防ぐ工夫をしたうえで冷蔵保存すれば、風味を落とさずにおいしさを保てるためおすすめです。

食品用ラップに包んだり、ポリ袋に入れたりして、野菜室で保存するだけでも、1週間程度は日持ちします。湿らせたキッチンペーパーで1枚ずつ包んだうえで、食品用ラップやポリ袋に入れて保存すれば、さらに長持ちするでしょう。

保存期間を延ばすために、大葉の茎を水に浸けて保存する方法もあります。大葉の茎をまとめて先端を切り、少量の水を入れたコップや保存容器に茎の部分を浸してください。

食品用ラップやフタで閉じて野菜室で保存し、3~4日に1回のペースで水を替えれば、2週間程度は保存できます。

冷蔵保存であれば、大葉の風味を落とすことなくおいしいまま保存できますが、冷気のあたる場所に置くと黒ずんでしまうことがあるため、注意が必要です。冷気が直接あたる場所を避けて保存してください。

冷凍保存

大葉は冷凍保存も可能です。冷凍では多少風味が落ちることもありますが、香り付けでも十分に使えます。

冷凍保存するときは、大葉を千切りにしておくことで、冷凍から取り出してすぐに使えるため便利です。千切りにした大葉はキッチンペーパーで水分をふき取り、密閉できる容器に入れて冷凍します。

また、大葉を密閉できる容器に詰め込みすぎず、ふんわりとした状態で冷凍するようにしましょう。

ふんわりとした状態で冷凍しておけば、大葉同士がくっついてしまうことも少なく、使う分だけを取り出しやすくなります。使用するときは、必要な分だけを容器から取り出して、そのまま薬味としても使えます。

大葉は低すぎる温度では黒っぽく変色するため、冷凍保存の大葉は色が濃くなっていますが、品質には問題ありません。

常温保存

大葉は野菜であるため、常温で放置しても問題ないと思っている方もいるのではないでしょうか。大葉は茎から離され、水分の供給源を失っているため、常温に放置するとたちまち乾燥してしなびてしまいます。

大葉は乾燥しやすいため、常温保存には向いていませんが、完全に乾燥させてしまえば、常温で保存することも可能でしょう。大葉を乾燥させるには、「天日干し」「電子レンジ」「オーブン」など様々な方法があります。天日干しなら香りを残して乾燥させることもできます。

乾燥させた大葉は手で簡単に粉々にできるため、料理のアクセントや風味添えとして使えるでしょう。

大葉を使ったおすすめレシピ紹介

大葉は料理に風味を付けてくれるため、いつもの料理に大葉を加えるだけでも、一味変わった料理として楽しめるでしょう。

ここでは、大葉を使ったレシピを3つ紹介していきます。保存している大葉をおいしいうちに使い切るためにも、自身のレパートリーにないレシピがあれば、覚えておくと良いでしょう。

おすすめレシピ1:ちくわと大葉の焼きつくね

出典:サンキュ!STYLE

「ちくわと大葉の焼きつくね」では、千切りにした大葉を使用します。買ってきたばかりの大葉や、冷蔵保存している大葉でも活用できます。

大葉は鶏肉と一緒に焼くため、風味や色合いが若干落ちる可能性はありますが、冷凍保存や乾燥保存の大葉を使用することも可能でしょう。

このレシピは大葉を5枚ほど使うため、多めに大葉を消費したいときにも向いているレシピです。

おすすめレシピ2:海老と大葉のカリカリ揚げ

出典:サンキュ!NEWS

「海老と大葉のカリカリ揚げ」は、少ない材料で手軽に作れて、おかずにもおつまみにもなる便利なレシピです。大葉は具材を巻く材料として使うため、買ったばかりや、冷蔵保存してある大葉がおすすめです。

また、大葉を巻き材としてではなく、具材と一緒に餃子の皮で巻くようにすれば、冷凍や乾燥保存した大葉を使用することもできるでしょう。

おすすめレシピ3:大葉みそ

出典:サンキュ!NEWS

「大葉みそ」は、作り置きしておけばご飯のお供としてだけではなく、おにぎりの具材にしたり調味料として使ったりと、様々なシーンで活躍してくれる一品です。

千切りにして火を通すため、買ってきたばかりの大葉をはじめ、冷蔵、冷凍、乾燥、いずれの方法で保存された大葉も利用できるでしょう。

大葉みそは、作ってから7~10日程度は日持ちします。様々な方法で保存した大葉を使うよりも、大葉が余った段階で作ってしまうことをおすすめします。

大葉の正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!

この記事では、大葉の適切な保存方法や期間を中心に紹介しました。

大葉には、風味を落とすことなく保存ができる冷蔵保存が向いています。冷凍保存や乾燥させて粉末にすることも可能ですが、この場合は少し風味が落ちる可能性を考慮しておく必要があります。また、大葉には乾燥が大敵であることを考慮しておきましょう。

大葉の正しい保存方法とおすすめレシピを知って、おいしく使い切ってみてはいかがでしょうか。

参考サイト

 
 

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