【野菜のプロ監修】「わさび」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使い切ろう!
2022/08/02
この記事では、「わさび」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。
■記事監修
冷凍?冷蔵?常温?わさびの適切な保存方法や期間を紹介
わさびには、代謝改善の酵素を活性化する作用や、抗酸化作用があります。また、殺菌効果も期待できる食材です。
この記事では、わさびのなかでも生わさびについて紹介していきます。生わさびの保存方法は、品質低下を防ぐためにも、冷蔵・冷凍保存がおすすめとなっています。
ここからは、わさびの適切な保存方法や期間を詳しく紹介していきます。ご興味があるかたは、ぜひチェックしてみてください。
冷蔵保存
わさびの保存方法として、冷蔵保存は向いています。品質の低下を防ぐためにも、なるべく早くわさびを消費したいという方もいるでしょうが、一度に1本丸ごと使い切るのはむずかしいため、保存するときは冷蔵庫に入れることをおすすめします。
冷蔵保存の方法はおもに2つあり、まずは食品用ラップで包む方法です。根茎を水でぬらしてから新聞紙で包み、その上から食品用ラップで包み冷蔵庫に入れましょう。この方法であれば、1カ月程度は鮮度を保つことができます。
次に、コップに水を入れてから根茎を浸す方法です。この方法では、水を毎日取り換える必要があります。注意点として、すりおろしたわさびは、時間がたつほどに香りが失われていくことから保存には向かないため、使い切れるぶんだけすりおろすようにしましょう。
冷凍保存
わさびをより長期的に保存したい場合は、冷凍保存が向いているでしょう。すぐに使い切れないときは、冷凍保存で鮮度を保つことがおすすめです。ここでは、そのままの状態と、すりおろした状態、それぞれの保存方法を紹介していきます。
まずは、そのままの状態での保存方法です。そのままの状態でわさびを冷凍保存するときは、わさびを食品用ラップで包んでから冷凍庫に入れましょう。また、冷凍したわさびを使う場合、解凍せずにすりおろすことで、わさびの風味が失われずに香りも立つため、おすすめです。
次に、すりおろした状態での保存方法です。まずは、すりおろしたわさびを食品用ラップにのせて、薄く伸ばしていきます。そのまま薄く伸ばしたわさびを食品用ラップで包んでから冷凍庫に入れましょう。必要なぶんを手でパキパキ折って使うことができます。
冷凍保存であれば、1年程度はわさびの風味を損なうことなく保存できるでしょう。
常温保存
わさびの常温での保存は向いていません。冷たい水の中で育つわさびは、高温や乾燥にとても弱いためです。
わさびを常温で放置してしまうとどうなってしまうのか気になるというかたもいるでしょう。
わさびを常温で放置することで、表面が乾燥して黄色っぽい色に変色したり、品質が変化したりしていきます。さらに放置してしまうと表面が溶けてきたり、カビが発生したりするため、すぐに食べない場合は、冷蔵か冷凍で保存するようにしましょう。
わさびを使ったおすすめレシピ紹介
ここからは、わさびを使ったおすすめレシピを紹介していきます。今回は、「生わさび丼」を始めとした3つのレシピをピックアップしていきます。
なかなかわさびを使い切れないかたや、わさびを使った料理のレパートリーを増やしたいというかたは、ぜひ試してみてください。
おすすめレシピ1:生わさび丼
最初のおすすめレシピは、組み合わせがとてもシンプルな「生わさび丼」です。わさびの風味をより感じられるように、切り海苔やかつお節を合わせるなどの工夫がされているレシピとなっています。
調理時間も短く、いそがしいかたでも手軽につくることができるようになっているため、ぜひ試してみてください。
おすすめレシピ2:梅ワサビ
次のおすすめレシピは、副菜やお酒のおつまみとしても重宝する「梅ワサビ」です。
このレシピは、食材を混ぜ合わせたり、フライパンで乾煎りしたりする工程だけとなっているため、手軽につくることができます。また、乾煎りしているかつお節のパリッとした食感も楽しむことができるため、おすすめの一品となっています。
わさびの正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!
この記事では、わさびの適切な保存方法や期間を中心に紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
わさびは、常温で放置してしまうと表面が乾燥し黄色っぽい色に変色したり、品質が変化したりしてしまうため、冷蔵・冷凍保存がおすすめです。より長期的に保存したいときは、冷蔵保存ではなく冷凍保存を選択しましょう。
この記事を参考に、わさびの正しい保存方法を知って、おいしく使い切ってみてはいかがでしょうか。