日本のメロン、グリーン メロンや白い背景で隔離の種メロンのスライス

【フルーツのプロ監修】「メロン」の保存方法は?正しい方法を知りおいしく使い切ろう!

2022/08/03

この記事では、「メロン」が冷凍・冷蔵・常温それぞれの保存方法に向いているかなど、保存方法について解説しています。また、保存する際のポイントやレシピも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

なお、食材の状態や保存環境によって保存期間は変わります。保存方法にかかわらず、できるだけ早めに消費しましょう。

野菜や果物の専門的な知識をもち発信する"野菜ソムリエプロ"。管理栄養士としての意識も活かし、野菜・果物をおい...

>>>小島香住の記事をもっと見る

冷凍?冷蔵?常温?メロンの適切な保存方法や期間を紹介

切って新鮮なメロンを食べる
kuppa_rock/gettyimages

メロンは、そのまま食べてもおいしく、ジュースやピューレにしてもおいしい果物です。適切な方法で保存し追熟することで、より一層おいしく食べられるでしょう。

入手したメロンが未完熟の場合は、食べごろになるまで常温で保存して、食べごろになったら冷蔵庫で保存することをおすすめします。

なお、メロンの追熟が進む温度の目安は20~25℃となっており、冷蔵庫で保存すると追熟しないため、注意しましょう。

ここでは、メロンをおいしく食べるための適切な保存方法と期間について紹介します。冷凍、冷蔵、常温それぞれの方法の注意点も紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

常温保存

メロンの下の部分を押しても固く、香りが弱いものは未完熟であるため、常温で保存して追熟させることでおいしく食べられます。しかし、完熟したメロンは保存可能期間が短いため、常温保存は向かないでしょう。

未完熟のメロンを追熟させる場合は、20~25℃の常温で、風通しの良い冷暗所で保存します。完熟に近づくにつれて、メロンの甘い香りがするようになり、ツルつきのメロンならツル枯れてきます。冷蔵庫に入れて2~3日の間に食べましょう。

なお、前述のとおりメロンが食べごろになる前に冷蔵庫に入れてしまうと、追熟しないため、注意が必要です。

メロンの追熟期間も合わせて常温で10日程度は保存できますが、食べごろになったメロンは2~3日の間に中から発酵し始めるため、おいしく食べられる間に食べ切りましょう。

冷蔵保存

未完熟なメロンを冷蔵庫で保存すると追熟しないため、冷蔵保存は適していません。完熟したメロンは冷蔵保存もできますが、鮮度が落ちてしまうため、2~3日の間に食べ切りましょう。なお、冷蔵保存した場合は食べる30分〜1時間くらい前に室温に置いておくと、より甘さを感じられます。

完熟したメロンを丸ごと冷蔵保存する時は、メロン全体をペーパータオルで包み、ポリ袋に入れ、野菜室で保存します。また、メロンが発生させるエチレンガスによって、他の野菜や果物が早く傷んでしまうため、ポリ袋の口はしっかりと縛りましょう。

野菜や果物は、カットした表面が空気に触れることで酸化し、鮮度が落ちてしまいます。カットしたメロンを冷蔵保存する時は、種を取り除き、空気になるべく触れないように食品用ラップで包み、野菜室で保存しましょう。

一口サイズにカットしたメロンは、密閉できる容器に入れて保存することも可能です。メロンの状態に合わせて、なるべく空気に触れないように保存し、2~3日の間に食べ切りましょう。

冷凍保存

完熟したメロンを食べ切れない時や、長期保存したい場合は冷凍保存が適しています。適切な方法で保存すれば、1カ月程度は鮮度を保つことができるでしょう。

冷凍保存する時は、種と皮を取り除き、一口サイズにカットした後、食品用ラップを敷いた金属のトレイなどに並べ、食品用ラップを被せて一度冷凍します。メロンが凍ったら、ジッパー付きの保存袋に移して、冷凍庫で保存しましょう。

おいしく冷凍保存するためには急速冷凍がおすすめです。また、冷凍保存しても日が経つにつれて鮮度は落ちていくため、なるべく早めに食べ切るようにしましょう。

メロンを使ったおすすめレシピ紹介

メロンは常温保存によって追熟させることで、よりおいしく食べられます。完熟したメロンは甘みも強く、そのまま食べたり、ひと手間加えたりとさまざまな食べ方ができるでしょう。

また、冷凍保存したメロンは、生とは違った風味や食感も楽しむことができます。ここからは、メロンを使ったレシピを紹介していきます。ご興味がある方は、参考にしてみてください。

おすすめレシピ1:メロンのブランデーがけ

出典:E・レシピ

「メロンのブランデーがけ」は、メロンにブランデーをかけるだけでおいしく食べられるレシピです。メロンにひと工夫しておいしく食べたい方におすすめの一品と言えるでしょう。

メロンにブランデーの風味が合わさることで、甘さが一層引き立ちます。少し大人の雰囲気があるデザートを味わいたい時に作ってみてはいかがでしょうか。

おすすめレシピ2:ぜいたくジューシー!メロンジュース

出典:E・レシピ

「ぜいたくジューシー!メロンジュース」はメロンをたくさん使うことで、メロン自体のおいしさを存分に味わえるジュースです。手軽に作れるため、時間がない朝や、おやつにもピッタリでしょう。

メロンの甘さや風味に、はちみつとミルクが合わさり、優しい甘みのあるジュースとなっています。メロンをたくさん使えるため、メロンを使い切れない時にもおすすめのレシピでしょう。

おすすめレシピ3:メロンのスープ

出典:E・レシピ

「メロンのスープ」は、とろみの付いた甘い口当たりの白ワインと、メロンジュースが合わさった、風味豊かな一品です。メロンの鮮やかな黄緑が映えるおしゃれなスープになっています。

食卓に一風変わった彩りを加えたい時におすすめです。また、このレシピでは白ワインとメロンジュースに加えたミントによって、大人の雰囲気も味わえるでしょう。

メロンの正しい保存方法を知って食材をおいしく使い切ろう!

メロンは、状態に合わせて適切な保存方法をとることで、おいしく食べられる果物です。

未完熟のメロンは、20~25℃の風通しの良い冷暗所で常温保存し、追熟させることでおいしく食べられます。食べごろになったメロンは発酵が始まるため、冷蔵庫で保存し2~3日の間に食べ切りましょう。

食べごろになったメロンを2~3日のうちに食べ切れない場合は冷凍保存がおすすめです。皮や種を取り除き、一口大にカットしたメロンを金属トレイなどにのせて急速冷凍させた後、ジッパー付きの保存袋に移して保存しましょう。

メロンをおいしく食べられる期間は短いため、完熟に近い時に感じられる甘い香りや、ツルの枯れ具合などをチェックして、新鮮なうちにおいしく食べ切ってみてはいかがでしょうか。

参考サイト

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND