【保存用】お風呂のカビ取りスプレー、使い方を間違えると効果が減!?
2022/05/28
当たり前のようにやっている家事が、じつは間違っていたとしたら?そんな「NG家事」について、家事代行サービスを展開するカジタクに所属する山口奈穂子さんに教えてもらいました。
今回紹介するのは、お風呂などで利用する「カビ取りスプレー」の意外と知られていない正しい使い方についてです。
シャワーを流して仕上げに「シュッ!」は間違い!
浴室などで使うカビ取りスプレー、ふだん皆さんはどうやって利用していますか?恐らく多くの人が、お風呂掃除が終わった仕上げ、あるいは一度シャワーなどをかけてから「シュッシュッ」と吹きかけて、その後に洗い流す……という使い方かと思います。
しかし、カジタクの山口さんによれば、カビ取りスプレーをまくときの状態には注意が必要だそうです。
「カビ取りスプレーは、スプレーする場所が乾いた状態で使うのが効果的。水分があると洗剤が薄められて、効果も薄まってしまうのです。ですから、濡れた状態や濡らした後、すぐに使ってしまうのはNGです」(カジタク・山口奈穂子さん、以下「」内同)
スポンジでゴシゴシもNG!?
スプレーをした後に、スポンジでゴシゴシとこする人もいるでしょう。じつはこれも、逆効果なんだとか……。
「スポンジでごしごしすると、せっかくまいた成分が飛び散ってしまい、効果が薄くなってしまいます。また、カビ取り剤は強い洗剤なので、スポンジでこすった際に飛び散って目に入る危険性なども考えられます」
つまり、カビ取りスプレーの正しい使い方は「濡らさない」「こすらない」の2点を守ること。山口さんにより詳しく解説してもらいましょう。
「洗剤をまいたら、そのまま5分程度放置してシャワーで流すだけでOK。そうすることで、カビ取り剤が汚れに浸透して勝手に落としてくれます。ただし、浴室の素材によっては変色する可能性もあるので、10分以上放置するのは避けましょう。
より効果的に使いたい場合は、『事前に中性洗剤で浴室の汚れを落として、しっかり乾燥させる』ようにしましょう。理由は皮脂汚れなどがある状態で、カビ取り剤を使うと殺菌効果が薄れてしまうことに加えて、皮脂汚れの成分と化学反応が起き塩素臭が増してしまうから。
なお、大前提としてカビ取り剤をほかの洗剤と混ぜて使うのはNG。また、できれば手袋やマスク、眼鏡などをして使うようにしましょう」