お風呂のカビ取りスプレーをご紹介!使い方を間違えると効果が減!?
2022/05/28
お風呂などで利用する「カビ取りスプレー」の意外と知られていない正しい使い方についてご紹介します。
※本記事は、過去に掲載した以下記事を統合したうえで一部編集を加えたものです
■落ちないカビは塗って隠す…!?浴室にカビが生えてしまっても大丈夫!なおすすめカビ取り剤3選(2021/06/04掲載)
■お風呂のカビ取りスプレー、使い方を間違えると効果が減!?(2019/03/22掲載)
シャワーを流して仕上げに「シュッ!」は間違い!
浴室などで使うカビ取りスプレー、ふだん皆さんはどうやって利用していますか?恐らく多くの人が、お風呂掃除が終わった仕上げ、あるいは一度シャワーなどをかけてから「シュッシュッ」と吹きかけて、その後に洗い流す……という使い方かと思います。
しかし、家事代行サービスを展開するカジタクに所属する山口奈穂子さんによれば、カビ取りスプレーをまくときの状態には注意が必要だそうです。
「カビ取りスプレーは、スプレーする場所が乾いた状態で使うのが効果的。水分があると洗剤が薄められて、効果も薄まってしまうのです。ですから、濡れた状態や濡らした後、すぐに使ってしまうのはNGです」(カジタク・山口奈穂子さん、以下「」内同)
スポンジでゴシゴシもNG!?
スプレーをした後に、スポンジでゴシゴシとこする人もいるでしょう。じつはこれも、逆効果なんだとか……。
「スポンジでごしごしすると、せっかくまいた成分が飛び散ってしまい、効果が薄くなってしまいます。また、カビ取り剤は強い洗剤なので、スポンジでこすった際に飛び散って目に入る危険性なども考えられます」
つまり、カビ取りスプレーの正しい使い方は「濡らさない」「こすらない」の2点を守ること。山口さんにより詳しく解説してもらいましょう。
「洗剤をまいたら、そのまま5分程度放置してシャワーで流すだけでOK。そうすることで、カビ取り剤が汚れに浸透して勝手に落としてくれます。ただし、浴室の素材によっては変色する可能性もあるので、10分以上放置するのは避けましょう。
より効果的に使いたい場合は、『事前に中性洗剤で浴室の汚れを落として、しっかり乾燥させる』ようにしましょう。理由は皮脂汚れなどがある状態で、カビ取り剤を使うと殺菌効果が薄れてしまうことに加えて、皮脂汚れの成分と化学反応が起き塩素臭が増してしまうから。
なお、大前提としてカビ取り剤をほかの洗剤と混ぜて使うのはNG。また、できれば手袋やマスク、眼鏡などをして使うようにしましょう」
浴室にカビが生えてしまっても安心のおすすめカビ取り剤3選
いつも注意していたけど、うっかりカビを生やしてしまったという方も多いのではないでしょうか。
ここでは最後に、サンキュ!STYLEライターkousanaさんがおすすめする、浴室にカビが生えてしまっても安心できるカビ取り剤を紹介していきます。
ご興味がある方は、参考にしてみてください。
軽いカビならカビキラー!
カビ取り剤の中でも一番有名と言っても過言ではない、ジョンソンのカビキラー。
ドラッグストアやホームセンター、スーパーなど、買い求めやすい商品です。
泡スプレータイプで、吹きかけて5分放置し洗い流すだけと、とても手軽に使えます。
塩素系ですので服に飛び散った時には白くなってしまうので要注意。エプロンを付けるか、お気に入りの服を着てやるのは控えましょう。また、使用の際は換気を充分に行ってくださいね。
ジェルタイプのカビ取り剤!かびとりいっぱつ185
比較的軽めのカビでしたらカビキラーだけで落ちますが、落ちない時はこちらをおすすめします。ネーミングから期待できるカビ取り剤。かびとりいっぱつ185。
ジェルタイプなので塗っても垂れてきたりしませんし、細いノズルなのでとても塗りやすいです。カビキラーよりは長い時間放置しなくてはいけませんが、軽めのカビでしたら1時間で消えることも!その後はしっかり水洗いするだけですので、簡単!
かびとりいっぱつ185も塩素系なので、服に付かないように気をつけなくてはいけませんが、臭いがほぼないのが嬉しいところです。
根の深いカビには、ヘラや刷毛など使っていただくと、より一層の効果が出ます!
カビを隠しちゃう!カビダッシュ 防カビ・リカバリーマジック
泡スプレータイプのカビキラー、ジェルタイプのかびとりいっぱつ185でも落ちないよ!というガンコなカビに困った時は、最終兵器!カビダッシュ 防カビ・リカバリーマジックをおすすめします。
修正ペンのようなもので、カビのところに塗って隠してしまう方法です。
タイルの目地やゴムパッキンに塗るだけなので、気になった時に簡単にできます!
カビを消すという発想を覆し、隠すという方法は目から鱗!
塗って隠すだけでなく再発防止もできるのだそう。そこまでできてしまうとはびっくりでした!
ホワイトとアイボリーの2色ありますので、ご家庭に合った色を選ぶことができます。
カビが生えないようにする方法は、水分を残さず拭きあげること!これに尽きますが、それでも結露のできやすい季節や梅雨の時期はどんなに頑張って拭きあげてても湿度が高く、空気中に水分が多いのでカビが生えてしまいます。
泡スプレータイプ、ジェルタイプ、塗るタイプ。この3つさえあればキレイな浴室をキープできると思いますので、カビにお悩みの方は一度お試ししてみてはいかがでしょうか?