【給食のおばちゃん発】食材ロスゼロで食費減!在庫一掃アイデア4選
2022/05/15
食材はできるだけ捨てないのがモットーのナカムラマリコさんは保育園の給食室で働く3児の母。使い切れない!食べきれない!が限りなくゼロのナカムラさんが実践する4つのアイデアを紹介します。
<教えてくれた人>
『サンキュ!』読者 ナカムラマリコさん(広島県 40歳)
保育園の給食室で週5日働きながら、小学生と中学生の男の子3人を育てるママ。勤務先で得た知識をもとに、食材をムダなくおいしく使い切る料理で家族の胃袋を満たしている。
テンション上がる在庫一掃アイデア教えます!
週末は食材の在庫一掃デーと決め、食材のロスゼロを心がけているナカムラさん。「中途半端に残った野菜は、細かく刻んだり卵でとじたりして子どもの好きな料理にします。残り物感がないから喜んで食べますよ」。また、残り物の総菜は翌朝トーストにして食べ切り、徹底してムダをゼロに。
【テクニック1】残り野菜は何でも刻んでおかずに活用
玉ねぎ、にんじん、白菜などなど……。毎日、少しずつ残ってはたまる野菜は、何でも刻んでおかずに入れて食べ切るのがナカムラさん流。「細かく刻んでケチャップやソース味、あんかけなど、子どもが好きなしっかり味にするとペロッと食べちゃいます!」。
刻み野菜の使い道
●ハンバーグ
●肉野菜炒めあんかけ
●春巻き
●ドリア
●お好み焼き
●チヂミ
●ミートソース
●ミートソース(みそ味)
【テクニック2】とりあえず卵でとじれば食べ切れる
「卵さえあれば!」とナカムラさんが頼る食材一掃料理が卵とじ。少しずつ残った野菜で作るオムレツや卵焼き、甘酢あんをかけた天津丼をはじめ、卵でとじたみそ汁やスープも定番メニューです。
【テクニック3】おかずの残りはホットサンドにして朝食で食べ切る
朝食でよく作るのが、総菜のっけトースト。前の晩に作ったひじきや切り干し大根の煮もの、きんぴらなどを食パンにのっけてピザ用チーズを散らして焼くだけ。「和のおかずも意外にイケちゃうロスゼロメニューです!」。
週末は食材在庫一掃! 食材使い切り献立の事例集
週末その1
●豆腐ハンバーグ(合いびき肉や刻んだ半端野菜を混ぜて型に入れてオーブンで焼く)
●にんじんしりしり
●残り野菜とわかめのみそ汁
週末その2
●あんかけ卵(卵焼きに、細かく切ったブロッコリーとちくわ入りの甘酢あんをかけて)
●白菜、ちくわ、卵、わかめのスープ
●野菜サラダ
週末その3
●麻婆豆腐(食べやすく切った豚肉、白菜、にんじん、玉ねぎ、豆腐を炒めて麻婆味に)
●ちくわと残り野菜の卵スープ
●茶碗蒸し(前日のみそ汁と卵で)
週末その4
●高野豆腐と野菜のケチャップ煮(高野豆腐、ソーセージ、玉ねぎ、にんじん、ブロッコリーを炒めて、ケチャップで味つけ)
●野菜サラダ
参照:『サンキュ!』2022年5月号「フードロスゼロ献立」より。掲載している情報は2022年3月現在のものです。撮影/ナカムラマリコ 取材・文/渡辺ゆき 編集/サンキュ!編集部