お母さんが常にイライラしていると、家の中の空気が悪くなる…とはいうものの、毎日家事に追われて忙しいと気持ちの余裕がなくなりますよね。
ちょっとした工夫で家事のハードルを下げ、毎日ご機嫌に過ごす方法をシンプルな節約・コンパクトな暮らしを心がけた結果、年340万円貯蓄を達成した、ちぃこさんに教えてもらいました。
苦手な家事のハードルを下げる「マイルール」
私は家事の中で料理が一番苦手です。そのため「品数は多く作らなくていい」というマイルールを設定しています。
我が家は多くても一汁二菜で、一汁一菜の時もよくあります。段々と疲れが出てくる週の後半には、チャーハンや丼ものに味噌汁、簡単な副菜という組み合わせで献立を立てています。簡単に作れるメニューを事前に決めておくことで、料理をするのが面倒くさいと思わなくなりました。
副菜は主菜では足りない栄養素を使うだけ。緑黄色野菜が足りなかったら温野菜のサラダにしたり、タンパク質が足りないと思ったら豆腐や枝豆、卵焼きを添えたりと簡単に作れるものを出します。
自分が苦手だと思う家事は「これだけやればOK」という基準を決めておきましょう。
「キレイになった!」「おいしい!」などの前向きな独り言
毎日こなしている家事に対して家族は「それが当たり前」と思っているのか、感謝の言葉を頻繁に伝えてはくれませんよね。それなら、自分で自分を褒めましょう。
私は実際に、リビングの床掃除をしたら「キレイになった!」、料理の味つけがうまくいったら「おいしい!」と口に出します。例え周りに家族がいなくても、前向きな言葉を発することで「家事は面倒くさいもの」ではなく「家事をすると気持ちがよい」と認識するようになり、家事に対するモチベーションをキープできるようになりました。
1人で家事を抱え込まない
毎日、膨大な量の家事を自分1人でこなすのは大変です。家族と家事を分担して自分だけで抱え込まないようにしましょう。
我が家はお風呂掃除とゴミ出しを夫にやってもらってい、食器洗いと洗濯は半々です。以前は夫が飲んだコップを自分で洗わずシンクに置きっぱなしだったり、カゴが洗濯物で溢れているのに何もしなかったのが、進んで取り組んでくれるようになったので、夫へのイライラも減りました。
家事は自分たちが心地よく暮らすために取り組むものなので、主婦1人が抱える必要はありません。何も言わずにイライラしているだけでは家族は分かってくれないので、「これをしてくれると助かる」とストレートに伝えることで家族も理解してくれるはずです。
完璧を求めてしまうとキャパオーバーになり、苦しくなってしまいます。「家事を完璧にこなせない」のではなく「少しでも家事をした自分はえらい」と前向きに考えることで気持ちがスッとラクになり、ご機嫌に暮らせるようになりますよ。
■執筆/ちぃこさん…シンプルな節約・コンパクトな暮らしを心がけた結果、年340万円貯蓄を達成した節約主婦。日商簿記検定3級保持。インスタグラムはchiiko561。
編集/サンキュ!編集部