そばは冷凍保存が便利!上手においしく保存するためのテクニック
2023/01/29
そばを食べ切れず、困ってしまったという経験はありませんか。本記事では、適切な冷凍方法をご紹介しています。また、生麺や茹でそばの冷凍保存方法や、お弁当として持ち歩く方法なども紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
そばを冷凍する際の注意点
生麺のそばや茹でそばは、しっかりと冷蔵しても約2~3日しか保存できないため、食べ切れないなどの理由でどうしても保存したい場合には、冷凍保存がおすすめです。
そばを冷凍ストックしておけば、手軽に食べられるためとても便利です。しかし、冷凍焼けなどによる劣化を避けるためには、適切な方法で冷凍保存する必要があります。
そばをおいしく冷凍保存するためには、下記のようなポイントに注意しましょう。
- 長期の冷凍保存は控える
- 再冷凍はしない
長期の冷凍保存は控える
冷凍することで、冷蔵よりも長い期間の保存が可能になります。しかし、冷凍しているからと言って、完全に劣化を止められるわけではないので、過度な長期保存は控えましょう。
また、長期の冷凍保存は乾燥や冷凍焼けの原因になります。冷凍後は1カ月程度で食べ切るのがおいしく食べる秘訣です。
再冷凍はしない
1度解凍したそばを再冷凍すると、劣化して味や食感が落ちてしまいます。そのため、解凍したそばは再冷凍せず、その日のうちに食べ切るようにしましょう。
あらかじめ食べ切れる分量ごとに分けて冷凍しておけば、再冷凍しなくて済むのでおすすめです。
そばは1食分ずつ冷凍するのがおすすめ
そばには生麺・茹でそば・乾麺の3種類がありますが、冷凍方法はどれもほとんど変わりません。これから紹介する方法を参考にしてそばを冷凍することで、おいしさをキープしたまま長期保存ができます。
以下で、そばの適切な冷凍方法について詳しく解説していきます。簡単にできるので、ぜひ参考にしてみてください。
1:1食分ずつ小分けにする
まずは、そばを1食分ずつ小分けにしてから食品用ラップで包みます。小分けにして冷凍することで、食べたいときに食べたい分だけ取り出せるので使い勝手が良くなります。
生麺の場合は食品用ラップで包む前に、キッチンペーパーで包んでおくと乾燥が抑えられ、よりおいしさをキープしたまま冷凍保存できます。
2:冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫へ
そばを食品用ラップで包んだら、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍します。そばに空気が触れてしまうと冷凍焼けなどの原因になるため、袋に入れる際はできるだけ空気を抜いて密閉するのが長持ちさせるポイントです。
また、空気を抜いて平らな状態にしておくことで、冷凍庫のスペースを節約できるという利点もあります。
そばの解凍方法
冷凍したそばをおいしく食べるためには、解凍方法にも気をつける必要があります。生麺と茹でそばでは解凍方法が異なるため、以下を参考に適切な方法で解凍するようにしましょう。
生麺の場合は、解凍すると麺同士がくっつきやすくなってしまうため、解凍せずに冷凍状態のまま茹でるのがおすすめです。
一方、茹でそばの場合は、再度茹でると麺がやわらかくなりすぎて食感が悪くなるため、冷蔵庫で自然解凍してから冷たい状態で食べるか、温かいつゆに入れてほぐしながら食べるのが良いでしょう。
茹でる際のポイント
冷凍したそばをおいしく茹でるためには、下記のようなポイントを押さえましょう。
使用する鍋が小さかったり、お湯の量が少なすぎたりすると、吹きこぼれの危険や麺同士がくっついてしまうなどの問題が生じます。そばを茹でている間はあまり目を離さず、定期的に菜箸などで麺をほぐすようにすると良いでしょう。
また、前述した通り、冷凍したそばは解凍せずに凍った状態で茹でた方がおいしく食べられます。
茹で上がったそばは、ヌメリを落とすように冷水でしめてあげると食感が良くなるのでおすすめです。
- 大きな鍋やフライパンを使う
- 多めの湯に冷凍のまま入れて茹でる
- 冷水で麺をしめる
そばの保存期間は?
乾麺は常温でも約1カ月の保存が可能ですが、生麺と茹でそばの場合は、開封してから2~3日程度しか日持ちしません。しかし、冷凍保存することで、生麺や茹でそばでも約1カ月の長期保存が可能になります。
なお、冷凍保存は便利ですが、長期保存による麺の乾燥や冷凍焼けを完全に防げるわけではありません。おいしく食べたいのであれば、できるだけ早めに食べ切ってしまうのが良いでしょう。
冷凍する際には、いつ頃までに食べ切れば良いのかが一目でわかるよう、保存袋に冷凍した日付を書いておくのがおすすめです。
【要注意】傷んだそばの特徴
そばに下記のような特徴が見られたら、傷んでいる可能性が高いので食べないようにしましょう。常温で長時間放置してしまったときには、特に注意が必要です。
カビや異臭などの特徴は、食べる前にしっかりと目視で確認したり、においを嗅いだりすれば気づけます。仮に、外見の変化が確認できなくても、食べたときに変な味がした場合はすぐに食べるのを止めましょう。
また、茹でたときにそばが赤く変色したという場合は、腐っている可能性があるので、この場合も食べないようにしましょう。
- カビが生えている
- 変なにおいがする
- 茹でたら赤く変色する
- 変な味がする
冷凍そばを弁当として持ち歩く場合
冷凍保存したそばはそのまま茹でるだけですぐに食べられるので、普段の食事としても便利ですが、弁当として活用するという手段もあります。夏場でもスルスルと食べられるのでおすすめです。
以下で、そばを弁当として持ち歩く際のポイントを解説していきます。
氷水でしめる
まず、冷凍したそばを湯通ししてから氷水で軽く洗います。こうすることで、ヌメリが取れて食感が良くなると同時に、麺がのびにくくなります。
弁当箱に入れて持ち歩くと、どうしても麺がのびやすくなってしまいます。少しでもおいしい状態で食べるために、氷水でしっかりとしめましょう。
麺にサラダ油をなじませる
麺を氷水でしめたら、サラダ油を全体になじませます。麺の表面がしっかりとコーティングされるようになじませることで、麺同士がくっつきにくくなります。
この作業を怠ると、そばが1つの塊のようになってしまう可能性があるので注意しましょう。
1口分ずつにまとめる
そばは箸などでクルクルと巻いて、1口分ずつ分けて弁当箱に入れるのがおすすめです。少し手間はかかりますが、麺同士がくっつきにくくなるのはもちろん、食べやすくなるという利点もあります。
そばつゆは半冷凍の状態にする
そばつゆは、別の容器に入れてから冷凍庫に1時間ほど置いて半冷凍状態にしておくのがおすすめです。持ち歩いている間に自然解凍され、冷えたそばつゆでそばを食べられます。
そばつゆがぬるくなるのを避けたいという方は、ぜひ試してみてください。
薬味は小分けにして入れる
ねぎやわさびなどの薬味はそばと一緒に入れず、薬味ごとに小分け用のケースなどに入れて持ち歩くことで、風味や香りをキープできます。のりなども、湿気るのを防ぐために分けた方が良いでしょう。
小分け用のケースがない場合は、食品用ラップで代用することも可能です。
そばの保存は冷凍を活用しよう
乾麺のそばは常温保存でも長持ちしますが、生麺や茹でそばの場合は傷みやすく、2~3日程度しか日持ちしません。そのため、どうしても食べ切れずに保存したいという場合は、冷凍保存がおすすめです。
本記事を参考にして適切な方法で冷凍すれば、そばのおいしさを損なわずに長期保存ができます。
また、冷凍したそばをストックしておけば、時間がない時でもそのまま茹でるだけですぐに食べられます。弁当として持ち歩くこともでき便利なので、そばを保存する際は冷凍を活用しましょう。