洗剤でラブを保持する疲れた女性

日々の家事はどうやってラクに終わらせる?家事のプロが教える、すぐに真似できる手抜き術5選

2024/02/28

「家を快適に整えておきたいけれど、際限なく続く家事にはウンザリしてしまう…」なんていうかたも多いのではないでしょうか。「家事はしっかりやらなくては」と思う頑張り屋さんほど、疲れてしまうもの。

そこで今回はちょっと手を抜きつつも、おうちのキレイをキープできるヒントを暮らしスタイリストとして料理を始め家事全般の情報を日々発信されている河野真希さんに紹介してもらいました。

暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、は...

>>>暮らしスタイリスト 河野 真希の記事をもっと見る

1.洗剤を使わない

電気オーブンの外側にマイクロファイバーの布を持った手が拭かれています。
Ekaterina Govorina/gettyimages

掃除をするときに洗剤を使わなくては汚れが落ちないと思っているかもしれませんが、場所や状況によっては必要がないこともあります。また、洗剤を使うと、その成分を残さないように二度拭きの手間がかかることも。洗剤を使わず、水だけで汚れが落とせるアイテムを取り入れてみましょう。

キッチンまわりの油汚れや洗面所の水垢汚れなどには、水だけで汚れが落とせるメラミンスポンジが便利です。頑固な汚れでなければ、水に濡らしてこするだけで落とすことができます。

ただし、メラミンスポンジには研磨作用があるため、光沢のあるものやコーティング加工されたものには使えません。ステンレスのシンクなどは傷をつけないように、マイクロファイバークロスでの掃除がおすすめです。マイクロファイバータオルは濡れた状態でも、乾いた状態でも使うことができます。油汚れや水垢、皮脂汚れなどのしつこい汚れには濡れた状態で、埃や仕上げ拭きには乾いた状態で使いましょう。

2.詰め替えず、そのまま使う

キッチンやバスルーム、洗面所などには、洗剤やシャンプー、コンディショナーにボディソープなど様々なものが必要です。意外と面倒なのが、これらの詰め替え。使い終わったときに詰め替えればいいとはわかっているものの、つい後回しにしてしまい、忙しいときに「空っぽ!」と焦ることも。この手間をなくせるアイテムを使ってみましょう。

パッケージごとボトルに入れて使えるタイプや、洗剤にポンプや注ぎ口をつけるタイプ、また食器用洗剤のような詰め替えボトルにストロー付きのポンプをつけて使うタイプなど、洗剤の種類や形に合わせて使えるものがいろいろとあります。容器を洗う必要もなく、パッケージの中身を使い切ったらそのまま捨てられるので、衛生的というメリットもあります。

3.床置き用カゴ・箱を用意する

寝室のインテリアの素朴な中二階のベッドの毛布の装飾
Yuriy Kovtun/gettyimages

床に物が散らばっていると、部屋が汚く見えます。「床には物を置かないようにする」といっても、忙しかったり疲れていたりすると、ついポイッとしてしまったり、また自分以外の家族が散らかすこともあります。床に物があると、掃除機がけなどがしにくく、掃除が行き届かず、より一層汚くなってしまうことも。そんなときには床置き用のカゴや箱を用意してみましょう。

床に物を置きたくなったり、床に落ちている物があったら、とりあえずその箱の中へ入れるようにします。それだけでも部屋はスッキリ片づいて見えるはず。箱をよければ、部屋が散らかっていて掃除ができないということもなくなります。ただし、箱の中に詰め込みっぱなしにならないよう、休日などの時間に余裕があるときに正しい場所にしまうようにしてください。

4.フタつき・布カバーを活用する

もうひとつ部屋が散らかって見える原因に、物が見えすぎることがあります。大きさや色を揃えてしまえば、物がたくさん見えていてもスッキリ感じられますが、そこまで毎回整理整頓して片づけられないことも。特に小さなお子さんがいるご家庭の場合、カラフルでバラバラなオモチャを棚にきちんとしまってあっても、それらが見えた状態だと雑然とした印象を与えてしまうことがあります。フタつきのカゴや箱、布カバーなどを活用して、見えないようにしてしまいましょう。

部屋の中に色の数が多いと、まとまりのない印象を受けます。カゴや箱、布カバーは壁や床などと揃えると、インテリアの邪魔もしにくくなります。片づけの負担が大きいのであれば、整理整頓が大変なところは隠してしまって、見えないところは目をつぶるというのもアリです。

5.ごみ箱を減らす

自宅のゴミ箱からゴミ袋を掃除して取り出す女性
Farknot_Architect/gettyimages

小さな家事ではあるものの意外と面倒なのが収集日の前のごみ集め。各部屋にごみ箱が置かれているのであれば、その数を可能な限り減らしてみましょう。

ごみ箱が手に届く場所にあるのは確かに便利ですが、あちこち回って、ごみ袋に入れていくというのは時間も手間も取られます。ごみ箱がひとつなら、そこだけのごみをまとめればいいだけ。ごみ箱が減ると、「あまり多くごみを出してはいけない」という意識が働き、ごみ自体の量が減るというメリットも。ごみ箱の数も改めて見直してみましょう。



◆監修・執筆/河野 真希
暮らしスタイリスト・一人暮らしアドバイザー・料理家。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な自分らしい暮らしづくりを応援。 『料理教室つづくらす食堂』主宰。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND