元家政婦が1日をご機嫌にすごすためにしている3つの家事の工夫

掃除をしたり食事をつくったり、そして片づけたり、毎日の家事には終わりがないように感じてしまいます。ときには疲れてイライラしたり「もう嫌！」と思ってしまうことも。

そこで今回は、元家政婦で家事クリエイターのマミさんに「1日をご機嫌にすごすための家事の工夫」を教えてもらいました。

1.なるべく朝のうちにある程度の家事を終わらせる

夕方以降にやらなければいけない家事がたまっていると、ゲンナリしてしまいますよね。夕方には「夕飯つくりとその片づけ」という、家事のメインイベントともいえるものが待っています。ですから、夕方までにはある程度の家事はやっておきたい！できれば午前中に終わらせたい。いや、朝のうちに終わらせるのが一番気が楽だとは思いませんか？

とくに、朝にトイレと玄関とキッチン、床掃除と洗濯が終わっていたら、一日ご機嫌でいられます。疲れた夕方や夜の家事は最小限にして、朝のうちにある程度の家事を終わらせるように心がけていますよ。早く終われば終わるほど、自分の時間が増えますから自分のためにやっています。

2.掃除はわざわざやらずに「ついで」を心がける

朝に家事を終わらせれば楽とわかっていても、「早起きは辛いし、そんなにがんばれない…」と思うかもしれません。さらに、フルタイムで仕事をしながらだと大変ですよね。

掃除は、わざわざやらずに「ついで」でやりましょう。がんばってはやりません。私は、朝起きたその足で床にお掃除ワイパーをかけ、その後トイレに行ったついでにトイレ掃除をしています。起きた勢いで2つの掃除をクリア。洗濯機を回したら、朝ごはんやお弁当をつくりながらキッチンを掃除して、家族の誰かが出かけるのを見送ったついでに玄関を掃除。すると、朝にある程度の家事が終わります。「勢い、流れ、ついで」にやるのが辛くならないコツだと感じていますよ。

朝にできなくても、トイレに入ったついで、玄関に来た流れ、帰宅してきた勢いなどで掃除をすれば、「よし、やるぞ！」と気合を入れてわざわざやらなくても大丈夫。さらに、習慣に組み込んでしまえば辛くありません。

3.1日に1回は「自分だけのため」にコーヒーを淹れる

ついでにいろいろするといっても、やはり家事はやることが多いですよね。自分のためでもありますが、家族のためにしていることもたくさんあります。だから、1日に一回は自分だけのためにコーヒーを淹れてゆっくり飲みます。おいしいお菓子があれば、ひとりで食べます。ホッと一息ついてリフレッシュできる時間があるのとないのとでは全然違いますよね。「掃除が終わったらコーヒーを飲もう！」と思いながらやっているとはかどりますし、お楽しみは必要です。

楽しみも用意しながら「がんばらずに」家事をする

毎日の家事をがんばってしていると、疲れてしまうし嫌になってしまうことも。自分だけのお楽しみも用意しつつ、ついでの家事を心がける。なるべくがんばらずに家事をするのが、1日をご機嫌にすごす家事の工夫です。

■執筆／マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。インスタグラムは＠m.a.m.i.a
編集／サンキュ！編集部