スイカ

野菜のプロが解説!スイカをスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?

2024/07/31

子どもも大人も大好き、夏のフルーツの代表格・スイカ。夏休みに友人や親せきが集まる際にも大活躍のフルーツですが、お店で買うときは「なんとなく」で選んでいる人も多いのではないでしょうか。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、カットでも丸ごとでもおいしいスイカが選べるコツを教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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カットスイカは「色」と「ひび」に注目!

白の背景に分離された全体とスライスのスイカの果実
Boonchuay1970/gettyimages

1/4玉や1/8玉にカットされたスイカは、「色」と「ひび」に注目して選びましょう。「色」といっても、食べる部分の赤い色ではありません。スイカがしっかり熟しているかどうかを見極めるには、種の色が重要。種が白っぽいものや茶色っぽいものではなく、しっかり黒々としているものが熟していて甘いスイカです。種の色に関するポイントは、1/4玉や1/8玉でなくとも、サイコロ状に切られた食べ切りサイズのスイカを選ぶときにも役立ちますね!

また、果肉に「ひび」が入っているスイカを見つけたら、ぜひ買いたいところ。スイカは完熟すると果肉が割れやすくなって、カットする際にひびが入ってしまうことがあります。つまりスイカの「ひび」は甘い証拠です。

丸ごと買う場合は「しま」と「頭」がポイント

スイカ

スイカは縞(しま)模様がハッキリしているほどおいしい、と聞いたことがある人もいるかもしれません。実際、緑と黒のコントラストが強く境界線がハッキリしているものは、熟していて甘みが強いです。特に、「しま」の黒い部分がややもり上がって、緑の部分と少し段差があるようなものがおすすめ。

また、「頭」つまりツルがついていた部分は、ツルの切り口に近いところが少しへこんでいて、その周囲が少しもり上がっているものが完熟の証拠です。

スイカの糖度はどう見ればいい?

スイカ

スーパーによっては、カットスイカに「糖度〇度」といったシールが貼ってあることがあります。だいたい11~12度くらいの数字が書かれているものが多く、ときどき13度くらいものもあります。

もちろん糖度は高ければ高いほど甘くておいしいですが、(感じ方に多少個人差はあれど)11度くらいあれば基本的にはおいしく食べることができますので、参考にしてくださいね。

夏はやっぱりスイカ!みずみずしい旬の味を楽しもう

夏休みの思い出に必ずと言っていいほど登場するスイカ。大人になっても大好き!という人も多いのではないでしょうか。

なお、今回ご紹介した選びかたは、基本的に「しっかり熟していて甘いスイカ」を選ぶ方法です。そしてもちろん、熟していればいるほど、日持ちはしません。場合によっては「今日しか買いに行けないけど食べるのは明日にしたい」ということもあると思いますので、そういう場合は「ひび」が入っていないスイカを選ぶなどして調整してくださいね。

みずみずしいスイカが売り場に並ぶ夏、ぜひ旬の味を堪能してください!

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。インスタグラムは@megumi_kitchen_and_atelier。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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