かぼちゃ

野菜のプロが解説!かぼちゃをスーパーで買うときにおいしいものを見分けるコツとは?

2024/09/27

10月に入るとハロウィンの料理やお菓子づくりのために買う機会が増えるかぼちゃ。通常のスーパーでは半分や1/4にカットされて売られていることが多く、買う前に断面を見ることができるので、じつはおいしいものを選びやすい、ラッキーな野菜なのです。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、カットされたかぼちゃを買う場合も丸ごと買う場合も含め、ホクホクでおいしいかぼちゃを選ぶためのコツを教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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皮との境目が大事!

カボチャの種を持つ新鮮な日本のカボチャ
Wako Megumi/gettyimages

かぼちゃの断面を見るとき、果肉のオレンジ色の部分と、皮の濃い緑色の部分の、境目に注目してください。この境目がハッキリしているものがおすすめ。

オレンジ色と緑色の差がハッキリしているものほど、ホクホクしていておいしいかぼちゃである確率が高いです。逆に、境目がぼんやりしていてあまりハッキリしないものだと、水分が多くて食べたときに水っぽく感じることがあります。

種の見た目にも情報が…!

かぼちゃ

かぼちゃは種の部分にも情報が詰まっています。種がどのくらいつまっているかや、種の大きさ・形にも注目してみてください。

種はスカスカではなく、しっかりつまっているもののほうがおすすめです。また、種そのものができるだけ大きく、厚みのあるかぼちゃのほうがしっかり成長して熟しているので、おいしいかぼちゃである可能性が高いです。

丸ごと買う場合は皮の「まだら」模様にヒント

かぼちゃ

最後に、かぼちゃを丸ごと買う場合のポイントを解説します。通常の品種だと、かぼちゃの皮は濃い緑色をしていますが、その一部がオレンジ色になっている、まだら模様のような状態を見たことがあるでしょうか。

このオレンジ色の部分は、かぼちゃが畑にあったときに、地面に接していた場所。つまり太陽の光が当たっていなかったために緑にならなかった場所です。この部分が、しっかり濃いオレンジ色になっているものがおすすめです。

ちなみに、まだら模様になっていると「食べても大丈夫なのかな?」と感じるかもしれませんが、まったく問題ありません。気になる場合は、調理のときにそこだけ薄く切り取って使うといいですね。

オレンジ色の料理が増える季節、栄養豊富なかぼちゃを楽しもう!

10月になると、テレビやSNSでもオレンジ色の料理がよく紹介されるようになり、家庭でもかぼちゃを買って作ってみる機会が増えると思います。せっかく買うならおいしいかぼちゃを選びたいですよね。今回解説したコツを押さえて、しっかり熟してホクホク甘いかぼちゃを存分に楽しんでください。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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