バナナ

あなたも間違えてるかも!?やってはいけないバナナの保存方法

2025/01/10

1年をとおしてスーパーで安定的に手に入るバナナは、栄養価も高く、子どもも大人も手軽に食べられるフルーツですよね。でも、せっかく買ってきたバナナがいつのまにか傷んでしまった…、あるいは、追熟させてから食べようとしたのに意外と甘くならない…、そんな経験のある人もいるのでは。

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、バナナの保存にまつわるNGと、おすすめの解決策を教えてもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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【NG1】房のまま保存

バナナ

バナナは3~5本ほどが房(ふさ)になった状態で売っていることが多いですが、房の状態のまま保存すると、1本1本のバナナが出すエチレンガスという気体によって、追熟が進みすぎてしまうことがあります。

そのため、買ってきたらまずは1本ずつ切り離し、別々に保存しましょう。もちろん、しっかり追熟させたいときはひとまず房のままでも構いませんが、何日も放置せずこまめに様子を見るようにしてください。

【NG2】冬の廊下や玄関で追熟

玄関

野菜や果物を冷蔵庫に入れずに保管するとき、たいていは風とおしがよく温度も低い廊下や玄関に置きますよね。ただ、じつは冬の廊下や玄関は、バナナによっては「寒すぎ」です。

そのため、リビングなど人がすごすような部屋に置くのがおすすめ。目安としては、気温が13℃以下の場所は「寒すぎ」だと考えてください。

【NG3】密閉せずに冷蔵庫

ここまで、バナナを常温で保存するためのコツを見てきましたが、バナナをこれ以上あまり追熟させたくない、あるいは長期間保存させたい、というときは冷蔵庫に入れるのがおすすめ。ただ、入れ方には注意が必要です。

まずは、バナナが出すエチレンガスによってほかの食材が傷んでしまわないよう、しっかり密閉してから入れましょう。買ったときについてきた袋に入っているだけの状態ではNG。1本ずつ房から切り離して密閉できる袋に入れるようにしましょう。

また、冷蔵庫の冷蔵室はバナナにとって寒すぎるため、野菜室がおすすめです。野菜室がないタイプの冷蔵庫の場合は、新聞紙にくるむなどしてバナナに冷気が当たらないようにしましょう。

バナナを正しく保存して長く楽しもう!

健康や美容のために常備する人も多いバナナですが、今回ご紹介したように、やってしまいがちなNGもあります。ぜひ正しい方法で保存して、バナナをできるだけよい状態で長く楽しんでくださいね。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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