あなたも間違えてるかも!?やってはいけないイチゴの保存方法
2024/12/11
イチゴはどんなに丁寧に扱っても傷みやすく、なかなかよい状態で保存できない…そんな経験のある人も多いのでは。繊細なフルーツであるイチゴを保存するには、じつはいくつものNGがあります。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、イチゴのNG保存方法とおすすめの解決法を教えてもらいます。
【NG1】横向きor先端を下にして保存
スーパーでイチゴを買ってくると、たいていはイチゴが横向きに並べられてパックに詰められているか、あるいは先端側がやや下に向くように並べられていますよね。じつは、横向きの状態も、そして先端が下になっている状態も、イチゴの保存としてはNG。
イチゴが傷むのを少しでも遅らせるためには、「先端が上」になるように置く必要があります。なお、このとき単純にイチゴの向きを変えるだけでなく、次の項目で解説する作業も組み合わせてやっておきましょう!
【NG2】おたがい触れあう状態で保存
イチゴは表面が何かに触れている状態だと傷みやすく、パック詰めされた状態だとお互いが触れあった状態できっちり並べられているので、このままでは保存に向きません。そこで、前述の「先端を上に向ける」作業と同時に、お互いが触れあわないように並べ替えましょう。
イチゴがもともと入っていたパックに並べようとすると、「先端が上」かつ「お互い触れあわない」を満たすにはスペースが足りないので、入りきらない分はお皿など別の容器に入れてください。最後に器にアルミホイルでふんわりフタをして冷蔵庫にしまいましょう。
【NG3】数日以上保存
フルーツはほとんど日持ちしないものから数カ月も保存できるものまでさまざまですが、イチゴはほとんど日持ちしない側のフルーツ。日に日に味が落ちていくので、数日以上も冷蔵庫で保存し続けるのはNG。スーパーで買ったらできれば当日のうちに、難しい場合も翌日には食べきるのがおすすめです。
もし、しばらく食べる機会がない…という場合は、冷凍もできます。イチゴを洗ってからヘタを取り、水気をしっかり拭いて、砂糖をまぶしてからジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れて冷凍しましょう。
砂糖をまぶすのは、冷凍することで甘みが落ちるのを補うためで、だいたい1パックに対して大さじ2くらいが目安。ちなみに冷凍しても栄養価はほとんど落ちないまま、1カ月ほど保存可能です。
NGを避けてイチゴをできるだけおいしいまま食べよう
イチゴはほかのフルーツと比べて価格が高めなので、やっぱり特別感がありますよね。せっかく買ったのなら、できるかぎりおいしいまま食べたいところです。今回解説したポイントをしっかり押さえて、イチゴをめいっぱい味わってくださいね。
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部