あなたも間違えているかも!?やってはいけない長ネギの保存方法
2024/12/25
寒さが厳しくなるとともに甘みを増しておいしくなる長ネギは、薬味としてだけでなく、鍋物や煮物などで主役級に活躍する冬野菜の代表格です。でも、長ネギを買ってきてしばらくしたら、いつのまにかカサカサになっていたり、あるいは溶けてしまっていたり…という経験のある人も多いのでは。
今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、長ネギのNG保存方法とおすすめの解決策を教えてもらいます!
【NG1】根元を切り落とさない
長ネギの根元は雑菌が繁殖しやすく、そのままにしておくと根元から溶けるように傷んでしまうことがあります。冷蔵庫に入れてあった長ネギの根元が、いつの間にか溶けかかっているのを発見したことがある人もいるのでは。そのため、まずは根元を切り落としておきましょう。
なお、この切り落とす作業は、長ネギを適当な長さに切って冷蔵庫に入れる場合のポイントです。長ネギを丸ごと1本、立てた状態で保存できるスペースがある場合は、根元を切らずにそのまま新聞紙などにつつんで、廊下や玄関など涼しいところに立てておきましょう。
【NG2】保湿をしない
長ネギをできるだけ長く保存するためには、水分を保つことが重要です。長ネギを冷蔵庫に入れる前に、湿らせたキッチンペーパーか、ラップでつつみ、ポリ袋に入れておきましょう。このとき、できるかぎり保湿するために、ジッパーつきポリ袋などのしっかり口を閉じることのできる袋を使うのもおすすめです。
また、丸ごと1本で保存する場合は、前述のように新聞紙などの紙でつつんでください。
【NG3】青い部分と白い部分をまとめて保存
ネギは保湿をして冷蔵庫に入れる必要がありますが、その際、青い部分と白い部分をまとめてつつむのではなく、分けてつつむのがおすすめ。というのも、青い部分は白い部分よりも早く傷む傾向にあるため、まとめてつつんでしまうと、傷みが移ってしまうことがあるのです。
そのため、青い部分は青い部分でつつみ、白い部分も別途つつんでから、冷蔵保存するようにしましょう。分けておくことで、使うときにも取り出しやすくなりますね。
いつのまにか傷んでしまう長ネギを日持ちさせよう
長ネギは比較的、日持ちしやすい野菜ではありますが、一度に全部使わないことも多く、いつのまにか傷んでしまうことがありますよね。今回ご紹介したコツをおさえて、ぜひ長ネギをよい状態で保存して最後までおいしく食べきりましょう。
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部