金玉ねぎ野菜球根

あなたも間違えているかも!?やってはいけない新玉ねぎの保存方法

2025/02/09

早春からスーパーに並び始める新玉ねぎは、通常の玉ねぎにはない甘さやみずみずしさがあり、人気の高い野菜ですよね。新玉ねぎを保存するとき、どこにどうやって置いていますか?もしかして、通常の玉ねぎのようにネットに入れて風とおしのよい場所に置いていませんか…?

今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、やってしまいがちな新玉ねぎのNG保存方法について解説してもらいます。

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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【NG1】常温で保存

通常の玉ねぎは、夏の暑い時期をのぞいて基本的には常温で保存しますよね。しかし水分量の多い新玉ねぎは、通常の玉ねぎと比べてかなり傷みやすく、常温保存には向いていません。冷蔵庫に入れましょう。

ちなみに、野菜室よりも湿度が低い冷蔵室のほうが日持ちしやすいためおすすめですが、冷蔵室のなかでも冷気の吹き出し口に近いところだと新玉ねぎが凍ってしまうことがあるため、冷蔵室に入れる場合は冷やしすぎないように気をつけましょう。

【NG2】つつまず保存

玉ねぎ

新玉ねぎは、湿気が多すぎても乾燥しすぎても状態が悪くなってしまいます。ラップにくるんだり、あるいは直接ポリ袋などに入れたりすると、水滴がつきやすく傷んでしまいますし、逆にまったくつつまない状態で風通しのよいところに置いておくと、乾燥してせっかくのみずみずしさが失われてしまいます。

そのため、新聞紙やキッチンペーパーなどの紙につつんで、湿度調節をしてあげましょう。紙につつんでからポリ袋に入れて、前述のとおり冷蔵庫に入れるのがおすすめです。

【NG3】長期間保存

玉ねぎは長く保存できる野菜のイメージがありますが、それは通常の玉ねぎの場合で、新玉ねぎはあてはまりません。というのも、そもそも玉ねぎが日持ちするのは収穫後に乾燥の工程を経ているからで、乾燥させずに出荷している新玉ねぎは、上手に保存してもせいぜい1週間程度の日持ちしかしないのです。

そのため、買ってきたらできるだけ早く食べきりましょう。どうしても使いきれない場合は、冷凍も可能。くし切りや薄切りなど、使いやすい切りかたでジッパーつきポリ袋などの保存袋に入れて冷凍すれば、1カ月ほど保存することができます。

上手に保存して旬のみずみずしさを味わおう

新玉ねぎは思いのほか早く傷んでしまいますし、保存状態が悪いとせっかくのみずみずしさが失われてしまいます。今回ご紹介したポイントを押さえて、ぜひ旬の新玉ねぎをおいしい状態で堪能してください。

■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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