管理栄養士が常備する、彩り・栄養・食べごたえが簡単に叶うコスパ最高な【冷凍食品】はコレ!

2022/08/07

忙しさにかまけてついつい冷蔵庫を空っぽのままにしてしまう、サンキュ!STYLEライターのゆかりです。

仕事に家事に育児に忙しく過ごしていると、ついつい買い物に行くタイミングを逃して、冷蔵庫の中がすっからかん……。そんな時でも、冷凍庫に「あるもの」を置いておけば、彩り・栄養・食べごたえのある食事を用意することが可能に!

この記事では、管理栄養士である筆者が重宝している、ある冷凍食品の魅力についてご紹介します。

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冷凍食品の栄養は?

冷凍食品と聞くと、電子レンジなどで短時間温めるだけで気軽に食べられるイメージがあり、時短調理に役立つもの。
それだけでなく、旬の食材を鮮度の良いうちに下処理して瞬間冷凍することで、栄養価を高い状態でキープできるのも大きなメリットとなっています。

買ってきて冷蔵庫に何日もそのまま置いておくと、日数の経過とともにビタミンなどが減少し、鮮度も落ちて最悪の場合食品ロスにつながることも……。

買い置き必須の冷凍食品とは?

忙しいご家庭ほど冷凍食品を賢く使いたいものです。

我が家では育ち盛りの娘がいるのですが、食が細いので少しでも食べたくなるような工夫は毎食必須。冷蔵庫に何も残っていなくても、何とかバランスのとりやすい食事を並べてあげなければなりません。

そこで、離乳食のときから頼りにしているのが「ミックスベジタブル」。

スイートコーン、グリーンピース、にんじんが使われているものが多く、黄・緑・橙とカラフルな食材の組み合わせが一般的。商品によって、グリーンピースの代わりにさやいんげんや枝豆が使われていたり、玉ねぎなどほかの野菜が数種類加えられていることもありますよ。

そんなミックスベジタブルの魅力は、彩りだけではなく、栄養価も優れています。
スイートコーン、グリーンピース、にんじん(1:1:1)使用の場合、100gあたりの主な栄養価は次の通り。

・エネルギー:67kcal
・タンパク質:3.2g
・脂質:0.7g
・炭水化物:15.0g
・食物繊維:6.1g
・食塩相当量:0g

ここで注目したいのは、日常的に不足している人が多い食物繊維が多く含まれている点。1日の必要量の約1/3をとることができるのです。食物繊維は、お腹の調子を整えて便通を改善する働き以外に、食材に歯応えを与えて食べた時の満足感を高めてくれることも期待できますよ。

このほかにも、抗酸化作用のあるβ(ベータ)-カロテン、糖質の代謝に必要なビタミンB1、貧血予防にも役立つ葉酸なども多く含まれています。

時短でつくれるメニューには何がある?

ミックスベジタブルは、耐熱容器に移してラップをかけて電子レンジで温めたり、凍ったまま加熱調理に使うことができます。

我が家でつくる頻度が高いのは、冷凍のひき肉やツナ缶と一緒にさっと炒めて塩こしょうをふったソテー。

ほかにも、
・スープに加える
・パンケーキの生地に混ぜ込む
・ハンバーグや肉団子に練りこむ
・ポテトサラダに和える
・チャーハンやナポリタンの具にする
といった使い方もよく利用していますよ。

安価で日持ちもよく、コスパ◎

ミックスベジタブルの価格がどこのお店でも安いということも魅力的。100gあたり50円くらいで買えるものもあり、未開封、未解凍であれば1年以上も賞味期限があるのが一般的ですよ。(開封後は、密閉して1カ月以内を目安に使い切るのがおすすめ)

同じように何種類かの野菜を準備してミックスベジタブルの代わりにしようものなら、皮やさやをむいたり、切ったり、ゆでたりといった手間がかかることを考えると、あらゆる面からコストパフォーマンスが高いと言うことができるのです。

ぜひ、ミックスベジタブルを常備して、賢くレパートリーに取り入れてみてはいかがでしょうか?

★この記事を書いたのは・・・ゆかり
管理栄養士&食生活アドバイザー。
小学生女児のママ。食材記事の監修、食育サイトの栄養相談や献立作成などで活躍中。個人で食育イベントの実施や、地元のケーブルテレビの食育番組に出演しています。
食べること、料理すること、喋ることが好きです。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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