【旬食材】鍋だけじゃもったいない!春菊使い分け術を野菜ソムリエが解説
2022/12/07
例年11月頃から年明けにかけて出荷量が多くなる春菊。
鍋物に利用することが多い食材ですが、実は使い方は無限大!
今回は、「生」「茹で」「炒め」それぞれの調理法の使い分け術を簡単なレシピとともに解説します。
1.新鮮なら生でOK
旬の時期に出回る新鮮な春菊は、生で食べるとクセが少なく、意外と食べやすいのです。
加熱する場合と比べてあっさりした味わいになるので、酸味のあるドレッシングなどと合わせるとバランスがよくなります。
■おすすめざっくりレシピ:レモンドレッシング(材料をすべて混ぜるだけ!)
レモン汁…大さじ1
オリーブオイル…大さじ
砂糖・塩…ひとつまみ
あれば粗挽き黒こしょう…お好みで
2.茹でるときはほうれん草をイメージ
炒める場合に比べて、茹でると独特の風味はあまり強く感じられなくなります。
そのため、ほうれん草と同じように調理してOK。
おひたしやナムルなど、普段ほうれん草で作っている副菜を同じレシピで作ることができます。
■おすすめざっくりレシピ:春菊とツナのナムル風
沸騰したお湯で40秒茹でた春菊1束を水にさらし、ぎゅっと絞ってから食べやすい大きさに切る。水気を切ったツナ缶1缶分と、手でちぎった韓国海苔1袋分を加え、醤油・ごま油各小さじ2を入れて和える。
3.炒める料理はゴーヤをイメージ
ゴーヤは独特の苦味があるため、豚肉などと一緒に油で炒めて苦味を軽減することが多いですよね。
春菊も同様に、油によって苦味を感じにくくなります。
豚肉やベーコンと一緒に炒めたり、あるいはオリーブオイルを使ってパスタにしても。
春菊ときのこがあれば旬の味覚パスタの出来上がりです。
■おすすめざっくりレシピ:春菊ときのこのガーリックパスタ
フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れて弱火で熱し、香りが立ったら、食べやすく切った春菊ときのこを加えて炒め、塩を振る。茹でたパスタを加えて、塩こしょうで味を調えながら混ぜる。
◆この記事を書いたのは・・・植松愛実
身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。
※IHクッキングヒーターをご使用の場合は、説明書を確認し、指定の油量を必ず守って調理してください。