とにかく疲労回復したい!夏バテでも食べやすい食材を食育インストラクターが解説

2023/08/22

なかなか暑さが収まらず、疲れが溜まっていく一方のこの時期。
疲労回復にはビタミンB1やB6といったビタミンB群が効く!というのは最近ではよく知られるようになり、具体的には豚肉や鶏肉に多く含まれています。
が、夏バテでしんどい状態で、お肉をもりもり食べるって難しいですよね。
今回は、野菜ソムリエ・気象予報士・防災士の資格を持つ植松愛実さんが、夏バテの体でも食べやすい疲労回復食材を解説します!

サンキュ!STYLE 取材班メンバー。気象予報士として講演・執筆を行うかたわら、野菜たっぷりの作り置き料理を...

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たんぱく質も同時にとれる!魚介加工品

魚肉ソーセージやかまぼこ、カニカマ、ツナといった魚介類の加工品には、ビタミンB群を摂取できるものが多くあります。

夏バテで食欲が落ちていてお肉を食べづらいときにも比較的食べやすい上に、魚そのものを食べようとすると必要になってくる面倒な調理なしで食べることができるのも嬉しい。

さらには、ビタミンB群とともに疲労回復に重要なたんぱく質も多く含んでいます。
たんぱく質は体を元気にするだけでなく、精神的な回復にも役立つ栄養素なので、心身の疲労が溜まりやすい時期には特におすすめです。

トロピカルなイメージのフルーツ&野菜

フルーツや野菜の中にも、ビタミンB群が豊富に含まれているものがあります。
たとえば、バナナやパイナップル、マンゴー、アボカド、パプリカなどです。

いずれも熱帯や南米大陸が原産のものばかりでトロピカルなイメージがあるので、覚えやすいですね。

しかも生で食べられるものばかりなので、夏バテでキッチンに長く立つのがつらいときでも食べやすいのが嬉しい。
見た目もカラフルなので、視覚からも食欲を誘ってくれそうです。

ちょこっと添えてビタミンB追加!

メインになる食材のほかにも、ビタミンB群が豊富な食材があります。
ゴマやナッツ類、そして海苔です。

サラダのトッピングにしたり、ご飯に混ぜ込んだり、主菜の味付けに足したりと、気軽にちょこちょこ使える食材ばかり。
ちょこっと足して風味や食感が変わることで、夏バテで食欲のない状態でも食が進みやすくなります。

しかも、いずれもお肌に嬉しい抗酸化作用を兼ね備えているので、どうしても紫外線を多く浴びてしまう時期にはダブルで嬉しい食材です。

無理なく食べられるもので回復していこう!

夏バテしてしまったら、お肉や魚がしっかり入ったおかずをたくさん食べなきゃ…、そう思いがちですが、無理して食べようとすると胃腸に負担がかかり、さらなる疲労を引き起こして逆効果になってしまいます。

今回ご紹介したように、食欲が落ちていても食べやすく、そして調理の手間が少ない食材でも、疲労回復効果を期待できるものがたくさんあります。
ぜひ無理なく食べられるものの力を借りて、体を癒してあげましょう。

■執筆/植松愛実…身近な食材でできる時短作り置き料理やパーティー料理、簡単に彩りを増やせる料理のコツや、いざという時に備える災害食まで、「食」に関する情報を発信。また、東北や東海、関西にも住んだ経験から、各地の伝統的な食材にも詳しい。野菜ソムリエ、食育インストラクター、気象予報士など保有資格多数。
編集/サンキュ!編集部

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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