【防災】「冷凍庫は8割埋める」が正解!食べるだけじゃない意外なメリットも♪

2024/03/08

食品ロスコンサルタントでサンキュ!STYLEライターの佐々木麻衣です。

今回はメリットがたくさん!
冷凍庫の防災備蓄方法をご紹介します。
家庭で簡単にできる手法なので、ぜひチェックしてくださいね。

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薄れていた防災意識

東日本大震災ではまさに震源地である宮城県にいた私。
当時は食事・水などを含め、電気・ガスなど全てのライフラインが遮断され、何気なく過ごしていた日々は消え去ってしまいました。
地震発生から今年で13年。
「防災意識」は薄れつつありましたが、先日の能登半島地震をうけて備えについて改めて意識しました。
今回は家庭で手軽にできる「冷凍」を活用した防災アイデアを紹介します。

冷凍庫は8割埋める!

冷蔵庫は中身を入れ過ぎないほうが良いとされていますが、冷凍庫の場合は違います。
冷凍庫は8割以上の食材を入れておくのがおすすめですよ。
メリットはいくつかありますが、防災対策の視点から考えると、下記メリットがあります。

・非常時に不足しがちな栄養の確保
・停電時に溶けにくくなるので、食材が痛むスピードが緩和される
・冷凍食材を保冷剤の代わりとして利用

栄養の確保

非常食は栄養価が高いものが中心ですが、完璧に補えられるわけではありません。
種類によっては栄養価が偏ることもあります。

肉・野菜・魚を冷凍しておくことで、ガスコンロで調理すれば非常食にプラスして栄養を摂取できます。
また、野菜は冷凍することで火の通り・味染みが良くなるので時短調理が可能となり震災時には手間になりにくいです。

停電時に溶けにくい

冷凍庫内に隙間なく食材を詰めると、食材同士で互いに冷やし合うことができます。
停電した際に溶けにくくなるので、食材の痛むスピードを抑えられますよ。
日頃の電気代節約にもつながります。

冷凍食材を保冷剤代わりに

電気が止まってしまった場合、冷蔵庫の温度は徐々に上がり、食材が次第に痛んでいきます。
冷凍した食材を保冷剤代わりに冷蔵室に移し替えることで、冷蔵庫内の温度上昇をゆるやかにすることができます。
また、気温が高い日には、身体を冷やす保冷剤としても利用できますよ。

冷凍食材で防災備蓄

冷凍した食材は種類にもよりますが、3週間~1か月ほど保存ができます。
しかし、永久に保存できるわけではないので、非常食も含め、定期的に食材の期限を確認しましょう。
期限内に食べ切るようにし、不足した分は新しい食材を補充してください。
冷凍庫の中が食べられる食材で8割以上埋まった状態をキープしてくださいね。

冷凍庫は常に8割以上食材を入れておけば、災害時に役立ちますよ。
ぜひ実践してくださいね。

◆この記事を書いたのは・・・佐々木麻衣
野菜料理家・食品ロスコンサルタント。レシピ提供や食品ロス削減ガイドブックの監修、セミナーや講座の開催、その他仙台を中心に親子畑収穫体験を開催しています。プライベートでは1児の母です。
ラクして家計費を減らす【食材の保存方法・冷蔵庫収納術】の提案が得意です。

※記事の内容は記事執筆当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

 
 

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