元被災者が実践している【0円防災対策】
2024/01/22
広島県在住の元海上保安官で2児の母。夫の年収548万円で年間300万円以上貯めているサンキュ!STYLEライターの川崎みさです。
わたしは6年前の西日本豪雨災害で被災しました。当時は、長女が5歳、長男を産んでまだ1カ月でした。夫は、海上保安官なので緊急招集がかかり出動して帰ってこず、産褥期の身体で子ども2人をどう守っていくか、本当に不安な日々をすごしました。
この経験から、「災害は起こるもの」を前提に、日ごろから防災・減災を意識して暮らしています。
家にある食品の賞味期限をチェックする
家にある食品の「賞味期限をチェックする」のも立派な防災です。わたしは、うっかり賞味期限を切らすことが多いので、ちょっとくらい賞味期限が切れても食べられるものを常備しています。
お餅、フリーズドライのスープ、フルーツ缶など「主食」「汁物」「デザート」の3種類は欠かさずストック。
6年前の西日本豪雨災害で、食べ慣れない非常食が、余計にストレスを感じる原因になってしまったので、災害時も(自宅避難が可能な場合は)なるべくいつもと同じような構成で食べられるようにしています。
爪は小まめに切っておく
6年前の西日本豪雨災害で一番困ったのは「断水」です。手を洗える機会が少なく、衛生的に不安になりました。
非常持ち出し袋は、なるべく軽くしたいと思っているので爪切りは入れない代わりに、清潔さを保つためにも、日頃から子どもたちの爪も含めて小まめに切っています。
最新の避難場所と経路を確認しておく
わが家が住んでいる地域の「避難場所」が、公民館から新設された「シルバー人材センター」に変更されました。
さっそく子どもたちと、周囲の状況を確認しつつ徒歩で「シルバー人材センター」までお散歩。「今は大丈夫だけど、地震が起きたらこの信号は使えなくなっているかもしれない」など、気がついたこともあわせて伝えています。
今回は、ひょんなことから避難場所変更を知ることができましたが、公民館の老朽化や、新しい施設の建設で、地域の避難場所が変わることがあります。次の転勤先でも、最新の避難場所は確認しておかなければ、と思っています。
「災害は起こる」前提で備える
わたしは、6年前の西日本豪雨災害で被災するまでは、恥ずかしながら防災意識が低く、まさか自分や子どもたちがあんな大変な思いをするとは考えたこともありませんでした。
しかし、今はお金をたくさんかけなくても、防災・減災のために、できることはたくさんあるとわかり、日ごろから意識して暮らすようになりました。
◆この記事を書いたのは・・・川崎みさ
元海上保安官で2児のママ。貯蓄術や時短術で家族の笑顔が増えるライフスタイルを模索中!