市販のおかずにたよっても大丈夫!お弁当のバランスをよくするコツ3選
2024/09/17
今年は残暑が長そうですね。
こう暑いと、キッチンに立つ気力もなくなると思いますが、毎日のお弁当作りを続けるコツは、頑張りすぎないこと。
今回は、野菜や果物のおいしさを引き出す野菜料理家の越野美樹さんが、市販のおかずに上手にたよる、お弁当のコツ3つをお伝えします。
野菜の副菜をちょい足し
市販のおかずだけでも、ご飯を炊いておかずを詰めれば、立派な手作り弁当です。
作っただけえらい!と思います。
でも、市販のおかずを使うときは、野菜不足になりがちですよね、
時間のある日には、簡単に作れる副菜を添えるのがおすすめです。
写真のお弁当は、市販のシュウマイを温めて入れました。
メインに時間をかけない分、2品のおかずを足した日。
人参と油揚げを切って、切り干し大根を戻さずに加えて煮たおかず。
そして、かぼちゃをザクザク切って、戻さずに使える高野豆腐と煮たおかず。
先に切り干し大根の煮物を作りはじめて、同時進行で、15分くらいで仕上がります。
1品でもいいので、野菜のおかずをプラスすると、バランスがよくなりますよ。
タンパク質をちょい足し
市販のおかずは、糖質にかたよることもありますよね。
写真の餃子は娘の手作りですが、市販の餃子を使うこともあります。
炭水化物が多いおかずのときには、タンパク質をちょい足し。
ツナ缶やひき肉、戻さずに使える高野豆腐など、手軽に使えるタンパク質素材を使うと、手間なく作れますよ。
今回加えたのは、にんじんとキャベツとニラを切って、ツナオイル缶を汁ごとと、戻さずに使える高野豆腐を加えて、蒸し煮した一品。
炒め物は時間がかかりますが、オイルを加えて蒸し煮することで、鍋にお任せ、時短で作れます。
炊き込みご飯をチョイス
ご飯が進まない市販のおかずのときは、ご飯を味つきに変更します。
写真は、市販のクリームコロッケを温めて入れたお弁当。
ご飯をチャーシューとにんじんのおこわ風に変えました。
炊き込みご飯も、前日に具材を切って冷蔵庫に入れておけば、朝、すぐに炊けて楽ちんですよ。
いつもよりも少し水分を減らして浸水しておきます。
酒、醤油、ごま油を加えて、普通に炊けばOK。
ごま油の香りとコクが加わって、冷めてもおいしいですよ。
この日はタンパク質が足りなかったので、おやつでプラス。
卵がたっぷり入ったカステラを添えました。
おやつも糖質にかたよりがちなので、ちょっと意識すると栄養を補えます。
頑張りすぎないお弁当は、自分も楽になるし、副菜を丁寧に作れる分、愛情もちゃんと伝わります。
暑い時期は特に、市販のおかずにたよって、手作りのお弁当を楽に続けましょう。
記事を書いたのは…越野美樹。野菜のおいしい食べ方を伝授する、調理師。ワンオペ・フルタイムでも作れる簡単・時短の野菜料理が得意。講談社コクリコ、ケノコト、ポラン宅配、Nadiaなどでレシピ提供やコラム執筆をしています。
■執筆/越野美樹…調理師資格・野菜料理家・ライター。基本調味料で野菜のおいしさを引き出す料理、自然住宅・田舎暮らし・SDGs、暮らしの節約術など、レシピやコラムで発信する。
編集/サンキュ!編集部
※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。
※気温の高い時期はおべんとうが傷みやすいので注意してください。気温25度以上の日には生野菜を避け、卵や練り物、肉・魚類にきちんと火を通すことをお勧めします。