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なぜ、物が多いと人は「イライラ」するのか?

2018/11/21【 家事 】

そのイライラの原因は「部屋が物であふれているから」かもしれません。物が多いと、人は知らず知らずのうちにイライラしやすくなります。その理由を、「生き方・心・片づけ」を極めた三人の賢者に聞いてみました。

物が多いほど「選択肢や考え事」が増大

■空朴さん
物に多く囲まれていると、なんとなく豊かで満たされた生活を送っているような気になります。ですが、実際それは「物に支配」されている状態。つまり、時間や気持ちを物に奪われ、縛られている不自由な状態ともいえるのです。

例えば、たくさん服を持っていると、今日着るものを選ぶのに時間がかかります。何を捨てるかという悩みも出てくるでしょう。こうした選択を毎日何度も迫られると、頭の中がモヤモヤし、心の平静が失われていくのです。

私は、「自分で思い出せるくらい」が、物の適量だと思っています。それ以外を処分してみると、いかに自分が物に縛られていたのかに気づくことでしょう。
家の中をスッキリさせると、そこが「安らげる場所」に変わります。心が静かでいられれば、イライラすることも少なくなるはずです。

【PROFILE】
空朴さん……月読寺(神奈川県)の元住職。今年9月、瞑想中に思い立ち、寺をたたみ放浪生活に入る。著書『考えない練習』(小学館文庫)など。

片づけなきゃという「罪悪感」も心の負担に

■筆子さん
空間に物があふれていると、単純に、目に入る情報量が多くなります。そのとき、自分にとって必要なもの以外の情報は、言い換えるならノイズ=雑音。何かをしなければならないのに、常に雑音が入ってくる状況では、気が散ってしまい、集中するのは困難です。だから、物が多い空間で過ごしていると、人はイライラして落ち着かなくなるのでしょう。

また、散らかっていると「片づけなければ」という罪悪感にさいなまれます。やるべきことが完了していない居心地の悪さは心の重荷になるので、ちょっとしたことでイライラしがちになるのです。

さらに家事がスムーズに進まなかったり、欲しいときに欲しいものがサッと取り出せなかったり……。こうした生活のプチストレスも、実は物が多いことが原因!物を減らすことで、家も心もスッキリするはずですよ。

【PROFILE】
筆子さん……カナダ在住の50代主婦ブロガー。ミニマリスト。以前は物が捨てられないタイプだったが、ため込んだものにうんざりしてシンプルライフを志す。著書に『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA刊)など。
https://minimalist-fudeko.com/

物が増えるのは「不安の表れ」

■安藤俊介さん
物が増える理由、その1つに「不安」があります。「これがもし壊れたら」「同じものが品切れで、手に入らなくなったら」……。そんな不安から、物を増やさずにはいられなくなります。心配性の人の家ほど物が多く、散らかっている傾向があるんですよ。

そしてイライラするのは、不安から引き起こされることが多いもの。心がコップだとします。不安などのネガティブ感情でコップがいっぱいになっているところに、自分の意思に反することが起こる……。すると感情がイライラや怒りとなり、あふれ出してしまうのです。つまり物が多い人=不安が多い人=イライラしやすい人といえます。

物を手放すという行動は、自分がいかに不安だったのかを見つめることになり、その不安を1つずつ手放すことにつながります。すると不安からくるイライラが消え、心が安定しますよ。

【PROFILE】
安藤俊介さん……怒りの感情を上手にコントロールするプロフェッショナルとして、全国で講演、企業研修、セミナーなどを行う。近著に『アンガーマネジメント超入門怒りが消える心のトレーニング』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)がある。
https://www.angermanagement.co.jp/

物があふれた空間にいると、ストレスは溜まる一方。部屋の乱れは心の乱れにつながります。使っていないのになんとなく取ってあるもの、いつか捨てようと思って放置してあるもの等は、そのままにせず整理していくようにしましょう。

参照:『サンキュ!』12月号「スッキリ捨てて、イライラしない暮らしになる!」より。掲載している情報は18年10月現在のものです。撮影/馬場晶子 構成/草野舞友 取材・文/福山雅美 編集/サンキュ!編集部

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