【1回15分】捨てることに慣れる「練習帳」でスッキリ暮らそう!

2018/11/21

片づけや掃除が苦手な人にとっては、整理整頓っておっくうですよね。でも、実は苦手なのではなく、捨てることに慣れていないだけかも?今回ご紹介する「1回15分の捨てる練習」をすれば、しっかり物の整理ができるようになり、おうちが快適な空間になりますよ!

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捨てる練習のやり方

捨てることに慣れるために、まず「捨て方」を学びましょう。

1.家の中で1カ所、捨てる場所を決める
ふだんから、物が多くて気になっている場所を選んで。場所が広すぎるとやる気がうせるので、引き出し1段分など、狭くて小さい所からスタートするのが◎。

2.タイマーを15分にセットする
長い時間をかけて捨てていると、脳が疲れて判断基準が鈍るもの。勝負は15分! タイマーをセットしてゴミ袋を片手に、短時間で捨てる「体験」を積み重ねて。

3.考えずに捨てられるものを15分の間に捨てる
捨てるのが苦手な人でも、考えずに捨てられるもの(明らかなゴミ・期限切れのもの・壊れているもの&使えないもの)なら必ず捨てられます。15分間、ゴミ袋にじゃんじゃん捨てるものを入れて一気に処分しましょう。

4.翌日、場所を変えて繰り返す
一度「捨てられた!」という成功体験を得たらこっちのもの。その勢いでまずは7日間続けてみて。捨てる力が徐々に強化され、いずれは家全体のものが減るはず。

考えずに捨てられるものって?

■明らかなゴミ
下の例にもあるような、だれが見てもゴミ!という真正ゴミ度の高いものは捨てやすいはず。置きっ放しで時が経過しているようなものはありませんか?まずは気になる引き出しや箱を開け、放置したままのゴミと向き合いましょう。

*例えばこんなもの……
・クシャクシャの紙くず
・ お菓子の包み紙
・ 見返さないレシート
・ 中身のない段ボール
・ 空き箱、空きびん

■壊れているもの、使えないもの
私たちの家に、壊れているものや使えないものを長々と置いておくスペースの余裕はないはずです。役割を終えたものは明らかにガラクタです。どんな小さなものでも放置してはいけません。あれこれ言い訳していないで、潔く捨てましょう。

*例えばこんなもの……
・書けないペン
・片方しかない靴下
・どんどん遅れる時計
・ひびの入った皿やグラス
・骨が折れている傘

■期限切れのもの
例えば冷蔵庫に期限切れの食品はありませんか?カビが生えていたり、腐っていたり、変質したりしている食品は、残念ながらすべてゴミです。もう家にはない家電の取扱説明書など、持っていることに意味がない書類なども「期限切れ」と考えましょう。

*例えばこんなもの……
・賞味期限の切れた食品
・変質しているたれ、
・古い調味料
・明らかに腐っているもの
・期限の切れた割引券やクーポン
・もう家にないものの取扱説明書

まずは「考えずに」捨てられるものをゴミ箱へ!そして、だんだん慣れてきたら、捨てると「達成感」があるものを処分していきましょう。

捨てると達成感があるもの

■1年間、使わなかったもの
春夏秋冬、一度も着なかった服は来年も着ないはず。冠婚葬祭用の服やバッグ、靴などは別ですが、使わずにしまっているなら、不用品と同じです。食器や便利グッズも同様に見極めて処分を!

*例えばこんなもの……
・1年、着なかった服
・1年、持たなかったバッグ
・1年、はかなかった靴
・1年、使わなかった食器
・1年、使わなかった便利グッズ

■見ると、イライラするもの
イライラするものこそ、積極的に捨てるのがおすすめです。それを捨てればイライラごと取り除かれ、気持ちが軽くなりますから。引き出しやクローゼットの中に自分の好きなものしか入っていない、というのは気持ちのよいものです。

*例えばこんなもの……
・引き出しを開けるといちいち引っ掛かるもの
・もう飽きた雑貨や装飾品
・放置しているダイエットグッズ
・ホコリをかぶった変な置き物
・ まったく気に入ってない柄のタオル

■ダブっているもの
同じようなものが2つ以上あったら、使いやすいほう、好きと思うほうを残してあとは処分を。特にボールペンは粗品としてもらうことも多く、増えてしまいがちです。インクの残りが多い3本に限定するなど、必要な本数以外は処分しましょう。

*例えばこんなもの……
・ 缶切り、はさみ、つめ切り
・ 使い切れない量のペン類
・ 同じような用途の食器
・ 色やデザインが似た服
・ いくつもある収納グッズ
・ 似たようなエコバッグ

捨てることに慣れて快感になってきたら、少しずつ広い場所にトライしてみましょう。物と向き合い、捨てることに慣れたあなたの〝捨てる経験値〞はメキメキ上がっています。次は物置、リビング全体など広い場所にもトライして。驚くほど片づけは加速し、いずれ家中のガラクタが一掃できるはずです。

<教えてくれた人>
筆子さん……カナダ在住の50代主婦ブロガー。ミニマリスト。以前は物が捨てられないタイプだったが、ため込んだものにうんざりしてシンプルライフを志す。著書に『1週間で8割捨てる技術』(KADOKAWA刊)など。
https://minimalist-fudeko.com/

参照:『サンキュ!』12月号「スッキリ捨てて、イライラしない暮らしになる!」より。掲載している情報は18年10月現在のものです。イラスト/山中玲奈 構成/竹下美穂子 取材・文/宇野津暢子 編集/サンキュ!編集部

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