【小林まさみさん】「作りおき」に疲れたら…料理がラクになる「切りおき」のすすめ

2024/02/24

忙しい毎日のごはん作り、なるべく短い時間ですませたい。でも、はやりの「作りおき」も面倒だし、なんといってもごはんは出来たてがいい!そんな人におすすめなのが「切りおき」。材料をあらかじめ切っておくだけで、夕ごはんの準備が驚くほど早くできます。

<教えてくれた人>
小林まさみ先生(料理研究家)
主婦の目線で提案する、作りやすいレシピが人気。撮影や家族のごはん作りを段取りよくするために切りおきを実践。
https://masami-kobayashi.com/

今すぐできる素敵なくらしのアイデアを毎日発信中。お金の貯め方から、時短掃除、洗濯、料理作りなどの家事の知恵、...

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「切りおき」のココがいい!

1:切るだけだからラク!
切るだけなら、何かのついでやすき間時間にささっと完了。味つけをしなくていいし、鍋やフライパンも使わないですむから、作りおきより時間も手間もかからず、ずっとラク。

2:すぐごはんができる!
調理のたびに、いちいち食材を冷蔵室から出して洗って切って、またしまって……はホントに面倒。切ってあればあとは加熱するだけだから、ごはん作りがスピーディー!

3:冬野菜が使い切れる!
大根、白菜、キャベツなどの大きな野菜や、変色しやすいブロッコリーなども、切ってあればすぐに使え、冷蔵室に入れっ放しで無駄にすることもなく、おいしく使い切り。

「切りおき」におすすめの野菜

キャベツやにんじんなどは、切ってあれば、炒めものもサラダも汁ものも、すぐできます!また、かさばる大根や白菜も塩もみするとかさが減り、料理も時短に。削り節やごまをふるだけで一品にも。ブロッコリーはレンチンしておけばOK。

●キャベツ
キャベツ(小)½個(400g)はしんを除き、縦3等分に切って幅1㎝に切る。

●玉ねぎ
玉ねぎ2個(400g)は縦半分に切ってしんを除き、横に幅1㎝に切る( 長ければ更に半分に切る)。

●にんじん
にんじん(大)1本(200g)は、皮をむいてスライサーでせん切りにする。

●しめじ
しめじ(大)1パック(石づきを除いて160g)は、ほぐす。

●白菜
白菜1/2株(しんを除いて1. 1㎏)は縦半分に切り、横に幅1㎝に切る。ポリ袋に入れ、塩大さじ1を加えてふり混ぜる。使うときは、水けを絞る。

●大根
大根1本(皮をむいて900g)は長さ5㎝、1㎝ 角の拍子木切りにする。ポリ袋に入れ、塩大さじ1を加えふり混ぜる。洗ってから使う。

*塩もみした野菜は、どんどん水分が出てくるので、バットにのせて冷蔵室に入れておけば水分がこぼれる心配なし。

●ブロッコリー
ブロッコリー(大)1個(皮をむいて300g)は小房に分け、茎は厚めに皮をむき、幅5 ㎜
の輪切りにする。耐熱皿にのせてふんわりラップを掛け、電子レンジ(600W)で5分加熱
してさます。

*保存方法*
切った野菜は、スーパーなどで売っている厚手の食品保存用ポリ袋に入れて冷蔵保存を。空気を抜くようにしてとじ、袋の口は使うときに開けやすいようゆるめに結び、4 日間くらいを目安に使い切りを。

★香味野菜も切りおきしとくとラク!
取り出しやすいよう、密閉容器で保存するといいですよ。

•万能ねぎ1/2束(50g)は小口切りにする。
•パセリ(小)1/2袋(15g)は葉を摘んで洗い、みじん切りにし、ペーパータオルで包んでぎゅっと水けを絞る。
• にんにく1/2個はみじん切りにする。

お肉も切っておくとラク!

肉も切って調味料とともにポリ袋に入れ、袋の上からもんでおけば、あとは焼くだけ・揚げるだけ。冷蔵で4日間保存できます。

●鶏もも肉
鶏もも肉2枚(500g)は一口大に切ってポリ袋に入れ、A(しょうが汁小さじ2 にんにくのすりおろし小さじ½ しょうゆ大さじ2)をもみ込む。

●豚こま切れ肉
豚こま切れ肉600gは大きければ食べやすく切ってポリ袋に入れ、A( 塩少々 酒大さじ1 片栗粉大さじ1)を加えてもみ込む。

●豚バラ薄切り肉
豚バラ薄切り肉500 g は長さ5 ㎝に切ってポリ袋に入れ、A(しょうゆ、酒各大さじ3 砂糖大さじ1 しょうがのすりおろし大さじ3 にんにくのすりおろし小さじ1/2)を加え、もみ混ぜる。

●合いびき肉
耐熱ボウルに玉ねぎのみじん切り1 個分(200g)、サラダ油大さじ1を入れ、混ぜる。ラップを掛けないで電子レンジ(600W)で3分加熱し、さます。ポリ袋に合いびき肉400g 、A( ドライパン粉1 カップ 牛乳1/3カップ卵1個 塩小さじ1/2 こしょう、( あれば)ナツメッグ各少々)、玉ねぎを入れ、もみ混ぜる。
*加熱しすぎないように注意する。



食材を切るという工程が省けるだけで、ふだんの調理がとってもラクに!時短調理にはダンゼン「切りおき」がおすすめです。



参照:『サンキュ!』2月号「ラクをするなら、作りおきよりダンゼン切りおき!」より。掲載している情報は18年12月現在のものです。調理/小林まさみ 撮影/鈴木泰介 構成・文/春日井富喜 編集/サンキュ!編集部

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