ラクして家族から100点もらう最強ワンパターン献立!1週間分大公開

2020/01/31

手間をかけて作っても、あっという間になくなる晩ごはん。献立を考えるのも作るのもラクで、家族が喜ぶのは、実は「ワンパターン献立」でした。ワンパターン献立の達人に、献立づくりのコツを聞いてみました。

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<ワンパターン献立の達人>
にいかわみかさん(岐阜県 42歳)
夫(47歳)、長女(14歳)、長男(11歳)、二男(9歳)の5人家族。住まいは持ち家一戸建て。育ち盛りの子ども3人を抱え、1日に米6合を消費。
□職業/週4 ~ 5日パート
□買い物頻度/週1回
□食費/月5万円
※米はふるさと納税で年100㎏ゲット

「これでいい!」と割り切ったら、献立ストレスがなくなりました

パートの仕事が忙しくなり、「毎日、献立に悩んでいる場合じゃない」と思ったにいかわさん。曜日ごとのメインおかずをだいたい決めて、1週間の献立を思い切ってワンパターンにしてみました。「家族から『またこれ〜』と言われるかなと思ったけど、全然問題なし。凝った料理や新しいレシピよりも、家族は食べ慣れたおかずのほうが好きだし、おなかいっぱいになれば大満足。献立はワンパターンでいいんだと思ったら、ごはん作りが断然ラクになりました。食材も毎回同じような物を買えばいいから、買い物の手間も省け、時間も短縮できますよ」とワンパターン、最高!

ワンパターン献立「成功のカギ」

1:メインおかずこそワンパターンにする

曜日ごとにメインおかずをザックリ決めます。メインは、ご飯が進む味つけに。メインと副菜の組み合わせは和洋中混合でも気にしません。

2:家族みんなの好き嫌いにいちいち対応しない

たとえおかずが一品食べられなくても、栄養的にも満腹度的にも、大きく見れば問題なし。「大家族だと好き嫌いに構っていられません」

3:調理開始から30分以内でできることしかしない

メインを作っている間に、副菜はトースター、電子レンジなどを使ってほったらかし、もしくは買ってきた物をほぼそのまま出して完成。

にいかわさんちの「最強ワンパターン献立」

にいかわさんちの1週間ワンパターン献立を大公開!まねできるヒントが満載で~す☆

月:日もちしない魚を焼く日

週末に買い物に行くことが多いので魚は早めに消費。火曜日がゴミ収集日で、生ゴミを翌日に出せるのも◎。メインはフライパンにスライサーで薄切りにしたじゃがいもを敷き詰め、塩鮭をのせてふたをして加熱。鮭の塩けだけで味つけいらずです。フライパンで魚を焼くことも。

メイン:塩鮭とポテトのフライパン蒸し
サブ:ウインナーとしめじのオーブントースター焼き、レンジキャベツのゆかり®あえ
汁:卵スープ

★包丁いらずの副菜はあっという間にできる!

ウインナーはしめじの上でキッチンばさみでカット。塩とオリーブ油をかけてオーブントースターで焼くだけ。キャベツのゆかり®あえは手でちぎり、この日は包丁もまな板も使いません。

火:麻婆豆腐の日

「麻婆味は家族が大好きだし、ご飯が進むのでわが家では毎週登場します」とワンパターンが家族に好評。プラスする具はもやし、エリンギ、大根、白菜など白っぽくて味にくせがない物が○。具を増やせばボリュームアップして、家族5人がおなかいっぱい食べられます。

メイン:麻婆豆腐withエリンギ
サブ:大根サラダ、せん切りキャベツ
汁:なし

★汁ものは献立によっては、いりません!

「メインが麻婆豆腐など水分のあるおかずのときは、汁ものはつけません。頑張って作っても手間がかかる割におなかにたまらないし、そもそも家族が汁ものが好きなのか……疑問かも」

★スライサーに頼ればキャベツのせん切りも20秒で完成 !!

せん切りキャベツは包丁ではなくスライサーを使えば簡単。極細でふわっと仕上がります。「麻婆豆腐のたれをからめて食べるとおいしいんですよ」

水:ほったらかしの煮物の日

週半ばの疲れが出る水曜日はラクさ優先。鍋を火にかけたら、あとはほったらかしでできる物に。厚手の鍋にざく切りの白菜をすき間なく詰め、豚こまを散らして塩昆布をのせて蒸し煮に。「夫の帰宅が遅いときでも、鍋ごと火にかけて温めればいいので便利です」

メイン:白菜と豚肉のほったらかし煮
サブ:ちくわ切っただけ、刺し身こんにゃく&残ったプチトマト市販ドレッシングがけ

★買っただけ副菜は週2~3品買いたし、そのまま出す

火を通さずにそのまま食べられる物(漬けものや刺し身こんにゃく、かまぼこなど)を副菜用にストック。ワンパターン化させて、なくなったら補充。ヘビロテすれば副菜に悩みません。

木:なんか炒める日

メインおかずは冷蔵庫に残っている肉や野菜を炒めた物でOK。「家族の好きな味つけを4パターンくらいグルグル回しています。肉も鶏胸、鶏もも、豚こまなどに替えれば、だれもワンパターンだと気づきませんよ(笑)」

メイン:鶏肉と玉ねぎのキムチ炒め
サブ:12個80円のチルドシュウマイ、にんじん、さつまいも、ブロッコリー蒸しただけ
汁:わかめと豆腐のみそ汁

★道具頼みの副菜は手をかけずにランクアップ

開けたときに湯気がふわ~っと上がり、家族の「わ~っ」という歓声が。切っただけの野菜、12個80円のチルドシュウマイが、〝せいろマジック〞でごちそうに。

金:何も考えないでチヂミの日

週末に買い物に行くので、金曜日は在庫を片づける日。1食分にはたりない中途半端に残った肉や野菜がチヂミで活躍。「残り物の食材で何を作ろうか悩まないで、とにかく小麦粉と混ぜて焼けばいいんです。疲れがピークの金曜日は献立で悩みません」

メイン:ツナと残り野菜のチヂミ
サブ:買っただけコロッケ(1個20円)、切っただけオードブル(漬けもの、チーズ、ハム)
汁:トマトジュースのミネストローネ風

★市販品も盛り合わせれば満足度200%アップ

ハムや漬けものなど市販品を並べただけの〝なんちゃってオードブル〞と総菜コロッケの山盛り。副菜に悩んだら市販品が登場。盛りつけ方を少しだけ工夫すれば、りっぱな副菜に。

ちなみに土日は……

家族で餃子やホットプレートごはんなど、イベントごはんを楽しみます。材料を用意すれば、あとは食卓で家族を巻き込んで作れるのでラク。

参照:『サンキュ!』2月号「平日5日間は『ワンパターン献立』が最強です!」より。掲載している情報は19年12月現在のものです。撮影/木村文平 取材・文/村越克子 編集/サンキュ!編集部

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