日本食。うどんスープ。

【管理栄養士監修】賞味期限切れの「うどん」はいつまで食べられる?ゆで麺・生麺・冷凍に分けて解説!

2020/06/21

自宅で食べる機会も多いうどん。日ごろからうどんをストックをしておく、というご家庭も少なくないのではないでしょうか。しかし、ストックをすることでうっかり賞味期限を過ぎてしまうことも。この記事では、うどんが傷んだときの特徴や賞味期限、保存方法などについて解説していきます。

管理栄養士、食生活アドバイザー。一女のママで出張料理、料理教室、講演、栄養相談も手掛けるほか、ライターとして...

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うどんは賞味期限が過ぎても食べられる?

陶器のうどん
akiyoko/gettyimages

うどんは手軽に調理することができるため、家にストックをしておくという人もいます。しかし、ストックをしておくことで、うっかりと賞味期限を切らせてしまうこともあります。

このとき、賞味期限切れのうどんを食べても大丈夫かどうか悩んでしまう人がいます。傷んだうどんを食べてしまうと危険なため、うどんと賞味期限についての関係はしっかりと把握しておきましょう。

賞味期限と消費期限の違い

本題へ入る前に、まず賞味期限と消費期限の違いについて説明しておきます。

賞味期限とはおいしく食べられるための品質を保つことができる目安の期限です。そのため、賞味期限が過ぎてしまうと味や風味などが落ちてしまいますが、すぐに食べられなくなるわけではありません。

製品によっては賞味期限ではなく、消費期限と記載されていることもあります。これは主に傷みやすい食材に記載されていて、その製品を安全に食べられる期限を表しています。

賞味期限が過ぎて傷んだうどんの特徴

日本食。うどんスープ。
~UserGI15702993/gettyimages

賞味期限が過ぎたうどんはすぐに食べられなくなるわけではありません。しかし、うどんの保存状況によっては早く傷んでしまうこともあります。

そのため、賞味期限や消費期限はあくまでも正しい方法で保存していた場合の目安として考え、賞味期限が過ぎているのであれば、必ずそのうどんの状況を確認しましょう。

もし、傷んでいれば、うどんからはいくつかの特徴が見られるようになります。

特徴1:カビが生えている

傷んだうどんはカビが生えてしまい、変色してしまいます。また、カビによってうどんが溶けてヌメりが出てきていたり、異臭がするようになったりします。

もし、うどんを開封して変な臭いがしたり、触って糸を引くようなヌメリが出ていたり、指で簡単に押し潰せるほど溶けて柔らかくなっているなどの場合は傷んでいるので食べることは避けましょう。

特徴2:変な味がする

うどんは見た目に変化がなくても、傷んでいる場合もあります。たとえば食べたときに酸っぱく感じたり、味に違和感があった場合にはうどんが傷んでいる可能性があります。

このような場合も食べることは避けるようにしましょう。また、開封後のうどんには虫がついてしまうこともあるので注意しましょう。

【日数別】賞味期限切れのうどんはいつまで食べられる?

日本の小麦麺讃岐うどん
bonchan/gettyimages

賞味期限はおいしく食べられるための品質を保てる目安の期限なので、賞味期限が切れても、味や風味は落ちるものの、すぐに食べられなくなるわけではありません。

しかし、賞味期限は正しい方法で保存されていた場合で設定されているため、うどんの保存方法によって賞味期限は前後します。

そのため、賞味期限は少し過ぎたくらいだから大丈夫と判断せずに、必ずその状態を確認する必要があります。

賞味期限が1~3日過ぎたうどん

賞味期限が過ぎても、すぐに食べられなくなるわけではありません。そのため、うどんも1〜3日ほどであれば賞味期限が過ぎても問題なく食べることができます。

ただし、賞味期限は正しく保存していた場合を想定して設定されているため、保存状態によっては賞味期限が過ぎたばかりでも傷み始めていることもあります。そのため、調理前には必ずうどんの状態を確認しましょう。

賞味期限が1週間過ぎたうどん

乾麺や生麺、冷凍など、うどんにもいろいろな種類があり、これらはそれぞれ賞味期限の長さが異なります。乾麺や冷凍のうどんであれば1週間ほどであれば問題なく食べられることも多いです。

しかし、生麺の場合は傷みが始まっている可能性があるので注意しましょう。また、乾麺や冷凍でも保存状態が悪ければ傷むこともあるので、賞味期限が1週間も過ぎていれば慎重に状態を見極めるようにしましょう。

賞味期限が1カ月過ぎたうどん

賞味期限を1カ月も過ぎていれば、生麺タイプのうどんは食べられない状態になっていることが多いでしょう。

乾麺や冷凍タイプであれば、賞味期限を1カ月過ぎても食べられる場合もありますが、状態は慎重に判断する必要があります。また、多くのメーカーは賞味期限内に食べることや、賞味期限が切れた場合は早めに食べることをすすめているため、できれば食べることは避けましょう。

うどんの正しい保存方法

うどん
kazuhide isoe/gettyimages

賞味期限は正しい方法で保存されている場合を想定して設定されています。そのため、正しく保存ができていなければ、賞味期限を縮めてしまうこともあります。また、賞味期限が短くなってしまうことで、傷みも早くなってしまいます。

うどんのおいしさを長く保つためにも、うどんの正しい保存方法を把握しておくようにしましょう。

冷蔵で保存する

生麺タイプのうどんは常温保存ができないので冷蔵庫で保存します。生麺は多くの水分を含んでいるため、乾麺や冷凍タイプのうどんよりも賞味期限が短いです。乾麺タイプであれば水分が少ないので常温保存できるものもあります。

ただし、高温多湿のような保存環境が悪いと賞味期限内であっても、カビが発生して傷んでしまうこともあります。

冷凍で保存する

冷凍タイプのうどんは冷凍庫で保存することになります。もともと、冷凍されているので生麺タイプのうどんよりも賞味期限が長いです。ただし、冷凍庫を開け閉めしているうちに、温度変化によって味や風味が落ちてしまうことがあるので注意しましょう。

また、1度解凍したものを再び冷凍してしまうと食感が悪くなるので、冷凍うどんは使う直前に使う分だけ解凍するようにしましょう。

賞味期限切れのうどんには要注意!無理して食べないようにしよう!

日本のレストランでうどん
Slonme/gettyimages

賞味期限が過ぎたからと、すぐに食べられなくなるわけではありません。しかし、賞味期限は正しく保存できている場合を想定して設定されています。そのため、保存状況によっては賞味期限が短くなることもあります。

また、多くのメーカーは賞味期限内に食べることや、賞味期限が切れた場合は早く食べることをすすめているため、賞味期限切れのうどんを食べる際には状態をよく確認して、無理してまで食べないようにしましょう。

いろいろなうどんをつくろう

うどんは手軽に作れる定番料理の1つです。そのため、うどん料理をよくつくって食べている家庭もあります。

うどんの正しい保存方法や賞味期限について把握して、うどんのおいしい状態を長く保つことができるようになったのであれば、次はうどんを使っていろいろな料理をつくってみましょう。

うどんに特化したレシピ本もありますので、1冊でも手元に置いておくと便利でしょう。

参考サイト

 
 

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